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GUIDE / PHENYLALANINE

フェニルアラニンとは?L体・D体・DL体の違いと、純度・等級・包装・価格の選び方

研究・分析・培地調製・食品の製造に使うフェニルアラニンの異性体、純度と光学純度、特級と食品添加物、水への溶けやすさ、包装量と価格を、メーカー公式資料から整理しました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

フェニルアラニンは、研究・分析や食品の製造に使うアミノ酸です。買うときは、試験法や製造の規格が指定する異性体(L体・D体・DL体)、等級と保証項目、使い切れる包装量を先に決めます。含量と異性体の混入率は別の項目です。試薬は試験研究用なので、食品の製造には食品添加物の規格品を使います。

フェニルアラニンとは

フェニルアラニンの英名はPhenylalanineで、略号はPheです。ナカライテスクのL-フェニルアラニン26910-22は、分子量165.19、分子式C6H5CH2CH(NH2)COOHで、別名にH-Phe-OHを記載しています。プロテインケミカルは、必須アミノ酸の一種で、甘味料アスパルテームの原料でもあると紹介しています。

フェニルアラニンの比較ページでは、メーカーが自社製品として案内する試薬と食品添加物を、品番・純度・等級・包装の単位で比べられます。チロシンは別の化合物なのでチロシンの比較⁠に分け、保護アミノ酸やエステルなどの誘導体、サプリメントは含めていません。

異性体と用途で分ける

  • L体の試薬は、試験法がL-フェニルアラニンを指定する分析や、培地・試液の調製に使います。和光の161-01302や純正化学の62175-0410など、特級の規格を持つ製品を比べられます
  • L体の食品添加物は、食品の製造に使います。プロテインケミカルは、調味料・強化剤として案内しています
  • D体は、D-フェニルアラニンを指定する合成や試験で選びます。米山薬品工業の29531は、L体の混入を0.5%以下と規定しています
  • DL体は、DL-フェニルアラニンを指定する試験や合成で選びます。関東化学の32099-30は、25g包装の鹿特級です

L体のCAS RNは63-91-2、D体は673-06-3、DL体は150-30-1です。名前の似た品を取り違えないよう、発注書には品番とCAS RNを一緒に書きます。

純度と光学純度を分けて確かめる

  • 含量は、試験方法と一緒に見ます。ナカライテスクの26910-22は、非水滴定で99.0%以上です
  • 上下限で示す製品もあります。純正化学の62170-0410は98.0〜101.0%、米山薬品工業の29531は98.5〜101.0%です
  • 異性体の混入上限は、含量とは別に確かめます。ペプチド研究所の2717は、TLC単一スポットに加えてD体0.1%以下を示しています
  • 比旋光度は、異性体の確認に使えます。和光特級の161-01302は-33.4〜-35.0°、和光一級のD体168-28032は+33〜+36°⁠⁠⁠です

水への溶けやすさと試液の調製

和光の161-01302の物性情報では、水1Lに0℃で19.8g、25℃で29.6g溶け、エタノールにはほとんど溶けません。溶かす量と温度は、使う試験法に合わせて決めます。

物性情報の値は参考値で、純度などの保証値ではありません。規格として使う項目は、製品規格書で確かめます。

包装量と価格

  • ペプチド研究所の2717は、25gで2,400円と公式に表示しています。取った製品ページでは税区分を確かめられませんでした
  • 純正化学の62175-0410は、25gで2,900円(本体価格)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 関東化学の32100-30は、L体25gで3,200円(税抜)⁠で⁠す⁠。DL体の32099-30は、同じ25gで6,000円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 和光の161-01302とナカライテスクの26910-22は、25gで3,400円です。和光は希望納入価格、ナカライテスクは税抜定価です
  • 和光のD体168-28032は、25gで9,600円(税抜・希望納入価格)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • サーモフィッシャーの130310250の系列は25g・500g・2.5kgがあり、価格は見積もりです
  • 米山薬品工業の29531と29751は受注製造品です。包装量と価格の記載がないため、異性体・必要量・不純物の規格を伝えて確かめます

価格は2026年10月29日に確認した公式の表示です。異性体・等級・包装・税区分が違う製品は、金額だけで安い・高いを決めず、必要な品質条件をそろえて比べます。

保存と用途の注意

和光の161-01302と168-28032は室温、ペプチド研究所の2717はRTの保存指定です。条件が書かれていない製品は、買う品番のSDSとラベルで確かめます。

試験研究用のフェニルアラニンは、食品・サプリメントとして使う製品ではありません。和光の公式サイトも、試薬を医薬品・食品・家庭用品として使うことを認めていません。

出典は、和光の製品情報と製品規格書、ナカライテスクと製品規格書、ペプチド研究所、米山薬品工業のD体規格、純正化学、関東化学のL体・DL体、サーモフィッシャー、プロテインケミカルです。

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