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GUIDE / METHACRYLIC-ACID

メタクリル酸とは?化学式・分子量・用途と、工業用と試薬の違い・純度・価格の選び方

塗料や接着剤の原料に使うメタクリル酸(MAA)の性質と用途、工業用と特級・1級の試薬の違い、純度と水分の見方、荷姿と価格、MMAとの違い、危険性と保管方法をまとめました。

2026年11月7日更新

この記事の答え

メタクリル酸は、略号MAAで呼ぶ無色透明の液体で、塗料や接着剤、樹脂改質剤の原料に使います。業務で買う品は、工業用、特級の試薬、1級の試薬に分かれます。選ぶときは「買う量と荷姿」「純度と水分」「重合禁止剤」の3つを先に決めます。

メタクリル酸の化学式と性質

メタクリル酸の示性式はCH2:C(CH3)COOHで、分子量は86.09、CAS RNは79-41-4です。刺激臭のある液体で、水に溶けやすく、沸点は161℃、凝固点は15℃です。

比較ページには、日本の会社が自社製品として出すメタクリル酸を、区分や品番の単位で載せています。メタクリル酸メチル(MMA)⁠な⁠ど⁠のエステルとアクリル酸は載せていません。

何に使うか

  • 三菱ガス化学は、塗料、接着剤、樹脂改質剤を主な用途に出しています
  • 三菱ケミカルは、繊維処理剤、ゴム改質剤、皮革処理剤、紙加工剤も出しています
  • 試薬は、合成や試験・研究で少量を使うときに買います

3つの区分

  • 工業用は、原料として受け入れる品です。三菱ガス化学はローリー、ドラム、ISOタンク、ポリ缶の4つの荷姿を出しています
  • 特級の試薬は、試験の手順が等級を決めているときに使います。富士フイルム和光純薬と純正化学が出しています
  • 1級の試薬は、等級の指定が無い合成に使います。関東化学は500g、キシダ化学は20kgの受注製造です

純度と水分で見る所

  • 工業用の純度は、三菱ガス化学が98.0%以上、三菱ケミカルが98.5%以上です。水分は2社とも0.3%以下です
  • 三菱ケミカルは標準品質も出しており、単量体は99.9、水分は0.01です
  • 和光特級は、含量99.0%以上、水分0.1%以下、凝固点14〜17℃を決めています
  • 純正特級は、純度99.0%以上、水分0.2%以下、凝固点14.5℃以上を決めています
  • 鹿1級は純度>98.0%(T)、キシダ化学の1級は含量98%です

重合禁止剤の見方

  • 三菱ガス化学と三菱ケミカルは、MEHQ 250ppmを出しています
  • キシダ化学の1級は、安定剤のメトキノン0.01%を出しています
  • 特級の試薬2製品と関東化学は、公式ページに書いていません。重合禁止剤が工程に響くなら、見積りのときに聞きます

値段の見方

  • 500mLは、純正化学が3,600円、富士フイルム和光純薬が3,600円(希望納入価格)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 25mLは、富士フイルム和光純薬が2,400円(希望納入価格)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 関東化学は、500gで3,400円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 工業用の2社とキシダ化学は、値段を公開していません。容量と税の表示がそろわないので、比べるときは単位と税の区分までそろえます

扱うときの注意

  • 毒劇物取締法の劇物で、消防法の第4類第3石油類水溶性です
  • 液が目や皮膚につくと、失明や皮膚腐食のおそれがあります。引火点は73℃です
  • 日光と熱で重合し、凝固と融解を繰り返しても重合する可能性があります
  • 国のモデルSDSは、安定化した状態でだけ貯蔵し、換気の良い涼しい所に置くとしています
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