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GUIDE / LIQUEFIED-NATURAL-GAS

液化天然ガス(LNG)⁠と⁠は⁠?工場の燃料に使うLNGの供給の形(サテライト一式・ローリー供給・大量出荷)と⁠、成分・発熱量・設備の選び方

導管の来ていない工場で重油やLPGから切り替える液化天然ガス(LNG)⁠に⁠つ⁠い⁠て⁠、3つの供給の形、成分と発熱量、サテライト設備の大きさと点検、許可、ローリーの台数を、供給会社の公式資料をもとにまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

液化天然ガス(LNG)は⁠、天然ガスを-162℃まで冷やして液体にした燃料です。導管の来ていない工場へもローリーで運べ、構内のサテライト設備で気化してボイラーや炉に使います。供給の形は、設備まで一式で任せる形、ローリーで燃料を届ける形、船や鉄道でも大量に出せる基地から出す形の3つです。選ぶときは「設備を自社で持つか」「年に何トン使うか」「近くにどの会社の基地があるか」の3つを先に決めます。

液化天然ガス(LNG)⁠と⁠⁠⁠⁠は

LNGは、天然ガスを-162℃まで冷やして液体にしたものです。体積が約600分の1になるので、タンクローリーで運んだり、タンクにたくさんためたりできます。日本で供給されるLNGは、ほぼ全量が海外からの輸入です。

工場では、敷地の中に置いたサテライト設備(タンクと気化器)にLNGをためて気化し、天然ガスとしてボイラーや炉に送ります。

比較ページには、自社か自社グループのLNG基地から、液体のままのLNGを業務用に出している会社を載せています。ほかの会社の基地から仕入れて運ぶ販売会社、導管で届く都市ガス、タンクローリーや気化器などの設備は載せていません。

3つの供給の形

  • サテライト一式型は、LNGと一緒にサテライト設備の設計・建設・保守まで引き受けます。シーエナジー、大阪ガス、四国電力がこの形です
  • ローリー供給型は、基地で積んだLNGを工場の設備まで運びます。西部ガス、大分エル・エヌ・ジー、北海道電力がこの形です
  • 大量出荷型は、ローリーのほかに内航船や鉄道タンクコンテナでも出せる基地から出します。石油資源開発の勇払LNGプラントと相馬LNG基地がこの形です

成分と発熱量

  • 大分エル・エヌ・ジーの安全データシートでは、代表例でメタン92.4mol%、エタン4.8mol%、プロパン1.9mol%です。液の密度は-162℃で450kg/m³(代表値)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 液化する前に脱硫などの処理をするので、燃やしても硫黄酸化物やばいじんは出ません
  • 西部ガスは、ほかの燃料と比べるとき、LNGを54.41MJ/kg、LPGを50.23MJ/kg、A重油を39.10MJ/Lで換算しています
  • 成分は受け入れるLNGで変わります。成分や発熱量を公式に出していない会社には、見積もりのときに性状を聞きます

サテライト設備の大きさと点検

  • 西部ガスのモデルでは、年1,000tを使う工場はタンク80kL×1基で、場所は12m×12mです
  • 年5,000tを使う工場は、タンク100kL×2基で、場所は18m×18mです
  • 点検は、日常点検が1日3回、自主検査と保安検査が年1⁠回です。ローリーからの受け入れの立ち会いは、1回1〜1.5時間です

許可と保安

  • LNGのような高圧ガスを入れるには、高圧ガス製造所の許可を取り、製造保安責任者などを選びます
  • サテライトにかかる法律は、最終的には行政に確かめます。設備まで一式で任せる会社なら、手続きの相談もまとめてできます

運ぶ力と地域

  • シーエナジーは専用ローリーを105台持ち、太平洋側と日本海側の出荷基地から届けます
  • 西部ガスは69台のローリーと12口の出荷設備で、ひびきLNG基地から九州・中国地方へ運びます
  • 大分エル・エヌ・ジーの出荷能力は18t/h×4ポートで、13トンローリー1台の積み込みは約80分です
  • 石油資源開発の相馬LNG基地は、ローリーへの積み込みが30t/h×5レーンで、内航船は最大4,800m³級まで出せます
  • 北海道電力は、エア・ウォーターと岩谷産業の2社と組んで、北海道の工場へ届けます

値段

  • 今回並べた会社で、LNGの単価を公式に出している会社はありません
  • 使う量・場所・基地からの距離を伝えて見積もりを取ります。燃料の値段と別に、サテライト設備の費用も入れて比べます
  • 西部ガスは、ほかの燃料からLNGに切り替える場合、補助金の対象になる場合があると案内しています
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