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GUIDE / LIMONENE

リモネンとは?工業用D-リモネン・ジペンテン・試薬の種類の違いと、純度・引火点・価格の選び方

香料原料・洗浄剤・溶剤に使うリモネンの3つの種類、D体とL体の違い、ジペンテンとの違い、純度と引火点、荷姿と値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月7日更新

この記事の答え

リモネンは、オレンジなどの柑橘の精油に多く含まれる、香りのある液体のテルペンです。工業用のD-リモネン、異性体の混合物であるジペンテン、研究用の試薬に分かれます。選ぶときは「何に使うか」「純度の規格」「買う量」の3つを先に決めます。

リモネンとは

リモネンは、柑橘の精油に多く含まれるテルペンです。テルペンは、植物の精油成分から得られる化学物質の総称です。香料原料や芳香剤の原料、洗浄剤の洗浄成分、溶剤に使います。

比較ページには、日本の会社が自社の製品として案内しているリモネンとジペンテンを載せています。精油そのもの、リモネンを配合した洗浄剤の完成品は載せていません。

3つの種類

  • 工業用D-リモネン:オレンジの皮から得た精油を蒸留精製した品です。例は日本テルペン化学とヤスハラケミカルのD-リモネンです
  • ジペンテン:p-メンタジエン類の異性体が混ざった品です。例は日本テルペン化学のジペンテンTで、油性塗料の濁り防止剤と皮張り防止剤に使います
  • 試薬:規格を決めて瓶で売る研究用の品です。例は富士フイルム和光純薬、純正化学、キシダ化学です

D体とL体の違い

  • D体の(R)-(+)-リモネンは、富士フイルム和光純薬の和光一級で比旋光度が+116〜+126°⁠⁠⁠です
  • L体の(S)-(-)-リモネンは、同じ会社の和光特級で比旋光度が-118〜-128°⁠⁠⁠です
  • CAS番号は、D体が5989-27-5、L体が5989-54-8です

純度と引火点

  • 工業用は、日本テルペン化学のD-リモネンが純度93%以上で、引火点は51.0℃です
  • ジペンテンTの引火点は48.5℃です
  • 試薬の純度は、キシダ化学が95%、和光一級が95.0%以上、純正化学が96.0%以上、L体の和光特級が98.0%以上です
  • 消防法では第4類第2石油類の非水溶性液体で、指定数量は1,000Lです

荷姿と値段

  • 日本テルペン化学の工業用は、15kgの石油缶と170kgのドラム缶です。公開価格はありません
  • 和光一級は、25mLが1,800円、500mLが5,700円(税別)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 純正化学は、500mlが5,800円(本体)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • キシダ化学は、25mlが2,000円です

扱うときの注意

  • 空気と光を避けないと酸化されやすいので、栓をして涼しい所にしまいます
  • 皮膚に付くとアレルギーを起こすおそれがあるので、手袋をします
  • 水生生物への毒性が強いので、排水に流しません
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