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GUIDE / LEUCINE

ロイシンとは?L体・D体・DL体の違いと、純度・等級・包装・価格の選び方

研究・分析・培地調製・食品の製造に使うロイシンの異性体、JIS K 9054の特級と細胞培養用、純度と光学純度、水への溶けやすさ、包装量と価格を、メーカー公式資料から整理しました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

ロイシンは、研究・分析や培地、食品の製造に使う必須アミノ酸です。買うときは、試験法や製造の規格が指定する異性体(L体・D体・DL体)、等級と保証項目、使い切れる包装量を先に決めます。イソロイシンとは分子式が同じなので、品番とCAS RNで区別します。試薬は試験研究用なので、食品の製造には食品添加物の規格品を使います。

ロイシンとは

ロイシンは英語でLeucine、略してLeuと書きます。ナカライテスクのL-ロイシン20327-62は、分子量が131.17です。分子式は (CH3)2CHCH2CH(NH2)COOH と書きます。和光の124-00852の概要では、必須アミノ酸の一つで、たん白質を作るアミノ酸と説明しています。プロテインケミカルは、一日の必要量がアミノ酸の中で最大で、バリン・イソロイシンとともに分岐鎖アミノ酸(BCAA)に入ると紹介しています。

ロイシンの比較ページでは、メーカーが自社製品として案内する試薬と食品添加物を、品番・純度・等級・包装の単位で比べられます。フェニルアラニンは別の化合物なのでフェニルアラニンの比較に分け、イソロイシン、BCAAの混合品、保護アミノ酸などの誘導体、サプリメントは含めていません。

異性体と用途で分ける

  • L体の試薬は、試験法がL-ロイシンを指定する分析や、培地・試液の調製に使います。和光の124-00852や関東化学の24095-30など、JIS K 9054の特級の製品を比べられます
  • 細胞培養の培地に入れるなら、和光のCultureSure L-ロイシン(033-23715)のように、エンドトキシンや生菌数を規定した細胞培養用を選べます
  • L体の食品添加物は、食品の製造に使います。プロテインケミカルは調味料・強化剤として、日本理化学薬品は食品添加物と試薬の規格で案内しています
  • D体は、D-ロイシンを指定する合成や試験で選びます。米山薬品工業の29471は、L体の混入を0.5%以下と規定しています
  • DL体は、DL-ロイシンを指定する試験や合成で選びます。純正化学の87065-0410は、25g包装の純正特級です

L体のCAS RNは61-90-5、D体は328-38-1、DL体は328-39-2です。L-イソロイシンは同じ分子式C6H13NO2で、CAS RNは73-32-5です。名前の似た品を取り違えないよう、発注書には品番とCAS RNを一緒に書きます。

JIS K 9054と純度の見方

  • L-ロイシンの試薬の規格は、JIS K 9054です。和光の124-00852はJIS K 9054特級に適合し、製品規格書はJIS K 9054:2020に沿っています
  • 含量は、試験方法と一緒に見ます。ナカライテスクの20327-62は、非水滴定で99.0%以上です
  • 上下限で示す製品もあります。米山薬品工業の29471と29691は、どちらも98.5〜101.0%です
  • 異性体の混入上限は、含量とは別に確かめます。ペプチド研究所の2713はD体0.1%以下、D体の2806はL体0.1%以下を示しています
  • 比旋光度は、異性体の確認に使えます。和光の124-00852は+14.7〜+16.0°、ナカライテスクのD体20325-11は-14.3〜-16.5°⁠⁠⁠です

水への溶けやすさと試液の調製

和光の124-00852の物性情報では、ぎ酸に溶けやすく、水にやや溶けにくく、エタノール(99.5)に極めて溶けにくいと書かれています。ナカライテスクの20327-62は、水・薄い塩酸・薄い水酸化ナトリウム水溶液に溶けると示しています。溶かす量と溶媒は、使う試験法に合わせて決めます。

物性情報の値は参考値で、純度などの保証値ではありません。規格として使う項目は、製品規格書で確かめます。

包装量と価格

  • 純正化学の87070-0310は、25gで2,000円(本体価格)⁠で⁠す⁠。1kgの87070-1650は37,800円(本体価格)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • ペプチド研究所の2713は、25gで2,500円、500gで14,000円と公式に表示しています。取った製品ページでは税区分を確かめられませんでした
  • ナカライテスクの20327-62は、25gで2,800円(税抜定価)⁠で⁠す⁠。500gの20327-75は18,700円(税抜定価)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 和光の124-00852は、25gで3,200円(希望納入価格・本体価格)で⁠す⁠。500gの128-00855は29,300円です
  • 関東化学の24095-30は、25gで3,600円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • D体は、関東化学の24097-60が1gで2,700円(税抜)、ナカライテスクの20325-11が1gで3,500円(税抜定価)、ペプチド研究所の2806が25gで9,000円です
  • サーモフィッシャーの172130250は25gのDL体で、価格は見積もりです
  • 米山薬品工業の29471と29691は受注製造品です。包装量と価格の記載がないため、異性体・必要量・不純物の規格を伝えて確かめます

価格は2026年10月29日に確認した公式の表示です。異性体・等級・包装・税区分が違う製品は、金額だけで安い・高いを決めず、必要な品質条件をそろえて比べます。

保存と用途の注意

和光の124-00852と033-23715は室温、ペプチド研究所の2713と2806はRTの保存指定です。条件が書かれていない製品は、買う品番のSDSとラベルで確かめます。

試験研究用のロイシンは、食品・サプリメントとして使う製品ではありません。和光の公式サイトも、試薬を医薬品・食品・家庭用品として使うことを認めていません。

出典は、和光の製品情報と製品規格書、CultureSure L-ロイシン、ナカライテスクと製品規格書、ペプチド研究所、米山薬品工業のD体規格、純正化学、関東化学のL体・D体、サーモフィッシャー、プロテインケミカル、日本理化学薬品です。

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