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GUIDE / JUNKATSU-TORYO

潤滑塗料(乾性被膜潤滑剤)⁠と⁠は⁠?二硫化モリブデン系・フッ素樹脂系・高温用の種類と、硬化条件・使用温度の選び方

ボルト・摺動部・金型の焼付きを防ぎ摩擦を下げる潤滑塗料(乾性被膜潤滑剤・ドライフィルム)の3つの種類、グリースや潤滑スプレーとの違い、硬化条件・使用温度・荷姿の見方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

潤滑塗料は、固体潤滑剤を樹脂で固めて、部品の表面に乾いた潤滑の膜を作る塗料です。乾性被膜潤滑剤・ドライフィルムとも呼びます。入れる固体潤滑剤で、二硫化モリブデン系・フッ素樹脂系・高温用に分かれます。選ぶときは「どんな荷重か」「何℃まで熱を受けるか」「焼き付けられるか」の3つを先に決めます。

潤滑塗料とは

潤滑塗料は、二硫化モリブデンやPTFE、グラファイトなどの固体潤滑剤を樹脂に混ぜた塗料です。塗料と同じように、常温か加熱で乾かして膜にします。オキツモの解説では、乾式潤滑被膜とも呼ばれ、油が使えない真空や高温の所、ベタつきを嫌う部品に使われます。

比較ページには、日本の会社が自社で作る潤滑塗料を、各社2製品まで載せています。

3つの種類

  • 二硫化モリブデン系は、重い荷重に強く、焼付きとかじりを防ぎます。例はダイゾーのDM-100とDM-110です
  • フッ素樹脂系は、摩擦が低く、汚れが付きにくい膜です。例は住鉱潤滑剤のドライコート2510と、オキツモのNTB3302です
  • 高温用は、グラファイトや窒化硼素で熱に強い膜を作ります。例は住鉱潤滑剤のスミコーGSNコート10と、オキツモのNTB3702です

グリース・潤滑スプレーとの違い

  • グリースは乾かない半固体で、潤滑塗料は乾いた膜になります。ベタつかず、ほこりを抱き込みにくくなります
  • エアゾールで吹くだけの品は、潤滑スプレーの比較にまとめています。ここでは缶やペールで買う液を比べています

硬化条件

  • ダイゾーのDM-100は、室温で24時間置いて固めます
  • ダイゾーのDM-110は、室温で2時間で固まります
  • オキツモのサーモルーブは、低温で焼き付けて膜にします
  • 住鉱潤滑剤のドライフィルムは、常温か加熱で乾かします

使用温度

  • オキツモのNTB3302は、耐熱230℃です
  • 住鉱潤滑剤のスミコーGSNコート10は、600℃以下で使います
  • オキツモのNTB3702は、耐熱800℃です

荷姿と値段

  • ダイゾーのDM-100は、1kg×6缶・4kg×4缶・14kg×1缶です
  • 住鉱潤滑剤のスミコーGSNコート10は、4kg×2と20kgです
  • オキツモのサーモルーブは、溶剤系が4kg・16kg、水系が1kg・10kgです
  • 値段を公式に出している製品はありません。荷姿を決めて見積もりを取ります
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