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GUIDE / GLYCYRRHIZIC-ACID

グリチルリチン酸とは?原料・試薬・標準品の規格と選び方

甘草に含まれるグリチルリチン酸を、製造用の原料・研究用試薬・分析用標準品に分け、遊離酸とジカリウム塩・アンモニウム塩の違い、外原規、純度の測り方、荷姿と価格をメーカー公式資料で整理しました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

グリチルリチン酸は、甘草(カンゾウ)の根に含まれる成分です。選ぶ順は「使い道に合う規格(外原規・社内規・局方試験用・研究用)」「遊離酸か塩か」「純度の測り方と包装量」で⁠す⁠。研究用試薬は、食品・医薬品・化粧品の原料には使いません。

グリチルリチン酸とは

グリチルリチン酸は、生薬カンゾウ・シャカカンゾウに含まれる成分で、グリチルリチン・グリシルリジン酸とも呼びます。医薬品・医薬部外品・化粧品の原料として作られるほか、生薬の確認試験や食品の分析で、ものさしになる標準品としても使います。

グリチルリチン酸の比較ページは、自社で製造する原料メーカーと試薬メーカーの自社ブランド品を、品番単位で載せています。カンゾウエキスや甘味料のような抽出物、グリチルレチン酸などの誘導体、医薬品・化粧品の完成品は対象外です。

規格で分ける3つの種類

  • 製造用の原料は、kg単位で買う品です。アルプス薬品工業のグリチルリチン酸Sは社内規で、JMFの登録番号を公開しています
  • 化粧品・医薬部外品には、外原規(医薬部外品原料規格)の品を使います。丸善製薬・常磐植物化学研究所・アルプス薬品工業が外原規の品を出しています
  • 研究用試薬は、mg〜g単位で使う品です。ナカライテスクの17217-44はナカライ規格特級で、MCEやSelleckは研究専用の自社グループ品です
  • 分析用標準品は、試験法が指定する品を選びます。和光の070-05161は日局の確認試験用、070-06021はHPLC用、関東化学の17614-92は食品分析用です

遊離酸と塩の違い

  • 遊離酸は、塩にしていないグリチルリチン酸で、CAS番号は1405-86-3です
  • ジカリウム塩は、CAS番号が68797-35-3で、化粧品表示名称はグリチルリチン酸2Kです
  • アンモニウム塩は、CAS番号が53956-04-0で、化粧品表示名称はグリチルリチン酸アンモニウムです
  • 常磐植物化学研究所は、遊離酸のグリチノン特級と、アンモニウム塩・ジカリウム塩の品目を外原規で並べています。処方で使う形を先に決め、表示名称まで照らします

純度の読み方

  • 和光の070-06021と070-05161は、HPLCで規格含量98.0%以上です
  • ナカライの17217-44は、乾燥物換算で98.0%以上をUVで測っています。常磐の2400208は、HPLCで98%以上です
  • 関東化学の17614-92は、アンモニウム塩の標準品で、純度は85.0%超です。遊離酸の標準品とは換算して使います
  • MCEのHY-N0184の99.84%と、SelleckのS2302の99.73%は、ページに載っている掲載値です。全ロットの保証値とは読み替えません

食品と医薬品での区分

  • 食品添加物では、グリチルリチン酸二ナトリウムが指定添加物です。カンゾウ抽出物は、グリチルリチン酸を主成分とする既存添加物です
  • 生薬カンゾウの定量法は、日局17で変わりました。使う版の試験法に合う標準品を選びます
  • 研究用試薬は、和光の注意書きのとおり、医薬品・食品・家庭用品には使えません。効き目の表現は、製品ごとの承認・届出の範囲で書きます

包装量と価格

  • 原料では、アルプス薬品工業のグリチルリチン酸Sが10kg、ジカリウム塩が5kgと10kgの標準梱包です。丸善製薬と常磐植物化学研究所は、荷姿と価格を見積もりで確かめます
  • 税抜の価格は、和光の070-06021が100mgで41,600円、070-05161が20mgで15,000円です
  • ナカライの17217-44は5gで5,010円、関東化学の17614-92は100mgで5,600円で、どちらも税抜です
  • SelleckのS2302は、10mgが22,000円、100mgが70,500円で、どちらも税別です。包装量と規格が違うので、1gあたりだけで比べません

仕様・価格の確認日は2026-10-29です。出典は比較ページの出典欄⁠にまとめています。

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