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GUIDE / EPICHLOROHYDRIN

エピクロロヒドリンとは?特級・一級・標準原液・工業品の違いと用途、純度・水分・価格の選び方

エポキシ樹脂・合成グリセリン・エピクロルヒドリンゴムなどの原料や、有機合成・水質分析に使うエピクロロヒドリン(クロロメチルオキシラン)の用途、特級と一級の違い、規格書で見る項目、法規制、容量と値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月30日更新

この記事の答え

エピクロロヒドリンは、エポキシ樹脂や合成グリセリンの原料に使う、塩素を持つエポキシ化合物です。試薬ではクロロメチルオキシランの名前で売っていて、同じ物質です。選ぶときは「合成に使うのか分析に使うのか」「試験法が等級を指定しているか」「どれくらいの量を使うか」の3つを先に決めます。劇物でがん原性物質なので、しまう場所と作業の記録も先に決めておきます。

エピクロロヒドリンとは

エピクロロヒドリンは、分子式C3H5ClO、分子量92.52の液体です。化学名は2-(クロロメチル)オキシランで、別名に1-クロロ-2,3-エポキシプロパンがあります。厚生労働省の職場のあんぜんサイトは、推奨用途にエポキシ樹脂・メタクリル酸2,3-エポキシプロピル・合成グリセリンと、エピクロルヒドリンゴム・医薬・界面活性剤の合成原料を載せています。

比較ページには、日本の会社が自社で作るエピクロロヒドリンを、品番の単位で載せています。海外ブランドの輸入品、商社が売る製品、光学活性体や標識した品は載せていません。エピクロロヒドリンから作ったエポキシ樹脂は、別の比較ページで扱います。

4つの種類

  • 試薬特級は、規格の項目が多い試薬です。和光特級の056-00166、関東化学の鹿特級14004-00、純正化学の純正特級28575-0430があります
  • 一級・EPは、量を使う合成に向いた試薬です。純正化学の純正一級28575-1230、国産化学のK-EP、米山薬品工業のEP01400があります
  • 水質試験用の標準原液は、検量線を引くための液です。関東化学の14635-96があります
  • 工業品は、化学メーカーが工場で作る原料です。大阪ソーダが1971年から作っています

特級と一級の違い

  • 純正化学の純正特級は、純度99.0%以上、不揮発物0.01%以下です
  • 純正化学の純正一級は、純度98.0%以上、不揮発物0.03%以下です
  • 500mlの値段は、純正特級が2,700円、純正一級が2,400円です
  • 米山薬品工業のEPは、一級でも純度99.0%以上なので、等級の名前だけでなく規格書の数字で比べます

規格書で見る項目

  • 和光特級は、含量99.0%以上、水分0.1%以下で、密度と屈折率の範囲まで決めています
  • 関東化学の鹿特級は、GCで純度99.0%超です
  • 純正化学の規格書は、密度1.176〜1.186g/mLの範囲を決めています
  • 国産化学は、試薬の一覧に純度などの規格値が無いので、規格書を取り寄せて確かめます

法規制

  • エピクロロヒドリンは、毒劇法の劇物です
  • 消防法では、危険物第4類第二石油類(非水溶性液体)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 労働安全衛生規則のがん原性物質で、作業記録などを30年残します
  • 八時間濃度基準値は0.5ppmで、IARCはグループ2Aに分類しています
  • 化管法(PRTR法)の第一種指定化学物質で、化審法の優先評価化学物質です

容量と値段

  • 特級の500mLは、和光特級と純正特級が2,700円、関東化学の鹿特級が5,400円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 少量は、和光特級の25mLが1,700円、純正特級の25mlが1,400円です
  • 純正一級には1kgがあり、値段は3,800円です
  • 水質試験用の標準原液は、関東化学の2mL×5本が9,400円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 米山薬品工業の20kgと大阪ソーダの工業品は、見積もりか問い合わせです
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