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GUIDE / ELISA-KIT

ELISAキットとは?サンドイッチ法と競合法の違いと、測定対象・検体量・測定範囲・価格の選び方

血清・尿・培養液の中のホルモンやタンパク質を測る研究用ELISAキットの2つの測定法、検体量、測定範囲、反応時間、価格の見方を、国内メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月6日更新

この記事の答え

ELISAキットは、抗体と酵素の発色を使って、検体の中の特定の物質の量を測る試薬のセットです。EIAキットとも呼びます。測り方で、2つの抗体で挟むサンドイッチ法と、抗体を取り合う競合法に分かれます。選ぶときは「何を測るか」「動物種は何か」「検体はどれだけ取れるか」の3つを先に決めます。

ELISAキットとは

ELISAキットは、プレートに付けた抗体や抗原と、酵素で標識した抗体を使い、発色の濃さから物質の量を測るキットです。研究室で、血清・血漿・尿・培養液の中のホルモンやタンパク質を測るときに使います。

比較ページには、日本の会社が自社で作る研究用のキットを品番の単位で載せています。輸入販売の海外ブランド品、診断薬、食品検査用のキット、プレートリーダーは載せていません。

2つの測定法

  • サンドイッチ法:2つの抗体で測る物を挟みます。測る物が多いほど色が濃くなります。例は森永生科学研究所のM1103、矢内原研究所のYK091、免疫生物研究所の27266です
  • 競合法:測る物と標識した物などが抗体を取り合います。測る物が多いほど色が薄くなります。例は矢内原研究所のYK240、日本老化制御研究所のKOG-200S/Eです

検体量の見方

  • 森永生科学研究所のM1103とM1104は、5μLで測れます
  • 和光のラットアルブミン293-92501も、5μLです
  • 矢内原研究所のYK240とYK091は、10μLです
  • タカラバイオのMK101は、20μLです
  • マウスのように採血量が少ない実験では、検体量を先に見ます

測定範囲の見方

  • 測定範囲は、キットが正しく読める濃度の幅です。濃い検体は薄めて測り直します
  • 日本老化制御研究所のKOG-200S/Eは、0.5〜200ng/mLです
  • 高感度のKOG-HS10/Eは、0.125〜10ng/mLです
  • 和光のラットインスリン293-90301は、39〜2,500pg/mLです
  • 単位がpg/mL・ng/mL・pmol/Lと違うので、そろえてから比べます

反応時間

  • 和光の293-92501は、約140分です
  • 矢内原研究所のYK240は、2.5時間です
  • タカラバイオのMK101は、3時間30分です
  • 矢内原研究所のYK091は4℃で18〜20時間、KOG-HS10/Eは4℃で一晩反応させます。前の日に仕込みます

値段

  • 公式に出ている値段は、森永生科学研究所のM1103が65,000円(税抜)、日本老化制御研究所のKOG-200S/Eが88,000円(税込)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • MBLのCY-8079は113,200円(税別)、タカラバイオのMK101は145,000円(税別)、免疫生物研究所の27266は146,000円です
  • 税の書き方が会社ごとに違います。比べるときは、見積もりで税込にそろえます

買う前に確かめること

  • 測りたい動物種に使えるか。公式の交差性と検体の記載を見ます
  • 血清・血漿・尿・培養液のどれが使えるか
  • プレートリーダーとマイクロピペットが手元にあるか
  • 研究用のキットは診断には使えません
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