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GUIDE / DOJO-SHODOKUZAI

土壌消毒剤とは?クロルピクリン・D-D・ダゾメットの種類と違い、液剤・錠剤・テープ・微粒剤の選び方

畑やハウスで植え付けの前に使う土壌消毒剤(土壌くん蒸剤)の種類と違い、クロルピクリンの濃度、D-Dとの混合剤、ダゾメットの微粒剤、くん蒸期間と土の水分、しまい方を、製造する会社の公式資料をもとにまとめました。

2026年11月5日更新

この記事の答え

土壌消毒剤は、作物を植える前の土に入れ、土の中でガスを行き渡らせて病原菌・センチュウ類・雑草の種子を抑える農薬です。土壌くん蒸剤とも呼びます。成分はクロルピクリン・D-D・ダゾメットが中心で、土への入れ方で、注入する液剤・置く錠剤やテープ・灌水チューブで流す製剤・まいて混ぜる微粒剤に分かれます。選ぶときは「抑えたい相手」「処理の道具」「畑かハウスか」の3つを先に決めます。

土壌消毒剤とは

土壌消毒剤は、連作で増えた土壌病害やセンチュウ類を、植え付けの前に減らすための農薬です。土の中でガスになって広がるので、処理のあとはポリエチレン等で表面を被覆して、ガスを土に閉じこめます。

比較ページには、日本の会社が自社で製造し、または自社の農薬登録で売る土壌くん蒸剤を、各社の代表の製品の単位で載せています。家庭園芸専用の品、販売店が売る他社の品、粒剤の殺線虫剤は載せていません。

成分の違い

  • クロルピクリンは、土の中の病害虫・センチュウ類・一年生雑草をまとめて抑えます。1948年にタバコで実用化された成分です
  • D-D(1,3-ジクロロプロペン)は、センチュウ類の防除で使う成分です。三井ソイリーンは、クロルピクリン41.5%とD-D54.5%を混ぜています
  • ダゾメットは、土の水分で分解してガスになる成分です。ガスタード微粒剤は、ダゾメットを96.5%含みます

4つの処理のしかた

  • 液剤を注入する型は、土壌消毒機で土に注入します。例は南海クロールピクリン、カヤククロールピクリン、三井ソイリーンです
  • 錠剤・テープを置く型は、注入の機械を使いません。例はクロルピクリン錠剤とクロピクテープです
  • 灌水チューブで流す型は、被覆したあとに処理用の水に混ぜて流します。例はクロピクフローです
  • 微粒剤をまいて混ぜる型は、散布して土と混ぜます。例はガスタード微粒剤です

クロルピクリンの濃度

  • 南海クロールピクリンとカヤククロールピクリンは、99.5%の高濃度です
  • クロピクフローは80.0%、クロルピクリン錠剤は70.0%、クロピクテープは55.0%です
  • 使う量は製品ごとに登録で決まっています。ラベルの量を守ります

くん蒸の期間と土の水分

  • 三井化学クロップ&ライフソリューションの資料では、平均地温25〜30℃で約10日、7〜10℃で20〜30日おきます
  • 土の水分は、土を握ってはなすと割れ目ができる程度にします。多すぎると土の塊の中までガスが届きません
  • 圃場では、30cm×30cmの間隔で深さ約15cmに注入し、すぐに覆土して被覆します
  • 消石灰などアルカリ性肥料は、注入の10日以上前に入れます

しまい方と扱い

  • クロルピクリン剤は医薬用外劇物です。外包装を開けるときと処理のときは、防護マスクと保護眼鏡を着けます
  • 三井ソイリーンは、消防法の第4類第2石油類です
  • ガスタード微粒剤は劇物ですが、消防法の危険物には当たりません
  • 有効年限は、カヤククロールピクリンとガスタード微粒剤が5年、クロピクフローと三井ソイリーンが3年、クロピクテープが2年です
  • クロルピクリンはカーバム剤と化学反応で発熱するので、混ぜて使いません

値段

  • 今回確かめた公式資料には、どの製品も値段の記載がありません
  • 包装は、カヤククロールピクリンが16.5kg×1缶、クロピクフローが15L×1缶、ガスタード微粒剤が5kg×4袋などです
  • 製品名と容量を伝えて、JAや農薬販売店に見積もりを取ります
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