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リチウムイオン電池・電気二重層キャパシタ・アルミ電解コンデンサの電解液や、その電解質・添加剤を選ぶ、開発・生産技術・購買の担当の方へ

電解液(電池・キャパシタ用)のメーカー8社比較【2026年】

電解液は、電池やキャパシタの中で、
電極のあいだにイオンを運ぶ液です。

ABOUT

電解液とは

比較表を見る ↓

電解液とは、電池やキャパシタの中で、電極のあいだにイオンを運ぶ液です。
有機溶媒にリチウム塩などの電解質を溶かし、
添加剤で性能を合わせます。
英語ではエレクトロライトと呼びます。

製品の特長

  • 使う先で中身が違う(電池用・キャパシタ用・コンデンサ用)
  • 添加剤で性能を合わせる(出力・高電圧・寿命・燃えにくさ)
  • 水分と不純物を嫌う(低水分・高純度の品をそろえる)

使うメリット

  • 電池の出力と寿命が変わる(添加剤で電極を守る)
  • 高電圧でもガスが出にくい(三菱ケミカルのソルライト)
  • 低温でも出力を保てる(LiFSIを使う)

選ぶときに注意すること

  1. 配合は電池ごとに違う。組成と規格は規格書で確かめる
  2. 消防法の対象になる品がある。SDSを見てからしまう
  3. 直射日光・湿気・高温を避けてしまっておく
  4. LiPF6は熱で分解する。融点の165〜175℃で分解が始まる
  5. コンデンサ用は決まった用途だけに使う

※成分・物性・荷姿は各メーカーの公式の製品ページによる。値段を公開しているメーカーは無く、どれも問い合わせ。

LIST

電解液の比較表

電解液(電池・キャパシタ用)11製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

リチウムイオン電池用電解液

3製品
セントラル硝子株式会社リチウムイオン電池用電解液電気自動車・定置用蓄電池の電池口コミを書く要見積

電解質と添加剤を自社で開発し、電池メーカーごとに配合を変えて作る電解液です。日本・韓国・中国・チェコで作り、20L・200LのSUSキャニスターからISOコンテナまでで届けます。主原料のLiPF6は、粉にせず液のまま作る濃縮液を使います。

種類
リチウムイオン電池用電解液
用途
リチウムイオン電池、ユーザーごとに配合を設計
成分
自社開発の電解質と添加剤
荷姿
ISOコンテナ、20L・200L SUSキャニスター、1㎥SUSコンテナ
製造拠点
日本・韓国・中国・チェコ
特長
LiPF6を粉にせず液のまま作る濃縮液
記載なし
主な物性・外観
公式ページへ詳細・仕様
富山薬品工業株式会社リチウムイオン電池用電解液 LIPASTE試作の1kgから量産の1000kgまで口コミを書く要見積

キャパシタ用の高純度薬品を専門に作る会社の、低水分・高純度のリチウムイオン電池用電解液です。荷姿は1kgから1000kgまであり、試作の小分けから量産のコンテナまで同じ品で通せます。20kg以上は金属のキャニスターで届きます。

種類
リチウムイオン電池用電解液
用途
リチウムイオン二次電池
主な物性
高純度、低水分
荷姿
1kg・20kg・200kg・1000kg
特長
1kgはガラス瓶や金属容器、20kg以上はキャニスター
記載なし
成分・外観・製造拠点
公式ページへ詳細・仕様
三菱ケミカル株式会社リチウムイオン電池用電解液 ソルライト高電圧で使う電池口コミを書く要見積

添加剤で電極を守り、高電圧で使ってもガスが出にくく容量が落ちにくい電解液です。高電圧のサイクル試験で差が出ます。製造と販売は三菱ケミカルグループのMUアイオニックソリューションズが受け持ちます。

種類
リチウムイオン電池用電解液
用途
リチウムイオン二次電池・一次電池、アルミ電解コンデンサ
成分
エチレンカーボネートなどの有機溶媒、LiPF6などのリチウム塩
主な物性
低温で高出力、高温での安全性を改良
特長
添加剤で高電圧下のガス発生を抑える
記載なし
外観・荷姿・製造拠点
公式ページへ詳細・仕様

キャパシタ・コンデンサ用電解液

4製品
大塚化学株式会社EDLC用電解液 Q-CHARGE SAE1000EDLCの抵抗を下げたい口コミを書く要見積

溶けやすい電解質を1.5mol/Lまで入れた、電気二重層キャパシタ用の電解液です。25℃の電気伝導率は15〜16mS/cmで、水分は30ppm以下に抑えています。自社の評価設備でキャパシタに組んで性能を確かめています。

種類
キャパシタ・コンデンサ用電解液
用途
電気二重層キャパシタ
成分
電解質の濃度1.5mol/L
主な物性
電気伝導率15〜16mS/cm、水分30ppm以下
外観
無色から薄い黄色の液体
特長
重金属1.0ppm以下
記載なし
荷姿・製造拠点
公式ページへ詳細・仕様
三洋化成工業株式会社コンデンサ用電解液 サンエレック CP-150低インピーダンスのコンデンサ口コミを書く要見積

アミジン系の電解質を濃くして、同社の従来品より電気伝導率を約8%上げた電解液です。30℃で14.2mS/cmあり、温度で伝導率が変わりにくいので広い温度で使えます。塩素イオンや鉄イオンをほとんど含みません。

種類
キャパシタ・コンデンサ用電解液
用途
アルミ電解コンデンサ
成分
アミジン塩系の電解質、高沸点の有機溶剤
主な物性
電気伝導率14.2mS/cm、30℃
製造拠点
名古屋工場
特長
従来のアミジン系より電気伝導率が約8%高い
記載なし
外観・荷姿
公式ページへ詳細・仕様
三洋化成工業株式会社コンデンサ用電解液 サンエレック GS-60高温で長く使うコンデンサ口コミを書く要見積

溶質を濃くして、高温でも封口ゴムから抜けにくくしたアミジン系の電解液です。30℃の電気伝導率は10.7mS/cmです。コンデンサの寿命を延ばしたいときに使います。

種類
キャパシタ・コンデンサ用電解液
用途
アルミ電解コンデンサ
成分
アミジン化合物の電解質、高沸点の有機物の溶媒
主な物性
電気伝導率10.7mS/cm、30℃
製造拠点
名古屋工場
特長
高温で封口ゴムから蒸散しにくい
記載なし
外観・荷姿
公式ページへ詳細・仕様
富山薬品工業株式会社アルミ電解コンデンサ用電解液 CAPASTEアルミ電解コンデンサの量産口コミを書く要見積

金属の不純物とハロゲンを減らした、アルミ電解コンデンサ用の電解液です。荷姿は20kgと200kgで、ポリ缶・ポリエチレンのドラム・ISOコンテナで届きます。キャパシタ用の高純度薬品を専門に作る会社の品です。

種類
キャパシタ・コンデンサ用電解液
用途
アルミ電解コンデンサ
主な物性
金属不純物とハロゲンを減らした品
外観
澄んだ液体
荷姿
20kg・200kg、ポリ缶・ドラム・ISOコンテナ
記載なし
成分・製造拠点・特長
公式ページへ詳細・仕様

電解質・添加剤(電解液の原料)

4製品
関東電化工業株式会社添加剤 ジフルオロリン酸リチウム LiPO2F2電解液に少し加える添加剤口コミを書く要見積

電解液に少量加えて使う、リチウム塩の添加剤です。融点は340℃で、熱に強い白い粉の結晶です。電池用の電解質と同じく日本国内で作っています。

種類
電解質・添加剤(電解液の原料)
用途
リチウムイオン二次電池の添加剤
成分
LiPO2F2、分子量107.91
主な物性
融点340℃
外観
白色の粉末結晶
製造拠点
日本国内
記載なし
荷姿・特長
公式ページへ詳細・仕様
関東電化工業株式会社電解質 六フッ化リン酸リチウム LiPF6電解液を自社で調合する口コミを書く要見積

電解液の主な電解質になるLiPF6を、日本国内で作っています。電解液メーカーや電池メーカーが、溶媒に溶かして使う白い粉の結晶です。公式は、電池用の電解質と添加剤を国内で作る唯一のメーカーとしています。

種類
電解質・添加剤(電解液の原料)
用途
リチウムイオン二次電池の電解質
成分
LiPF6、分子量151.91
主な物性
融点165〜175℃、分解する
外観
白色の粉末結晶
製造拠点
日本国内
記載なし
荷姿・特長
公式ページへ詳細・仕様
ダイキン工業株式会社電解液添加剤 フッ素化エーテル D2シリコン系負極の電池口コミを書く要見積

引火点が無いフッ素化エーテルで、電解液に混ぜると燃えにくく、酸化にも強くなります。シリコン系負極の膨張と収縮で落ちる容量を抑えます。よく使われるFECと比べてガスが出にくい点が違います。

種類
電解質・添加剤(電解液の原料)
用途
リチウムイオン電池の電解液の溶媒・添加剤
成分
フッ素化エーテル
主な物性
引火点なし、耐酸化性が高い
特長
シリコン系負極の電池の寿命を延ばす
記載なし
外観・荷姿・製造拠点
公式ページへ詳細・仕様
株式会社日本触媒電解質 イオネル LF-101低温でも出力を落としたくない電池口コミを書く要見積

電解質の主塩や添加剤として使うLiFSIで、純度は99.9%以上です。低温での放電と入出力が良くなり、抵抗も下がります。日本の生産能力は300トン/年です。

種類
電解質・添加剤(電解液の原料)
用途
リチウムイオン二次電池の主電解質・添加剤
成分
LiFSI、分子量187g/mol
主な物性
純度99.9%以上、融点140℃
外観
白色の粉末
製造拠点
日本、生産能力300トン/年
特長
低温の放電と入出力を良くする
記載なし
荷姿
公式ページへ詳細・仕様

リチウムイオン電池用電解液3製品

セントラル硝子株式会社

リチウムイオン電池用電解液

電気自動車・定置用蓄電池の電池

電解質と添加剤を自社で開発し、電池メーカーごとに配合を変えて作る電解液です。日本・韓国・中国・チェコで作り、20L・200LのSUSキャニスターからISOコンテナまでで届けます。主原料のLiPF6は、粉にせず液のまま作る濃縮液を使います。

コスト要見積

種類
リチウムイオン電池用電解液
用途
リチウムイオン電池、ユーザーごとに配合を設計
成分
自社開発の電解質と添加剤
荷姿
ISOコンテナ、20L・200L SUSキャニスター、1㎥SUSコンテナ
製造拠点
日本・韓国・中国・チェコ
特長
LiPF6を粉にせず液のまま作る濃縮液
記載なし
主な物性・外観
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富山薬品工業株式会社

リチウムイオン電池用電解液 LIPASTE

試作の1kgから量産の1000kgまで

キャパシタ用の高純度薬品を専門に作る会社の、低水分・高純度のリチウムイオン電池用電解液です。荷姿は1kgから1000kgまであり、試作の小分けから量産のコンテナまで同じ品で通せます。20kg以上は金属のキャニスターで届きます。

コスト要見積

種類
リチウムイオン電池用電解液
用途
リチウムイオン二次電池
主な物性
高純度、低水分
荷姿
1kg・20kg・200kg・1000kg
特長
1kgはガラス瓶や金属容器、20kg以上はキャニスター
記載なし
成分・外観・製造拠点
公式ページへ
三菱ケミカル株式会社

リチウムイオン電池用電解液 ソルライト

高電圧で使う電池

添加剤で電極を守り、高電圧で使ってもガスが出にくく容量が落ちにくい電解液です。高電圧のサイクル試験で差が出ます。製造と販売は三菱ケミカルグループのMUアイオニックソリューションズが受け持ちます。

コスト要見積

種類
リチウムイオン電池用電解液
用途
リチウムイオン二次電池・一次電池、アルミ電解コンデンサ
成分
エチレンカーボネートなどの有機溶媒、LiPF6などのリチウム塩
主な物性
低温で高出力、高温での安全性を改良
特長
添加剤で高電圧下のガス発生を抑える
記載なし
外観・荷姿・製造拠点
公式ページへ

キャパシタ・コンデンサ用電解液4製品

大塚化学株式会社

EDLC用電解液 Q-CHARGE SAE1000

EDLCの抵抗を下げたい

溶けやすい電解質を1.5mol/Lまで入れた、電気二重層キャパシタ用の電解液です。25℃の電気伝導率は15〜16mS/cmで、水分は30ppm以下に抑えています。自社の評価設備でキャパシタに組んで性能を確かめています。

コスト要見積

種類
キャパシタ・コンデンサ用電解液
用途
電気二重層キャパシタ
成分
電解質の濃度1.5mol/L
主な物性
電気伝導率15〜16mS/cm、水分30ppm以下
外観
無色から薄い黄色の液体
特長
重金属1.0ppm以下
記載なし
荷姿・製造拠点
公式ページへ
三洋化成工業株式会社

コンデンサ用電解液 サンエレック CP-150

低インピーダンスのコンデンサ

アミジン系の電解質を濃くして、同社の従来品より電気伝導率を約8%上げた電解液です。30℃で14.2mS/cmあり、温度で伝導率が変わりにくいので広い温度で使えます。塩素イオンや鉄イオンをほとんど含みません。

コスト要見積

種類
キャパシタ・コンデンサ用電解液
用途
アルミ電解コンデンサ
成分
アミジン塩系の電解質、高沸点の有機溶剤
主な物性
電気伝導率14.2mS/cm、30℃
製造拠点
名古屋工場
特長
従来のアミジン系より電気伝導率が約8%高い
記載なし
外観・荷姿
公式ページへ
三洋化成工業株式会社

コンデンサ用電解液 サンエレック GS-60

高温で長く使うコンデンサ

溶質を濃くして、高温でも封口ゴムから抜けにくくしたアミジン系の電解液です。30℃の電気伝導率は10.7mS/cmです。コンデンサの寿命を延ばしたいときに使います。

コスト要見積

種類
キャパシタ・コンデンサ用電解液
用途
アルミ電解コンデンサ
成分
アミジン化合物の電解質、高沸点の有機物の溶媒
主な物性
電気伝導率10.7mS/cm、30℃
製造拠点
名古屋工場
特長
高温で封口ゴムから蒸散しにくい
記載なし
外観・荷姿
公式ページへ
富山薬品工業株式会社

アルミ電解コンデンサ用電解液 CAPASTE

アルミ電解コンデンサの量産

金属の不純物とハロゲンを減らした、アルミ電解コンデンサ用の電解液です。荷姿は20kgと200kgで、ポリ缶・ポリエチレンのドラム・ISOコンテナで届きます。キャパシタ用の高純度薬品を専門に作る会社の品です。

コスト要見積

種類
キャパシタ・コンデンサ用電解液
用途
アルミ電解コンデンサ
主な物性
金属不純物とハロゲンを減らした品
外観
澄んだ液体
荷姿
20kg・200kg、ポリ缶・ドラム・ISOコンテナ
記載なし
成分・製造拠点・特長
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電解質・添加剤(電解液の原料)4製品

関東電化工業株式会社

添加剤 ジフルオロリン酸リチウム LiPO2F2

電解液に少し加える添加剤

電解液に少量加えて使う、リチウム塩の添加剤です。融点は340℃で、熱に強い白い粉の結晶です。電池用の電解質と同じく日本国内で作っています。

コスト要見積

種類
電解質・添加剤(電解液の原料)
用途
リチウムイオン二次電池の添加剤
成分
LiPO2F2、分子量107.91
主な物性
融点340℃
外観
白色の粉末結晶
製造拠点
日本国内
記載なし
荷姿・特長
公式ページへ
関東電化工業株式会社

電解質 六フッ化リン酸リチウム LiPF6

電解液を自社で調合する

電解液の主な電解質になるLiPF6を、日本国内で作っています。電解液メーカーや電池メーカーが、溶媒に溶かして使う白い粉の結晶です。公式は、電池用の電解質と添加剤を国内で作る唯一のメーカーとしています。

コスト要見積

種類
電解質・添加剤(電解液の原料)
用途
リチウムイオン二次電池の電解質
成分
LiPF6、分子量151.91
主な物性
融点165〜175℃、分解する
外観
白色の粉末結晶
製造拠点
日本国内
記載なし
荷姿・特長
公式ページへ
ダイキン工業株式会社

電解液添加剤 フッ素化エーテル D2

シリコン系負極の電池

引火点が無いフッ素化エーテルで、電解液に混ぜると燃えにくく、酸化にも強くなります。シリコン系負極の膨張と収縮で落ちる容量を抑えます。よく使われるFECと比べてガスが出にくい点が違います。

コスト要見積

種類
電解質・添加剤(電解液の原料)
用途
リチウムイオン電池の電解液の溶媒・添加剤
成分
フッ素化エーテル
主な物性
引火点なし、耐酸化性が高い
特長
シリコン系負極の電池の寿命を延ばす
記載なし
外観・荷姿・製造拠点
公式ページへ
株式会社日本触媒

電解質 イオネル LF-101

低温でも出力を落としたくない電池

電解質の主塩や添加剤として使うLiFSIで、純度は99.9%以上です。低温での放電と入出力が良くなり、抵抗も下がります。日本の生産能力は300トン/年です。

コスト要見積

種類
電解質・添加剤(電解液の原料)
用途
リチウムイオン二次電池の主電解質・添加剤
成分
LiFSI、分子量187g/mol
主な物性
純度99.9%以上、融点140℃
外観
白色の粉末
製造拠点
日本、生産能力300トン/年
特長
低温の放電と入出力を良くする
記載なし
荷姿
公式ページへ
Q&A

電解液選びで、よくある疑問

購買担当の疑問電解液の価格は、いくら?

このページの11製品は、どれも値段を公式に出していません。量と配合で決まるので、メーカーに問い合わせます。富山薬品工業のLIPASTEは1kgから1000kgまでの荷姿があり、試作の量から相談できます。

設備担当の疑問電解液の種類と違いは?

使う先で3つに分かれます。リチウムイオン電池用、キャパシタ・コンデンサ用、溶かす前の電解質と添加剤です。三菱ケミカルのソルライトのように、電池用を主にしてアルミ電解コンデンサにも使う品もあります。

設備担当の疑問リチウムイオン電池の電解液の成分は?

三菱ケミカルの資料では、主な溶媒はエチレンカーボネートなどの有機溶媒で、電解質はLiPF6などのリチウム塩です。これに添加剤を加え、出力や高電圧での強さを合わせます。

設備担当の疑問LiPF6とLiFSIの違いは?

どちらも電解液に溶かすリチウム塩の電解質です。関東電化工業のLiPF6は融点165〜175℃で分解します。日本触媒のイオネルLF-101はLiFSIで、純度99.9%以上、低温での入出力が良くなります。

工場長の疑問電解液の添加剤は何に効く?

電極を守り、ガスや抵抗の上昇を抑えます。三菱ケミカルのソルライトは高電圧でのガスを抑え、ダイキン工業のフッ素化エーテルD2は引火点が無く、シリコン系負極の容量の低下を抑えます。関東電化工業はLiPO2F2を添加剤として作っています。

設備担当の疑問キャパシタ用電解液の電気伝導率は?

大塚化学のQ-CHARGE SAE1000は25℃で15〜16mS/cmです。三洋化成工業のサンエレックCP-150は30℃で14.2mS/cm、GS-60は10.7mS/cmです。測った温度が違うので、同じ条件で比べるときはメーカーに聞きます。

工場長の疑問電解液の水分や不純物はどこまで少ない?

大塚化学のQ-CHARGE SAE1000は水分30ppm以下、重金属1.0ppm以下です。富山薬品工業のLIPASTEは低水分・高純度、CAPASTEは金属の不純物とハロゲンを減らしています。

購買担当の疑問電解液の荷姿と量は?

富山薬品工業のLIPASTEは1kg・20kg・200kg・1000kg、CAPASTEは20kgと200kgです。セントラル硝子は20Lと200LのSUSキャニスターから、1㎥のSUSコンテナ・ISOコンテナまであります。

施設管理の疑問電解液の保管と取り扱いの注意は?

富山薬品工業のCAPASTEは、直射日光・湿気・高温を避けてしまいます。LIPASTEは消防法の対象なので、SDSで確かめてから置き場所を決めます。

総務の疑問アルミ電解コンデンサ用電解液で寿命を延ばすには?

高温で電解液が抜けにくい品を選びます。三洋化成工業のサンエレックGS-60は溶質を濃くして、封口ゴムから電解液が抜けるのを抑えています。この品はコンデンサ駆動用で、ほかの用途には使えません。

経営者の疑問国内で作っている電解液メーカーは?

関東電化工業はLiPF6などを日本国内で作り、日本触媒はLiFSIを日本で年300トン作れます。三洋化成工業はサンエレックを名古屋工場で作っています。セントラル硝子は日本・韓国・中国・チェコで電解液を作っています。

TYPES

電解液の種類の違い

リチウムイオン電池用電解液

エチレンカーボネートなどの有機溶媒に、LiPF6などのリチウム塩を溶かした液です。添加剤の組み合わせで、出力・高電圧での強さ・寿命を電池ごとに合わせます。多くは電池メーカーごとに配合を決めて作ります。

向いている使い方

  • 電気自動車や蓄電池の量産
  • 高電圧で使う電池の開発
  • 試作で少量だけ使う

根拠:主溶媒はエチレンカーボネートなどの有機溶媒です。電解質としては、LiPF6などのリチウム塩が使用されています。(出典1)

この種類の3製品を表で見る

キャパシタ・コンデンサ用電解液

電気二重層キャパシタやアルミ電解コンデンサに入れる電解液です。アミジン系などの電解質を有機溶媒に溶かし、電気伝導率の高さと高温での安定を競います。電池用とは成分が違うので、決まった用途に使います。

向いている使い方

  • EDLCの抵抗を下げたい
  • 車載のコンデンサを長持ちさせたい
  • 広い温度で使う電子部品

根拠:電解質に独自開発したアミジン化合物を用いる、高性能、高信頼性と長寿命化を実現したアルミ電解コンデンサ用電解液です。(出典2)

この種類の4製品を表で見る

電解質・添加剤(電解液の原料)

電解液メーカーや電池メーカーが溶媒に溶かして使う、LiPF6・LiFSIなどのリチウム塩と、少しだけ加える添加剤です。多くは白い粉で届きます。自社で電解液を調合するときに選びます。

向いている使い方

  • 電解液を自社で調合する
  • 低温の出力を上げたい
  • 燃えにくい電解液にしたい

根拠:関東電化工業は、このリチウムイオン二次電池に必要不可欠な電解質や添加剤を日本国内で製造する唯一のメーカーです。(出典3)

この種類の4製品を表で見る
MAKERS

電解液の主なメーカー8社

大塚化学株式会社

溶けやすい電解質を1.5mol/Lまで入れた、電気二重層キャパシタ用の電解液です。

大阪府

三洋化成工業株式会社

アミジン系の電解質を濃くして、同社の従来品より電気伝導率を約8%上げた電解液です。

京都府

セントラル硝子株式会社

電解質と添加剤を自社で開発し、電池メーカーごとに配合を変えて作る電解液です。

東京都

ダイキン工業株式会社

引火点が無いフッ素化エーテルで、電解液に混ぜると燃えにくく、酸化にも強くなります。

大阪府

富山薬品工業株式会社

キャパシタ用の高純度薬品を専門に作る会社の、低水分・高純度のリチウムイオン電池用電解液です。

東京都

株式会社日本触媒

電解質の主塩や添加剤として使うLiFSIで、純度は99.9%以上です。

大阪府

三菱ケミカル株式会社

添加剤で電極を守り、高電圧で使ってもガスが出にくく容量が落ちにくい電解液です。

東京都

出典
  1. 三菱ケミカル ソルライト
  2. 三洋化成工業 サンエレックの生産能力を増強(2022年7月)
  3. 関東電化工業 電池材料製品
  4. セントラル硝子 電解液
  5. 富山薬品工業 リチウムイオン二次電池用電解液 LIPASTE
  6. 富山薬品工業 電解液 CAPASTE
  7. 大塚化学 Q-CHARGE キャパシタ用電解液
  8. 三洋化成工業 サンエレック CP-150
  9. 三洋化成工業 サンエレック GS-60
  10. 日本触媒 イオネル LF-101
  11. ダイキン工業 電池材料
掲載基準

リチウムイオン電池・電気二重層キャパシタ・アルミ電解コンデンサに使う電解液と、電解液に溶かして使うリチウム塩の電解質・添加剤で、日本の会社が自社やグループで作り、公式サイトで今案内していて、中身を公式で確かめられた製品。各社の代表の品を1社2製品まで載せています。キシダ化学は公式サイトが今開けず、森田化学工業は公式ページに製品名だけで仕様が無いので、今回は載せていません。ステラケミファの六フッ化リン酸リチウムは中国の関連会社が作る品なので載せていません。UBEは電池材料のページが無くなっていて確かめられませんでした。電池そのもの(リチウムイオン電池の比較ページ⁠)⁠、めっき用の電解液、商社が売る他社の製品は除いています。

電解液(電池・キャパシタ用)を作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

CITE

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