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GUIDE / CUPRONICKEL

白銅(キュプロニッケル)⁠と⁠は⁠?C7060とC7150の違い、白銅管・板・抵抗線の種類と、寸法・ニッケルの量の選び方

銅にニッケルを加えた白銅(キュプロニッケル)の種類、C7060(90/10)とC7150(70/30)の違い、復水器・熱交換器に使う白銅管の寸法の範囲、細管・毛細管、白銅の板、電気抵抗用の銅ニッケル線、洋白との違いを、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

白銅は、銅にニッケルを加えた合金で、キュプロニッケルとも呼びます。海水に強いので、復水器や熱交換器の管、海水配管、船舶の部品に使います。管・板ではニッケルの少ないC7060(90/10)と多いC7150(70/30)が中心で、電気抵抗用には銅ニッケルの線・帯もあります。選ぶときは「合金番号」「形状と寸法」「海水やアンモニアなど使う環境」の3つを先に決めます。

白銅とは

白銅(はくどう)は⁠、銅にニッケルを加えた合金です。キュプロニッケル・銅ニッケルとも呼びます。海水による腐食に強く、生物も付きにくいので、海水で冷やす復水器や熱交換器の管、海水配管、船舶・海洋構造物の部品に使います。

比較ページには、日本の会社が自社の工場で押出・圧延・引抜・伸線をして作る白銅の管・板・線を、合金番号と形状の単位で載せています。商社が売る他社材、硬貨や熱交換器などの完成品は載せていません。

C7060とC7150の違い

  • C7060は90/10のキュプロニッケルとも呼びます。三菱マテリアルのCN1(C70600)は⁠、ニッケル9.0〜11.0%、鉄1.0〜1.8%です
  • C7150は70/30のキュプロニッケルとも呼びます。三菱マテリアルのCNP3(C71500)は⁠、ニッケル29.0〜33.0%です
  • 引張強さの代表値は、CN1が320N/mm²、CNP3が360N/mm²です。代表値は調質で変わります
  • KMCTは、C7150をC7060より耐食性と高温強度を上げた合金と案内しています。耐アンモニア性も高くなります
  • 鉄とマンガンを増やしたC7164(ヨーコロン)は⁠、高温の使い方に向けた品種です

4つの種類

  • 白銅管(復水器・熱交換器用)は⁠、押出しと引抜きで作る継目無管です。例はKMCTのC7060TとC7150T、奥田金属のC7060です
  • 白銅の細管・毛細管は、抽伸(冷間引抜き)で細く仕上げた管です。例は埼玉伸管工業のC7150と、日本特殊管製作所の白銅毛細管です
  • 白銅の板は、三菱マテリアルのCN1とCNP3です
  • 電気抵抗用の銅ニッケル線・帯は、東京抵抗線のCN15W(GCN15)とCN30W(GCN30)⁠で⁠⁠⁠⁠す

寸法の範囲

  • KMCTの白銅管は、外径6〜460mm、肉厚0.5〜10mmの範囲で作ります。外径・肉厚・長さの組み合わせで作れる範囲が変わります
  • 埼玉伸管工業のC7150は、外径16〜22mm、肉厚0.6〜0.8mmです
  • 日本特殊管製作所は、内径0.1mmの管でも平滑な内面で引き抜けると案内しています
  • 東京抵抗線の銅ニッケル線は、線径0.030〜5.00mmです
  • 奥田金属・日本特殊管製作所・三菱マテリアルは、白銅の寸法表を公開していません。使う寸法を伝えて確認します

規格の見方

  • 白銅管の規格は、JIS H 3300(銅及び銅合金継目無管)で⁠す⁠。奥田金属はこの認証の対象材質にC7060を入れています
  • KMCTは、JIS H 3300のほか、ASTM B111・ASME SB111にも合わせて作ります
  • 電気抵抗用の銅ニッケル線は、JIS C 2532のGCN15・GCN30などです

電気抵抗用の銅ニッケル線

  • CN15W(GCN15)は⁠、ニッケル8〜12%、体積抵抗率0.15μΩmで、250℃まで使えます
  • CN30W(GCN30)は⁠、ニッケル20〜25%、体積抵抗率0.30μΩmで、300℃まで使えます
  • どちらも、中抵抗の抵抗材、低温の発熱体、電路遮断器用のヒーターに使います

洋白・100円玉との違い

  • 洋白は、銅とニッケルにさらに亜鉛を加えた合金です。白銅とは別の材料なので、合金番号で取り違えないようにします
  • 日本の100円硬貨・50円硬貨も白銅でできています。比較ページで比べるのは、硬貨ではなく工業用の管・板・線の素材です

値段

  • 掲載した製品は、どれも公開価格がありません。合金番号・形状・寸法・数量を伝えて、メーカーに見積もりを取ります
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