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白銅(キュプロニッケル)の管・板・線を選ぶ、設計・保全・購買の担当の方へ

白銅のメーカー6社比較【2026年】

白銅は、銅にニッケルを加えた合金で、
キュプロニッケルとも呼ぶ金属材料です。

ABOUT

白銅とは

比較表を見る ↓

白銅とは、銅にニッケルを加えた合金です。
キュプロニッケル・銅ニッケルとも呼び、海水に強いのが特長です。
復水器や熱交換器の管、海水配管、船舶の部品、
電気抵抗用の線(GCN15・GCN30など)に使います。

製品の特長

  • 海水に強い全面腐食・孔食・応力腐食割れに強く、生物も付きにくい
  • ニッケルの量で性質が変わるC7060はNi9.0〜11.0%、C7150はNi29.0〜33.0%
  • 管・板・線で作り分ける熱交換器の管、海水にふれる板、抵抗線

使うメリット

  • 海水で冷やす熱交換器の管に使える耐潰食性はアルミブラスより上(KMCT)
  • C7150は高温とアンモニアにも強い鉄とマンガンを増やしたC7164もある
  • 抵抗材や低温のヒーターにも使えるGCN30は300℃⁠⁠⁠まで

選ぶときに注意すること

  1. C7060とC7150は耐食性も強さも違うので、合金番号で指定する
  2. 引張強さの代表値は調質で変わる。質別をそろえて比べる
  3. 白銅(銅+ニッケル)と洋白(銅+ニッケル+亜鉛)を取り違えない
  4. 寸法表を公開していない会社が多い。外径・肉厚・長さを伝えて見積もる

※合金番号・寸法・特性は各メーカーの公式資料による。三菱マテリアルの引張強さ・導電率・熱伝導率は代表値。KMCTの寸法は白銅管の製作範囲。確認日2026-10-⁠29。

LIST

白銅の比較表

コストは、値段を公開している製品どうしで比べています。値段を出していない製品は「要見積」。

CSV

白銅9製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

白銅管(復水器・熱交換器用)

3製品
奥田金属株式会社白銅管 C7060JIS認証品の白銅管を求める配管口コミを書く要見積

白銅管C7060が、JIS H 3300の認証の対象材質に入っています。銅管と同じ福井工場の設備で、太径管まで作る銅管メーカーです。寸法は公開していないので、外径・肉厚・長さを伝えて確認します。

形状と用途
白銅管(復水器・熱交換器用)
合金番号
C7060
形状
継目無管
規格
JIS H 3300(JIS認証)
製法
銅及び銅合金管の製造
記載なし
寸法・ニッケル・引張強さ・用途・⁠⁠⁠物性
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
株式会社KMCT70/30キュプロニッケル管 C7150T高温やアンモニアのかかる熱交換器の管口コミを書く要見積

C7060より耐食性と高温強度を上げた70/30の白銅管です。鉄とマンガンを増やしたC7164(ヨーコロン)も作り、高温の使い方に向けています。耐アンモニア性も高く、寸法は外径6〜460mm、肉厚0.5〜10mmの範囲で作ります。

形状と用途
白銅管(復水器・熱交換器用)
合金番号
C7150T、C7164T
形状
継目無管
寸法
外径6〜460mm、肉厚0.5〜10mm
規格
JIS H 3300、ASTM B111、ASME SB111
製法
溶解・鋳造・押出・圧延・引抜の一貫生産
記載なし
ニッケル・引張強さ・用途・⁠⁠⁠物性
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
株式会社KMCT90/10キュプロニッケル管 C7060T海水で冷やす熱交換器・復水器の管口コミを書く要見積

原料の配合から押出・引抜まで自社の一貫工程で作る白銅管です。製作できる範囲は外径6〜460mm、肉厚0.5〜10mmと広く、JIS・ASTM・ASMEの規格に合わせて作ります。海水に対する耐潰食性はアルミブラスより優れると案内しています。

形状と用途
白銅管(復水器・熱交換器用)
合金番号
C7060T
形状
継目無管
寸法
外径6〜460mm、肉厚0.5〜10mm
規格
JIS H 3300、ASTM B111、ASME SB111
製法
溶解・鋳造・押出・圧延・引抜の一貫生産
用途
海水用の熱交換器
記載なし
ニッケル・引張強さ・⁠⁠⁠物性
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

白銅の細管・毛細管

2製品
埼玉伸管工業株式会社白銅管 C7150外径16〜22mmの細めの白銅管口コミを書く要見積

白銅のC7150を、本社工場の抽伸機で引き抜いて仕上げる白銅管です。製造サイズは外径16〜22mm、肉厚0.6〜0.8mmで、小ロット・短納期の相談に応じます。材質はカドミレスで、RoHSとSVHCの規制の対象外と案内しています。

形状と用途
白銅の細管・毛細管
合金番号
C7150
形状
引抜管
寸法
外径16〜22mm、肉厚0.6〜0.8mm
製法
抽伸(冷間引抜き)
記載なし
ニッケル・引張強さ・規格・用途・⁠⁠⁠物性
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
株式会社日本特殊管製作所白銅毛細管 C7060・C7150白銅の毛細管・極細の精密管口コミを書く要見積

白銅のC7060とC7150を、毛細管・極細管に引き抜く管メーカーです。プラグとダイスを社内で作る芯引抽伸で、内面が平滑で真円度の高い細管に仕上げます。白銅の寸法表は公開していないので、内径と外径を伝えて確認します。

形状と用途
白銅の細管・毛細管
合金番号
C7060、C7150
形状
毛細管、極細精密管
製法
芯引抽伸(冷間引抜き)
記載なし
寸法・ニッケル・引張強さ・規格・用途・⁠⁠⁠物性
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

白銅の板

2製品
三菱マテリアル株式会社白銅 CN1(C70600)海水にふれる部品を作る白銅の板口コミを書く要見積

海水による腐食と生物の付きにくさを重視した白銅です。ニッケル9.0〜11.0%、鉄1.0〜1.8%で、引張強さの代表値は320N/mm²です。代表値は調質で変わるので、使う質別を伝えて確認します。

形状と用途
白銅の板
合金番号
CN1(C70600)
形状
板
ニッケル
9.0〜11.0%
引張強さ
320N/mm²(代表値)
用途
復水器・熱交換器チューブ、海水配管、海水の淡水化装置、船舶・海洋構造物の部品
物性
導電率9%IACS、熱伝導率45W/(m・⁠⁠⁠K)
記載なし
寸法・規格・⁠⁠⁠製法
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
三菱マテリアル株式会社白銅 CNP3(C71500)より強い耐食性がほしい白銅の板口コミを書く要見積

ニッケルを29.0〜33.0%に増やした白銅です。引張強さの代表値は360N/mm²です。全面腐食・孔食・応力腐食割れに強く、速い流れの中でも耐食性が安定すると案内しています。

形状と用途
白銅の板
合金番号
CNP3(C71500)
形状
板
ニッケル
29.0〜33.0%
引張強さ
360N/mm²(代表値)
用途
復水器・熱交換器チューブ、海水配管、海水の淡水化装置、船舶・海洋構造物の部品
物性
導電率4.6%IACS、熱伝導率29.4W/(m・⁠⁠⁠K)
記載なし
寸法・規格・⁠⁠⁠製法
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

電気抵抗用の銅ニッケル線・⁠⁠⁠帯

2製品
東京抵抗線株式会社銅ニッケル抵抗線 CN15W抵抗器やヒーターに使う白銅系の線口コミを書く要見積

ニッケル8〜12%の銅ニッケル(JISのGCN15)を⁠、線と帯で作る抵抗線です。線径は0.030〜5.00mmで、250℃まで使えます。体積抵抗率は0.15μΩmで、線径ごとの導体抵抗の表を公開しています。

形状と用途
電気抵抗用の銅ニッケル線・⁠⁠⁠⁠⁠⁠帯
合金番号
GCN15
形状
線、帯、板
寸法
線径0.030〜5.00mm、帯の厚さ0.05〜2.90mm
ニッケル
8〜12%
引張強さ
250〜490MPa
規格
JIS C 2532
製法
伸線・⁠⁠⁠圧延
用途
中抵抗の抵抗材、低温発熱体、電路遮断器用ヒーター
物性
体積抵抗率0.15μΩm、最高使用温度250℃
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
東京抵抗線株式会社銅ニッケル抵抗線 CN30W300℃まで使う抵抗材・ヒーター線口コミを書く要見積

ニッケル20〜25%の銅ニッケル(JISのGCN30)の抵抗線で、300℃まで使えます。体積抵抗率は0.30μΩmです。非磁性で、電路遮断器用のヒーターなどに使われます。

形状と用途
電気抵抗用の銅ニッケル線・⁠⁠⁠⁠⁠⁠帯
合金番号
GCN30
形状
線、帯、板
寸法
線径0.030〜5.00mm、帯の厚さ0.05〜2.90mm
ニッケル
20〜25%
規格
JIS C 2532
製法
伸線・⁠⁠⁠圧延
用途
中抵抗の抵抗材、低温発熱体、電路遮断器用ヒーター
物性
体積抵抗率0.30μΩm、最高使用温度300℃
記載なし
引張強さ
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

白銅管(復水器・熱交換器用)3製品

奥田金属株式会社

白銅管 C7060

JIS認証品の白銅管を求める配管

白銅管C7060が、JIS H 3300の認証の対象材質に入っています。銅管と同じ福井工場の設備で、太径管まで作る銅管メーカーです。寸法は公開していないので、外径・肉厚・長さを伝えて確認します。

コスト要見積

形状と用途
白銅管(復水器・熱交換器用)
合金番号
C7060
形状
継目無管
規格
JIS H 3300(JIS認証)
製法
銅及び銅合金管の製造
記載なし
寸法・ニッケル・引張強さ・用途・⁠⁠⁠物性
公式ページへ
株式会社KMCT

70/30キュプロニッケル管 C7150T

高温やアンモニアのかかる熱交換器の管

C7060より耐食性と高温強度を上げた70/30の白銅管です。鉄とマンガンを増やしたC7164(ヨーコロン)も作り、高温の使い方に向けています。耐アンモニア性も高く、寸法は外径6〜460mm、肉厚0.5〜10mmの範囲で作ります。

コスト要見積

形状と用途
白銅管(復水器・熱交換器用)
合金番号
C7150T、C7164T
形状
継目無管
寸法
外径6〜460mm、肉厚0.5〜10mm
規格
JIS H 3300、ASTM B111、ASME SB111
製法
溶解・鋳造・押出・圧延・引抜の一貫生産
記載なし
ニッケル・引張強さ・用途・⁠⁠⁠物性
公式ページへ
株式会社KMCT

90/10キュプロニッケル管 C7060T

海水で冷やす熱交換器・復水器の管

原料の配合から押出・引抜まで自社の一貫工程で作る白銅管です。製作できる範囲は外径6〜460mm、肉厚0.5〜10mmと広く、JIS・ASTM・ASMEの規格に合わせて作ります。海水に対する耐潰食性はアルミブラスより優れると案内しています。

コスト要見積

形状と用途
白銅管(復水器・熱交換器用)
合金番号
C7060T
形状
継目無管
寸法
外径6〜460mm、肉厚0.5〜10mm
規格
JIS H 3300、ASTM B111、ASME SB111
製法
溶解・鋳造・押出・圧延・引抜の一貫生産
用途
海水用の熱交換器
記載なし
ニッケル・引張強さ・⁠⁠⁠物性
公式ページへ

白銅の細管・毛細管2製品

埼玉伸管工業株式会社

白銅管 C7150

外径16〜22mmの細めの白銅管

白銅のC7150を、本社工場の抽伸機で引き抜いて仕上げる白銅管です。製造サイズは外径16〜22mm、肉厚0.6〜0.8mmで、小ロット・短納期の相談に応じます。材質はカドミレスで、RoHSとSVHCの規制の対象外と案内しています。

コスト要見積

形状と用途
白銅の細管・毛細管
合金番号
C7150
形状
引抜管
寸法
外径16〜22mm、肉厚0.6〜0.8mm
製法
抽伸(冷間引抜き)
記載なし
ニッケル・引張強さ・規格・用途・⁠⁠⁠物性
公式ページへ
株式会社日本特殊管製作所

白銅毛細管 C7060・C7150

白銅の毛細管・極細の精密管

白銅のC7060とC7150を、毛細管・極細管に引き抜く管メーカーです。プラグとダイスを社内で作る芯引抽伸で、内面が平滑で真円度の高い細管に仕上げます。白銅の寸法表は公開していないので、内径と外径を伝えて確認します。

コスト要見積

形状と用途
白銅の細管・毛細管
合金番号
C7060、C7150
形状
毛細管、極細精密管
製法
芯引抽伸(冷間引抜き)
記載なし
寸法・ニッケル・引張強さ・規格・用途・⁠⁠⁠物性
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白銅の板2製品

三菱マテリアル株式会社

白銅 CN1(C70600)

海水にふれる部品を作る白銅の板

海水による腐食と生物の付きにくさを重視した白銅です。ニッケル9.0〜11.0%、鉄1.0〜1.8%で、引張強さの代表値は320N/mm²です。代表値は調質で変わるので、使う質別を伝えて確認します。

コスト要見積

形状と用途
白銅の板
合金番号
CN1(C70600)
形状
板
ニッケル
9.0〜11.0%
引張強さ
320N/mm²(代表値)
用途
復水器・熱交換器チューブ、海水配管、海水の淡水化装置、船舶・海洋構造物の部品
物性
導電率9%IACS、熱伝導率45W/(m・⁠⁠⁠K)
記載なし
寸法・規格・⁠⁠⁠製法
公式ページへ
三菱マテリアル株式会社

白銅 CNP3(C71500)

より強い耐食性がほしい白銅の板

ニッケルを29.0〜33.0%に増やした白銅です。引張強さの代表値は360N/mm²です。全面腐食・孔食・応力腐食割れに強く、速い流れの中でも耐食性が安定すると案内しています。

コスト要見積

形状と用途
白銅の板
合金番号
CNP3(C71500)
形状
板
ニッケル
29.0〜33.0%
引張強さ
360N/mm²(代表値)
用途
復水器・熱交換器チューブ、海水配管、海水の淡水化装置、船舶・海洋構造物の部品
物性
導電率4.6%IACS、熱伝導率29.4W/(m・⁠⁠⁠K)
記載なし
寸法・規格・⁠⁠⁠製法
公式ページへ

電気抵抗用の銅ニッケル線・⁠⁠⁠帯2製品

東京抵抗線株式会社

銅ニッケル抵抗線 CN15W

抵抗器やヒーターに使う白銅系の線

ニッケル8〜12%の銅ニッケル(JISのGCN15)を⁠、線と帯で作る抵抗線です。線径は0.030〜5.00mmで、250℃まで使えます。体積抵抗率は0.15μΩmで、線径ごとの導体抵抗の表を公開しています。

コスト要見積

形状と用途
電気抵抗用の銅ニッケル線・⁠⁠⁠⁠⁠⁠帯
合金番号
GCN15
形状
線、帯、板
寸法
線径0.030〜5.00mm、帯の厚さ0.05〜2.90mm
ニッケル
8〜12%
引張強さ
250〜490MPa
規格
JIS C 2532
製法
伸線・⁠⁠⁠圧延
用途
中抵抗の抵抗材、低温発熱体、電路遮断器用ヒーター
物性
体積抵抗率0.15μΩm、最高使用温度250℃
公式ページへ
東京抵抗線株式会社

銅ニッケル抵抗線 CN30W

300℃まで使う抵抗材・ヒーター線

ニッケル20〜25%の銅ニッケル(JISのGCN30)の抵抗線で、300℃まで使えます。体積抵抗率は0.30μΩmです。非磁性で、電路遮断器用のヒーターなどに使われます。

コスト要見積

形状と用途
電気抵抗用の銅ニッケル線・⁠⁠⁠⁠⁠⁠帯
合金番号
GCN30
形状
線、帯、板
寸法
線径0.030〜5.00mm、帯の厚さ0.05〜2.90mm
ニッケル
20〜25%
規格
JIS C 2532
製法
伸線・⁠⁠⁠圧延
用途
中抵抗の抵抗材、低温発熱体、電路遮断器用ヒーター
物性
体積抵抗率0.30μΩm、最高使用温度300℃
記載なし
引張強さ
公式ページへ
Q&A

白銅選びで、よくある疑問

購買担当の疑問白銅の価格はいくら?

掲載した9製品は、どれも公開価格がありません。合金番号・形状・寸法・数量を伝えて見積もりを取ります。KMCTの白銅管は外径・肉厚・長さの組み合わせで作れる範囲が変わるので、使う寸法を先に決めます。

設備担当の疑問白銅の読み方と、キュプロニッケルとの違いは?

白銅は「はくどう」⁠と⁠読⁠み⁠、キュプロニッケルと同じ銅とニッケルの合金を指します。KMCTは90/10・70/30のキュプロニッケル、三菱マテリアルは白銅の名前で、同じ系統の合金を案内しています。

設備担当の疑問白銅と洋白の違いは?

白銅は銅にニッケルを加えた合金で、洋白はさらに亜鉛を加えた銅・ニッケル・亜鉛の合金です。色は似ていますが別の材料なので、このページは白銅だけを載せています。

工場長の疑問C7060とC7150の違いは?

ニッケルの量が違います。三菱マテリアルの資料ではC70600がNi9.0〜11.0%、C71500がNi29.0〜33.0%で、引張強さの代表値は320MPaと360MPaです。KMCTはC7150を、C7060より耐食性と高温強度を上げた合金と案内しています。

施設管理の疑問白銅管はどんな所に使う?

海水で冷やす復水器・熱交換器の管や、海水配管です。KMCTは90/10のキュプロニッケル管を主に海水用熱交換器に使うと案内し、70/30は耐アンモニア性も高くなります。

設備担当の疑問白銅管のサイズはどこまである?

KMCTの白銅管は、外径6〜460mm、肉厚0.5〜10mmの範囲で作ります。細い管では埼玉伸管工業のC7150が外径16〜22mm・肉厚0.6〜0.8mmで、日本特殊管製作所は毛細管まで引き抜きます。

購買担当の疑問JIS規格に合った白銅管はある?

あります。奥田金属はJIS H 3300の認証の対象材質にC7060を入れています。KMCTはJIS H 3300のほか、ASTM B111・ASME SB111にも合わせて作ります。

経営者の疑問100円玉も白銅?

日本の100円硬貨・50円硬貨は白銅でできていて、白銅の用途として貨幣を挙げるメーカーもあります。このページで比べるのは、硬貨ではなく工業用の管・板・線の素材です。

工場長の疑問白銅の強さ(引張強さ)⁠⁠⁠は⁠?

三菱マテリアルの代表値は、CN1が320MPa、CNP3が360MPaです。代表値は調質で変わるので、使う質別をそろえて確認します。東京抵抗線のCN15Wは250〜490MPaの範囲を出しています。

設備担当の疑問白銅は電気抵抗の材料にも使える?

使えます。東京抵抗線のCN15W(GCN15)は体積抵抗率0.15μΩmで250℃まで、CN30W(GCN30)は0.30μΩmで300℃まで使え、抵抗材や低温の発熱体に使います。

施設管理の疑問白銅の熱伝導率や導電率は?

三菱マテリアルの代表値では、CN1が熱伝導率45W/(m・K)・導電率9%IACS、CNP3が熱伝導率29.4W/(m・K)・導電率4.6%IACSです。ニッケルの多いCNP3のほうが、熱も電気も伝えにくくなります。

TYPES

白銅の形状と用途の違い

ボタンを押すと、表がその形状と用途の製品だけになります。

白銅管(復水器・熱交換器用)

押出しと引抜きで作る継目無しの白銅管です。海水で冷やす復水器や熱交換器、海水配管に使います。90/10のC7060と、耐食性と高温強度を上げた70/30のC7150を使い分けます。

向いている使い方

  • 発電所や船の復水器の管を替える
  • 海水で冷やす熱交換器を作る
  • 海水配管を引き回す

根拠:KMCTは、90/10のキュプロニッケルを主に海水用熱交換器に用いる合金として案内しています。(出典1)

この形状と用途の3製品を表で見る

白銅の細管・毛細管

抽伸(冷間引抜き)で外径の小さい管や毛細管に仕上げた白銅管です。細い配管や小さな部品の素材にします。少ない数や、内面の平滑さを求める管を頼めます。

向いている使い方

  • 細い白銅管を少ない数で頼む
  • 毛細管・極細管を作る
  • 内面のきれいな細管がほしい

根拠:埼玉伸管工業は、白銅管(C7150)を外径16〜22mm・肉厚0.6〜0.8mmで製造しています。(出典3)

この形状と用途の2製品を表で見る

白銅の板

圧延して板にした白銅です。海水にふれる部品や、熱交換器まわりの部材に加工します。ニッケルの量と引張強さの代表値で比べます。

向いている使い方

  • 海水にふれる部品を板から作る
  • 船舶・海洋構造物の部品を加工する
  • 冷却系の部材に耐食性を持たせる

根拠:三菱マテリアルは、CN1・CNP3を耐海水腐食・耐生物付着を最も重視した耐環境銅合金として案内しています。(出典2)

この形状と用途の2製品を表で見る

電気抵抗用の銅ニッケル線・⁠⁠⁠帯

白銅と同じ銅ニッケル系で、電気抵抗の値を決めて作る線・帯です。JIS C 2532のGCN15・GCN30などがあり、抵抗器や低温のヒーターに使います。

向いている使い方

  • 中くらいの抵抗値の抵抗材を選ぶ
  • 低温の発熱体を作る
  • 電路遮断器のヒーター線

根拠:東京抵抗線は、CN15・CN30を中抵抗の抵抗材・低温発熱体・電路遮断器用ヒーターに使うと案内しています。(出典4)

この形状と用途の2製品を表で見る
MAKERS

白銅の主なメーカー6社

白銅の主なメーカーは、次の6社です。社名を押すと、その会社のページ(ほかの製品と所在地)に移ります。

奥田金属株式会社

白銅管C7060が、JIS H 3300の認証の対象材質に入っています。

大阪府

株式会社KMCT

C7060より耐食性と高温強度を上げた70/30の白銅管です。

東京都

埼玉伸管工業株式会社

白銅のC7150を、本社工場の抽伸機で引き抜いて仕上げる白銅管です。

埼玉県

東京抵抗線株式会社

ニッケル8〜12%の銅ニッケル(JISのGCN15)を⁠、線と帯で作る抵抗線です。

東京都

株式会社日本特殊管製作所

白銅のC7060とC7150を、毛細管・極細管に引き抜く管メーカーです。

大阪府

三菱マテリアル株式会社

海水による腐食と生物の付きにくさを重視した白銅です。

東京都

この比較表のデータ:CSV・JSON(出典を明記すれば引用できます)

掲載基準と並び順

掲載基準:復水器・熱交換器・海水配管・船舶の部品や電気抵抗材に使う、銅にニッケルを加えた合金(白銅・キュプロニッケル・銅ニッケル⁠)の管・板・線・帯を掲載しています。日本法人が自社の工場で溶解・押出・圧延・引抜(抽伸)・伸線のいずれかを行い、現行の公式ページで合金番号または材質名と形状を確認できたものを、合金番号と形状の単位で1社1〜2製品載せています。電気抵抗用はJIS C 2532の銅ニッケル線のうち、白銅と同じくらいのニッケル量のGCN15・GCN30に限り、コンスタンタン(GCN49)・マンガニンは含めません。銅・ニッケル・亜鉛の合金の洋白は別の比較に分け、純銅・黄銅・高銅合金や少量のニッケルを加えた銅合金は「非鉄金属」(non-ferrous-metal⁠)⁠、黄銅は「黄銅」(brass-material)、青銅は「青銅」(bronze)、ニッケルが主成分の素材は「ニッケル」(nickel-material⁠)⁠で扱います。既存の比較に載せた製品とは重ねていません。商社・問屋・切断販売店が売る他社材(西田金属・泉メタル・嶋田金属・石塚商店・白銅株式会社・アサダなど⁠)⁠、試験片、研究用材料の販売会社(ニラコ)、硬貨・完成した熱交換器・継手などの製品、地金・粉末、家庭用だけの品、中古、販売終了品は除いています。高純度化学研究所のCu-Ni線・板は自社で圧延・伸線する記載を、関西パイプ工業は白銅を自社で引き抜く記載を確認できず、清峰金属工業はキュプロニッケルの形状と仕様の案内が無く、古河テクノマテリアルは公式サイトがメンテナンス中で確認できないため載せていません。三菱マテリアルの引張強さ・導電率は代表値、KMCTの寸法は白銅管の製作範囲で、納入品の保証値や在庫とは分けて読みます。並びは形状ごとに会社の五十音順です。

並び順:形状と用途ごとに分け、その中はメーカー名の五十音順です。おすすめ順ではなく、掲載料で順番は変えません。

白銅を作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

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