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GUIDE / CRESOL

クレゾールとは?o-・m-・p-クレゾールと混合品の違い、工業用と試薬の選び方(純度・等級・容量・価格)

樹脂・農薬・医薬の原料や試薬に使うクレゾール(メチルフェノール)の3つの異性体と混合品の違い、工業用と試薬の品質の決め方、JIS特級の品、保存と劇物の扱い、容量と値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

クレゾールは、フェノールにメチル基が1つ付いた化合物で、メチルフェノールとも呼びます。メチル基の位置でo-・m-・p-の3つの異性体があり、異性体を分けない混合品もあります。選ぶときは「どの異性体が要るか」「工業用の大口か試薬の瓶か」「純度は単体か合計か」の3つを先に決めます。

クレゾールとは

クレゾールは、フェノールのベンゼン環の水素1つをメチル基に置き換えた化合物です。JFEケミカルの解説では、クレゾール類は半導体封止材・絶縁ワニス・薬品の原料に使われます。

比較ページには、日本の会社が自社で作るか自社ブランドで出すクレゾールを、品番と容量の単位で載せています。フェノール、クレゾールの誘導体、指示薬、消毒用のクレゾール石けん液は載せていません。

3つの種類

  • 工業用原料は、樹脂や電子材料の原料として大口で買う品です。JFEケミカルの工業用o-クレゾールと工業用mp-クレゾール、本州化学工業のメタクレゾール、三井化学のメタ・パラ・クレゾールを載せています
  • 単体の試薬は、o-・m-・p-のどれか1つを瓶で買う品です。富士フイルム和光純薬、関東化学、純正化学、米山薬品工業、渡辺化学工業の品を載せています
  • 混合品の試薬は、異性体を分けないクレゾール(CAS RN 1319-77-3)で⁠す⁠。関東化学、純正化学、米山薬品工業の品を載せています

異性体の違い

  • o-クレゾールは、富士フイルム和光純薬の品で凝固点30.0〜32.0℃です
  • m-クレゾールは、富士フイルム和光純薬の品で凝固点約11℃の液体です
  • p-クレゾールは、関東化学の文献値で融点35.5℃です。室温で固まることがあります
  • 保存は、富士フイルム和光純薬のo-クレゾールが25℃以下の冷所、m-クレゾールが室温です

工業用と試薬の違い

  • 工業用は、JFEケミカルのように組成の代表例を出し、ドラム缶・ローリー・ISOコンテナで出荷します。o-クレゾールの代表例は99.93%、mp-クレゾールは99.30%です。代表例は保証規格ではないので、納入規格を別に取り決めます
  • 試薬は、品番ごとに純度の規格を決めています。富士フイルム和光純薬のo-クレゾールはJIS K 8304の特級、関東化学のp-クレゾールはJIS K 8306の特級です

混合品の純度の読み方

  • 関東化学の07456-02は、純度をGCで77.0%超としています
  • 純正化学の27425-1530は、異性体の合計で98.0%以上、水分は0.3%以下です
  • 米山薬品工業の02309は、m-を60.0〜63.0%、m-とp-の合計を99%としています

容量と値段

  • 試薬の500mLでは、米山薬品工業のo-クレゾールが2,000円、純正化学のクレゾール混合品が2,900円(本体価格)、関東化学のp-クレゾールが3,700円(税抜)、富士フイルム和光純薬のm-クレゾールが7,400円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 米山薬品工業の価格は税区分の記載がありません。同じクレゾール混合品に18kgの包装もあります
  • 工業用の3社は公開価格がなく、量と規格を伝えて見積もりを取ります

買う前に確かめること

  • 関東化学と米山薬品工業の品には、毒劇法の劇物の表示があります。施錠や表示など、劇物の管理を整えてから発注します
  • 関東化学の混合品は、消防法の危険物第4類第三石油類にも当たります
  • 渡辺化学工業のm-クレゾールは、輸送の安全上、海外へは送れません
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