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GUIDE / COPPER-TUNGSTEN

銅タングステンとは?CuWの種類(放熱基板・放電加工電極・接点)と、組成・熱伝導率・線膨張係数の選び方

半導体の放熱基板、放電加工の電極、接点に使う銅タングステン(CuW)の3つの用途、W比率と線膨張係数・熱伝導率の関係、銀タングステンや純タングステンとの違い、買うときの確認点を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月6日更新

この記事の答え

銅タングステンは、タングステンと銅を組み合わせ、両方の熱の性質をあわせ持つ合金です。CuW、銅タンとも呼びます。用途で、放熱基板・放電加工電極・接点や溶接の電極に分かれます。選ぶときは「何に使うか」「相手の材料は何か」「必要な形と数量」の3つを先に決めます。

銅タングステンとは

銅タングステンは、タングステンの低い熱膨張と銅の高い熱伝導を組み合わせた合金です。東邦金属は、タングステンの多孔質体に銅を含浸させる溶浸法の合金として紹介しています。

比較ページには、日本の会社が自社で作る銅タングステンを、品種・品番の単位で載せています。純タングステン、超硬合金、銀タングステン、銅モリブデン、在庫販売だけの会社の品は載せていません。

3つの用途

  • 放熱基板・ヒートシンク用:半導体やレーザーの熱を逃がします。例はアライドマテリアルのW-10とW-10T、東邦金属の15Cu-W、テクニスコのCuWサブマウントです
  • 放電加工電極用:超硬合金や鋼材を形彫りします。例は日本タングステンのC-EDM、冨士ダイスのCE08、シルバーロイのCW-2、イースタン技研のレガロイCT30です
  • 接点・溶接電極用:開閉器の接点や溶接の電極に使います。例は日本タングステンのエメ-C20A2、東邦金属の30Cu-Wです

W比率と数字の関係

  • 東邦金属の10Cu-Wは、熱膨張係数7.5、熱伝導度170W/m・Kです
  • 東邦金属の20Cu-Wは、熱膨張係数9.3、熱伝導度200W/m・Kです
  • 銅が増えるほど熱は伝わりやすくなり、熱膨張は大きくなります
  • アライドマテリアルのW-10とW-10Tは同じ89W-11Cuで、熱伝導率は174と205W/(m・K)です。組成だけでなく品番の値も見ます

線膨張係数の合わせ方

  • アライドマテリアルのW-6は、GaAsやGaNに近い6.4ppm/Kです
  • 同じ社のW-10は、アルミナに合わせた7.9ppm/Kです
  • 同じ社のW-20は、コバールに合わせた9.8ppm/Kです

放電加工の電極として選ぶ

  • 日本タングステンは、銅タングステンと銀タングステンは面精度や寸法精度が要求される加工で性能が優れると説明しています
  • 同じ社のC-EDMは、C30A2に比べて電極消耗がおよそ半分、加工速度は1.2倍です
  • シルバーロイは角板と丸棒を在庫し、パイプ形状や規格外の別注も3~5日間位で作ります
  • イースタン技研のレガロイCT30は、平板・丸棒・パイプ・リングなどの形から選べます

扱うときの注意

  • 研削すると粉じんが出ます。吸い込まない対策をします
  • 比重が10以上なら、大型品や数量が多いときは重量物として扱います
  • 大気中に放置すると、変色する場合があります
  • ろう付けは適正な温度で行います。外れや破損のもとになります

価格の確かめ方

  • 表の製品は、どれも公式に価格を出していません
  • 見積のときは、組成・形・寸法・数量・めっきの有無を伝えます
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