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GUIDE / COMPOSITE-MATERIAL

複合材料(コンポジット)⁠と⁠は⁠?GFRP・金属基複合材料(MMC)・C/Cコンポジットの種類と、CFRPとの違い・強度・耐熱の選び方

繊維や粒子を樹脂・金属・炭素で固めた複合材料(コンポジット)の3つの種類、CFRPとの違い、ガラスエポキシ積層板とプリプレグの強度、金属基複合材料(MMC)の熱膨張、C/Cコンポジットの耐熱温度を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月28日更新

この記事の答え

複合材料(コンポジット)は⁠、繊維や粒子を樹脂・金属・炭素で固めて、1つの素材では出せない強さや軽さを持たせた材料です。何で固めるかで、ガラス・アラミド繊維の強化プラスチック(GFRP)、金属基複合材料(MMC)、C/Cコンポジットに分かれます。選ぶときは「何℃で使うか」「電気を通してよいか」「熱膨張をどこまで小さくしたいか」の3つを先に決めます。

複合材料(コンポジット)⁠と⁠⁠⁠⁠は

複合材料は、強化材(繊維や粒子)と⁠、それを固める母材(樹脂・金属・炭素)を組み合わせた材料です。コンポジット・複合材とも呼びます。強化材で強さや硬さを足し、母材で形と耐熱・熱膨張などの性質が決まります。

比較ページには、日本の会社が自社で作る複合材料を、品番の単位で載せています。炭素繊維を樹脂で固めたCFRPはCFRPの比較⁠、強化材のガラス繊維そのものはグラスファイバーの比較⁠で扱っています。

3つの種類

  • 繊維強化プラスチック(ガラス・アラミド)は⁠、ガラス繊維やアラミド繊維を樹脂で固めたものです。電気を通さず、さびません。例は利昌工業の EL-3230 と EW-3105、有沢製作所の GFFW成形品、宇部エクシモのコンポーズテンションメンバー、昭和飛行機工業のハニカムパネルです
  • 金属基複合材料(MMC)は⁠、アルミやマグネシウムにSiCなどのセラミックスを混ぜたものです。軽くて硬く、熱膨張が小さくなります。例は日本ファインセラミックスの SA701、デンカアルシンク、アライドマテリアルの MAGSIC ⁠⁠⁠です
  • C/Cコンポジットは、炭素繊維を炭素で固めたものです。酸素の無い所なら高温で使えます。例は東洋炭素の CX-761 と CX-47 ⁠⁠です

CFRPとの違い

  • CFRPは、炭素繊維を樹脂で固めた複合材料の1つです
  • 東洋炭素の製品FAQでは、エポキシ樹脂のCFRPの耐熱はおよそ200℃程度です
  • 樹脂を炭素に変えたC/Cコンポジットは、非酸化性雰囲気なら2000℃以上で使えます
  • 電気を通したくない部材には、炭素繊維ではなくガラス繊維の複合材料を選びます

強度の見方

  • 利昌工業の EL-3230 は、引っ張り強度がタテ380MPa、ヨコ300MPa、曲げ強度がタテ550MPaです
  • 有沢製作所の一般構造用FW管は、軸方向の引張強度が74MPa、曲げ強度が137MPa(測定値)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 東洋炭素の CX-761 は、曲げ強さ185MPa、引張強さ250MPaです
  • 複合材料は向きで強さが変わります。タテとヨコ、面の方向と厚さの方向の値を分けて見ます
  • カタログの数値は代表値で、保証値ではないものが多くあります

プリプレグの使い方

  • プリプレグは、繊維に樹脂を含ませて半分だけ固めたシートです。自社で重ねて加熱すると固まります
  • 利昌工業の EW-3105 は、標準の硬化条件が150℃×1hrか130℃×4hrです
  • 保管は20℃以下の冷暗所で、6か月もちます

熱膨張と放熱で選ぶ(MMC)

  • 日本ファインセラミックスの SA701 は、ヤング率260GPa、熱膨張7ppm/K、熱伝導率160W/m・Kです。1.5m角を超える大型品にも対応しています
  • アライドマテリアルの MAGSIC は、標準で熱膨張7.0ppm/K、熱伝導230W/(m・K)の放熱基板です
  • デンカアルシンクは、アルミナに近い熱膨張と、窒化アルミニウム並みの熱伝導を持ちます

高温で使う(C/Cコンポジット)

  • 東洋炭素の製品FAQでは、非酸化性雰囲気なら2000℃以上でも使えます
  • 鉄などの金属と直接触れると、1050℃以上で溶融反応することがあります
  • 東洋炭素の資料では、強度は等方性黒鉛の約3〜4倍です

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