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GUIDE / CLAD-STEEL

クラッド鋼とは?爆着と圧延の違い・組合せ・板厚・選び方

炭素鋼やステンレス鋼にステンレス・ニッケル合金・チタン・アルミを張り合わせたクラッド鋼の3つの製法(爆着・熱間圧延・薄板の圧接)、組合せ、板厚の範囲、溶接と保管の注意を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月5日更新

この記事の答え

クラッド鋼は、鋼に別の金属を張り合わせて1枚の板にした材料です。クラッド鋼板・合わせ板とも呼びます。張り合わせ方で、爆薬の力で冷間のまま付ける爆着、熱間で圧延する厚板、薄い板をロールで圧接してコイルで作る薄板の3つに分かれます。チタンやジルコニウムを付けるなら爆着、IHの鍋や電子部品の薄い板なら薄板のクラッドを選びます。

クラッド鋼とは

クラッド鋼は、炭素鋼やステンレス鋼に、ステンレス・ニッケル合金・チタンなどを金属接合して1枚にした材料です。流体に触れる面だけを耐食の合金にし、強さは鋼で受け持ちます。合金だけの板より、高価な合金の量を減らせます。

比較ページには、日本の会社が自社で作るクラッド鋼板・異材継手・クラッド材コイルを、各社の代表の品種の単位で載せています。銅張積層板とライニング鋼管は別の比較にしています。

3つの製法

  • 爆着(爆発圧着):合せ材の上に爆薬を置いて起爆し、母材に一瞬で張り付けます。例は旭化成の BAクラッドと異材継手 STJ ⁠⁠⁠です
  • 熱間圧延:合金と鋼材を重ねて熱間で圧延します。例は日本製鋼所の圧延クラッド鋼板です
  • 薄板の圧接:薄い板どうしをロールで圧接し、コイルに巻き取ります。例は日本製鉄の Fe/SUS と Al/SUS、東洋鋼鈑のファインクラッドです

爆着と圧延の違い

  • 旭化成の解説では、爆発圧着は2500m/秒で一瞬に終わり、熱が材料に伝わらない冷間の圧着です。接合面はさざ波の形になります
  • 爆着は、圧延や拡散接合では付けられない鍛造材も付けられます。旭化成は、チタン・アルミ・タンタル・ジルコニウムも接合できると案内しています
  • 熱間圧延は大きな板を量産する作り方です。日本製鋼所は1958年から作り、石油・ガスの容器や設備に出しています

組合せと板厚

  • 旭化成の BAクラッドは、ステンレス・ニッケル合金・チタン・ジルコニウム・銅合金・アルミを炭素鋼に張った組合せ例を出しています。クラッド総重量30t以内なら、母材の厚さに制限がありません
  • 日本製鉄の Al/SUS は、全板厚が2層で0.6〜3.3mm、3層で1.9〜2.6mmです。形はサークル・切板・コイルです
  • 東洋鋼鈑のファインクラッドは、全体の厚さが0.06〜1.0mmで、幅は最大250mmです
  • 日本製鋼所は、公式ページに板厚・幅・組合せを書いていません

異材継手と溶接の注意

  • アルミと鋼は、そのままでは溶接でつなげません。旭化成の STJ は、アルミ合金と炭素鋼・ステンレス鋼を溶接でつなぐための継手です
  • LNG の配管には、ステンレスパイプとアルミパイプをつなぐ CCJ があり、呼び径3/4Bから76Bまで作れます
  • 溶接の入熱は、STJ と CCJ が最大350℃×30分、ETJ が最大300℃×30分です

保管と値段

  • 保管中にほかの金属と触れさせると、電食・ガルバニック腐食の原因になります。水濡れや油を避け、乾いた屋内にしまっておきます
  • このページの製品は、どれも公開価格がありません。材質・板厚・大きさで見積りになります。旭化成の BAクラッドは、納期が素材入荷後30〜40日です
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