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GUIDE / CHROMIUM-OXIDE

酸化クロムとは?酸化クロム(III)と三酸化クロムの違い、顔料用・研磨用・めっき用の工業品と試薬・高純度品の選び方

緑の顔料や研磨剤、耐火物、クロムめっきの原料に使う酸化クロム(酸化クロム(III)・三酸化クロム)の化学式と分子量、日本化学工業の工業品の規格、試薬の特級・一級・化学用の違い、2N〜4Nの高純度品、値段と法規の区分を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

酸化クロムは、クロムと酸素の化合物で、ふつうは緑色の粉の酸化クロム(III)(Cr2O3)を指します。顔料・研磨剤・耐火物に使い、三酸化クロム(無水クロム酸・CrO3)はクロムめっきの原料です。工業品は日本化学工業が国内で作っていて見積もり、試薬は500gのびんで3,300円〜29,200円、高純度品は2N〜4Nで問い合わせです。選ぶときは「どちらの化合物か」「どの等級・純度か」「どれくらいの量か」の3つを先に決めます。

酸化クロムとは

酸化クロムは、クロムの酸化物をまとめた呼び名です。いちばん多く使うのは酸化クロム(III)(三酸化二クロム・酸化第二クロム)で、化学式はCr2O3、分子量は151.99です。酸化クロム(VI)は三酸化クロムで、無水クロム酸とも呼びます。化学式はCrO3、分子量は99.99です。

比較ページには、日本の会社が自社で作る酸化クロムを、工業品は製品、試薬と高純度品は品番か純度の単位で載せています。金属クロムはクロムの比較、青棒などのバフ用研磨剤は研磨剤の比較で扱っています。

色と性質

  • 酸化クロム(III)は緑色の粉末で、比重は5.22です
  • 三酸化クロムの比重は2.7、融点は196℃です
  • 三酸化クロムは湿気を吸って溶ける潮解性があります。ふたを閉めてしまっておきます

顔料・研磨剤・耐火物に使う酸化クロム(III)

  • 日本化学工業は、酸化クロムを日本で唯一生産していると公式に書いています
  • 顔料用のG5・G7、研磨用、グリーンF3、タイカクローム100があり、どれもCr2O3 99.3%以上です
  • 顔料用のG5は、45μmのふるい残分を0.05%以下に抑えています
  • タイカクローム100のふるい残分の規格は、5.0%以下です
  • 工業品は値段と荷姿を出していません。用途と量を伝えて見積もりを取ります

めっきに使う三酸化クロム(無水クロム酸)

  • 日本化学工業のフレーク無水クロム酸は、CrO3 99.7%以上です
  • 不純物は、Fe 80ppm以下、Cl 50ppm以下、水不溶分0.01%以下まで規格があります
  • 用途は、めっき、クロメート、触媒です
  • 溶かす手間を省くなら、60%・37%の液体クロム酸もあります

試薬の等級と値段

  • 酸化クロム(III)の500gは、米山薬品工業の02618が3,300円、国産化学の2111756が3,500円、純正化学の32105-1201が4,000円です
  • 富士フイルム和光純薬の和光一級(038-08505)は、500gが希望納入価格4,100円です。含量の規格は無く、45μm通過分99%以上の粒度で管理しています
  • 関東化学の鹿特級(07350-00)は、滴定の純度98.5%超で、500gは7,800円です
  • 三酸化クロムの特級の500gは、関東化学が13,500円、富士フイルム和光純薬が19,000円、国産化学が28,100円、米山薬品工業が29,200円です
  • 関東化学の三酸化クロムは、鹿特級が純度98.0%超、鹿1級が96.0%超です。鹿1級の500gは7,400円です
  • 少量なら、関東化学の鹿特級の酸化クロム(III)が25gで2,500円です

高純度品

  • 高純度化学研究所は、酸化クロム(III)の3N(CRO02PB)と2N(CRO01PB)を、約3μmの微粉末で出しています
  • 同じ社の三酸化クロムの4N(CRO04PB)⁠に⁠は⁠、分析表が付きます
  • 三津和化学薬品は、3〜5mmの粒にした酸化クロム(III)の3Nを出しています
  • 高純度品の値段は問い合わせです

法規

  • 富士フイルム和光純薬の製品ページでは、酸化クロム(III)はPRTR-1と安衛法57条の表示対象物質です
  • 三酸化クロムは、特化則第2類、PRTR-1(特定)、危1-I、劇物です
  • 高純度化学研究所も、三酸化クロムを劇物・特定化学物質・PRTRと表示しています
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