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GUIDE / CALCIUM-CARBONATE

炭酸カルシウムとは?重質・軽質・表面処理品・試薬の違いと選び方

樹脂・ゴム・製紙に使う炭酸カルシウムの種類・粒径・表面処理・純度・荷姿と、研究用試薬の分子量・溶解性をメーカー公式資料でまとめました。

2026年10月28日更新

この記事の答え

炭酸カルシウムは、樹脂・ゴム・紙などに配合する白色の無機原料です。重質は石灰石を粉砕・分級し、軽質は化学反応で合成します。工業用の配合原料か研究用試薬かを先に分け、粒径の測定法・表面処理・不純物規格・荷姿をそろえて選びます。

炭酸カルシウムとは

化学式はCaCO3で、樹脂・ゴム・製紙・塗料の充填材や分析用試薬に使います。和光の試薬特級品は、水とエタノールにほとんど溶けない白色粉末です。比較ページでは、工業用グレードと試薬の品番を単位に載せ、家庭用完成品・医薬品・サプリメントは除いています。

出典:日亜化学工業、和光の試薬。資料の確認日は2026-10-28です。

重質・軽質・表面処理品・試薬の違い

  • 重質は、石灰石を粉砕・分級した原料です。ソフトン3200、MC-150、NS#2300がこの比較の例です
  • 軽質は、石灰石から化学的に合成した原料です。沈降性・合成炭酸カルシウムとも呼びます。日亜化学工業の5101-02と5101-05は純度と不純物の異なる標準品です
  • 表面処理品は、重質または合成の粒子表面を脂肪酸などで処理した品です。材料とのなじみ、分散性、粘度を変えます
  • 試薬は、研究用の等級と不純物規格を持つ品です。工業用フィラーとは分けて選びます

出典:古手川産業の製法解説、表面処理の説明⁠。

試薬の分子量と塩酸溶状

純正化学の43260-0301の公式製品ページには、分子量100.09と記載されています。同品の製品規格書では、塩酸溶状は試験適合です。分析用に購入するときは、純度とともに規格書の項目を照合します。

出典:純正化学の製品情報、製品規格書。

粒径は測定法と一緒に比べる

  • 旭鉱末のMC-150は、D50径が3.1μm、SW径が1.5μmです。同じ製品でも径の定義で数字が違います
  • 備北粉化工業のソフトン3200は、空気透過法による平均粒子径が0.70μmです
  • 日東粉化工業のNS#2300は、比表面積から算出した平均粒子径が1.0μmです
  • 丸尾カルシウムのカルファイン200は、電子顕微鏡による一次粒子径が0.07μmです

一次粒子径と凝集した粒子の径を混同せず、測定法をそろえます。代表値を保証規格として扱わず、受入検査の項目と方法は発注前に合意します。

出典:旭鉱末、備北粉化工業、日東粉化工業、丸尾カルシウム⁠。

配合で狙う働きと、分析の不純物規格で選ぶ

  • ゴムの補強には、白石工業の白艶華CCや古手川産業のミクローン200など、用途を明記したグレードから配合評価を始めます
  • シーラントの粘度調整には、カルファイン200のチキソ性付与や、シーリング材向けのヴィスカル10など、狙う働きを確かめます
  • 試薬は純度だけで替えません。和光の030-00385と030-00405は純度99.5%以上ですが、マグネシウムは前者が0.01%以下、後者が0.005%以下です
  • 和光の試薬は試験研究用です。食品・医薬品・家庭用品には使えず、ほかの用途や原料に使う場合もメーカーに確認します

出典:白艶華CC、古手川産業、和光の特級規格書、アルカリ分析用の規格書⁠。

荷姿と価格

  • 和光の030-00385は500gで3,200円、030-00405は500gで5,800円です。どちらも税別の希望納入価格です
  • 純正化学の43260-0301は、500gのプラスチック広口ビンで本体価格3,200円です
  • ライトンシリーズは20kg・25kg紙袋とフレコンの案内があります。ライトンAで使える包装と最低発注量は見積もり時に確認します

工業品の量産見積もりと試薬の小口価格は分け、グレード・必要量・包装・保証規格・納入条件をそろえて比較します。

出典:和光の特級品、アルカリ分析用、純正化学、ライトンシリーズ⁠。価格・荷姿は2026-10-28に確認しました。

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