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GUIDE / BRONZE

青銅とは?りん青銅・アルミニウム青銅・砲金の違いと素材の選び方

機械部品に使う青銅の種類と材質、棒・管・板の寸法、引張強さ・硬さ、黒皮の加工余肉、価格を確認する順序をメーカーの公式資料でまとめました。

2026年10月28日更新

この記事の答え

青銅は、軸受・歯車・バルブなどに使う銅合金です。素材を選ぶときは「合金規格」「形状と製法」「加工後の寸法と余肉」を先に決めます。同じりん青銅でも、棒材と鋳造材、板材の質別では機械特性が違います。価格は条件をそろえて見積もります。

青銅とは

青銅は、銅に錫を加えた合金です。機械部品の分野では砲金とも呼び、耐圧性・耐食性・耐摩耗性を使います。アルミニウム青銅など、錫以外の元素を加えた青銅系の素材もあります。

青銅のメーカー比較は、加工前の棒・管・板・鋳物素材を並べています。完成軸受や完成ばね、溶接棒、商社が売る他社製品は含みません。完成品を買うなら、軸受の比較と素材の手配を分けて考えます。

合金の種類と違い

  • 一般青銅は、耐圧性や切削性を使う素材です。丸江伸銅の青銅棒では、CAC406Cなどをバルブ・ポンプ部品や歯車に使います
  • りん青銅は、銅・錫にりんを加えた素材です。藤井製作所のC5191は棒材として、Jマテ.カッパープロダクツのCAC502Cは連続鋳造材として供給されます
  • アルミニウム青銅は、銅にアルミニウムなどを加えた素材です。大和合金のC6191相当は押出・鍛造材、Jマテ.カッパープロダクツのCAC703Cは鋳造材です
  • 鉛青銅は、なじみ性を使う軸受素材です。丸江伸銅のCAC603Cは、高荷重の軸受材料として案内されています

青銅と黄銅の違いは、基本となる添加元素です。黄銅は銅と亜鉛の合金で、真鍮とも呼びます。名前や色だけで置き換えず、図面の合金規格を確認します。

出典:丸江伸銅 製品紹介、大和合金 アルミニウム青銅⁠。

棒・管・板をどう選ぶか

  • 丸棒は、軸や歯車などを切り出す素材です。日本青銅のCAC406C丸棒には、呼称径と黒皮の外径許容範囲が別々に示されています
  • 丸管は、ブッシュやスリーブの加工用に使います。Jマテ.カッパープロダクツのCAC703C丸管は、外径呼称38.0〜230.0mmを案内しています。内径・長さは別に確認します
  • 板は、摺動片やワッシャなどの素材です。大木伸銅工業のC5191板は、厚さ0.15〜7mm・幅180mm・長さ1200mmの製造範囲を案内しています
  • 鋳物素材は、図面に合わせて手配します。平野合金では、鋳造後の荒加工や検査を含めて相談できます。完成寸法と、余肉を含む納入寸法を分けて伝えます

出典:日本青銅 カタログ第13版、Jマテ.カッパープロダクツ CAC703C、大木伸銅工業 りん青銅、平野合金 製品情報⁠。

強度・硬さは条件をそろえる

  • 清峰金属工業のC5191で質別Hの板・条は、引張強さ590〜685N/mm²、伸び8%以上、ビッカース硬さ180〜230HVです。別の質別や棒材には、この数値を転用しません
  • Jマテ.カッパープロダクツのCAC502Cは、引張強さ295N/mm²以上、伸び10%以上、ブリネル硬さ80HBW以上の規格値です
  • 同社のCAC703Cは、引張強さ610N/mm²以上、伸び12%以上、ブリネル硬さ160HBW以上の規格値です。実測値は寸法・形状・鋳造条件で変わります
  • HVとHBWは試験方法が違います。数値の大きさだけを横並びで判断しません

出典:清峰金属工業 りん青銅、Jマテ.カッパープロダクツ CAC502C⁠、同社CAC703Cの製品ページ。

加工余肉と切断条件

日本青銅のCAC406C丸棒は、呼称50mmに対して黒皮外径50.7〜52.0mmです。完成径を呼称径だけで判断せず、外径許容範囲から切削量を見込みます。中空材は内径側の余肉も確認します。

大和合金の在庫品目表は、C6191相当の押出材と黒皮鍛造材を分けています。鍛造品は仕上寸法に対して5mm以上の余肉を求めています。現行ページが案内する表でも古い作成年の資料なので、現在庫・納期・切断条件は発注前に確認します。

出典:日本青銅 カタログ第13版、大和合金 在庫品目表⁠。

鉛の含有量と価格

鉛青銅のなじみ性と、低鉛材の成分管理は別の選定条件です。藤井製作所の低鉛快削りん青銅FX408は、鉛の成分範囲が0.7〜1.0%です。低鉛という名称だけで、給水用などの用途への適合を判断しません。

今回の資料では、同じ条件で比べられる製品価格を確認できませんでした。見積依頼では、合金規格・形状・製法・質別・仕上り寸法・納入寸法・切断長さ・数量・必要な検査をまとめます。銅建値と、加工・切断を含む製品価格は分けて扱います。

出典:藤井製作所 低鉛快削りん青銅⁠、各社の製品資料。公式資料の確認日は2026年10月28日です。

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