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GUIDE / BIOCHEMICAL-BUFFER

生化学用緩衝剤とは?HEPES・Tris・調製済み溶液の種類とpH範囲・価格の違い

細胞培養や生化学の実験で液のpHを保つ生化学用緩衝剤を、Good緩衝剤の粉末・Trisの粉末・調製済みの溶液に分け、選び方とpH範囲・価格の違いをまとめました。

2026年11月7日更新

この記事の答え

生化学用緩衝剤は、細胞培養や生化学の実験で液のpHを保つ試薬です。保ちたいpHで成分を決め、次に粉末か調製済みの溶液かを決めます。細胞に使うならエンドトキシンの扱いも確かめます。

生化学用緩衝剤とは

生化学用緩衝剤は、反応や培養の間に液のpHがずれるのを抑える試薬です。生化学用バッファーとも呼びます。HEPESやMOPSなどのGood緩衝剤、Tris、PBSなどがあり、粉末と溶液で売られています。

同仁化学研究所は、Good緩衝剤の特長として、水によく溶けて濃い緩衝液を作れること、濃度・温度・イオン組成の影響を受けにくいことなどを示しています。

メーカー比較ページでは、品番ごとにpH・純度・エンドトキシン・荷姿・価格を並べました。

3つの種類

  • Good緩衝剤の粉末は、HEPESやMOPSを自分で溶かしてpHを合わせます。同仁化学研究所の表示では、HEPESはpH6.8〜8.2、MOPSはpH6.5〜7.9です。
  • Trisの粉末は、溶かしてpHを合わせて使います。キシダ化学は生化学用を100gから15kgまで、関東化学は特級を500gで出しています。
  • 調製済みの溶液は、そのまま足すか薄めて使います。ナカライテスクの17557-94とGibcoの15630080は、どちらも1MのHEPES液です。

選ぶときに見る所

選ぶときは「保ちたいpH」「粉末か溶液か」「エンドトキシン」の3つを先に決めます。

  • 保ちたいpHが成分の範囲に入るかを見ます。範囲は成分ごとに違います。
  • 濃度とpHを自分で決めるなら粉末です。手間を省くなら溶液です。
  • 細胞に使うならエンドトキシンの扱いを確かめます。富士フイルム和光純薬のCertiPro-Lは保証、ナカライテスクの17557-94は試験済みです。Gibcoの15630080は試験していないと公式のFAQにあります。

価格の見方

公開価格は包装も税の表記も会社で違うので、単純には比べられません。

  • 同仁化学研究所のHEPESは、25gで3,900円です。
  • ナカライテスクのHEPES粉末は、100gで8,000円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す⁠。
  • ナカライテスクの1mol/l液は、100mLで14,500円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す⁠。
  • GibcoのHEPES液は、100mLで25,700円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す⁠。
  • 富士フイルム和光純薬のCertiPro-Lは、500gで見積りです。

使うときの注意

  • HEPESは温度が上がるほどpHが下がります。使う温度でpHを合わせます。
  • 粉末が瓶の中で固まっても、同仁化学研究所は品質に問題はないと案内しています。
  • 溶液の保存は品ごとに違います。ナカライテスクの17557-94は冷蔵、アトーのEzPBS(-)は室温で1年です。
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