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GUIDE / AR-FILM

反射防止フィルム(ARフィルム)⁠と⁠は⁠?AR・AG・AGLR・モスアイの種類と違い、反射率・ヘイズ・硬さの選び方

ディスプレイやタッチパネルの映り込みを抑える反射防止フィルム(ARフィルム・LRフィルム・AGフィルム)の4つの種類、ARとAGの違い、反射率とヘイズの見方、傷・汚れへの強さ、作り方の違いを、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月1日更新

この記事の答え

反射防止フィルムは、画面の表面に貼って、外の光の反射や映り込みを抑える光学フィルムです。ARフィルム・LRフィルムとも呼びます。反射の抑え方で、光の干渉で打ち消すクリアの型・防眩の凹凸に反射防止層を重ねた型・凹凸で光を散らす防眩(AG)の型・モスアイの型に分かれます。選ぶときは「反射率をどこまで下げるか」「ぼかしてよいか」「手で触れるか」の3つを先に決めます。

反射防止フィルムとは

反射防止フィルムは、ディスプレイやタッチパネルの最表面に貼り、外の光の反射や映り込みを抑えるフィルムです。テレビやPC、タブレット、スマートフォンのほか、車載ディスプレイや店頭の表示にも使います。

比較ページには、日本の会社が自社グループで作る反射防止フィルムを、各社の代表の品番の単位で載せています。あとで剥がす表面保護フィルム、窓用の遮熱フィルム、家庭用の液晶保護フィルムは載せていません。

4つの種類

  • クリアの低反射型(AR・LR)は、薄い反射防止層で光の干渉を起こし、反射を打ち消します。デクセリアルズのAR100-T081V-JD-HD、大日本印刷のARフィルム、麗光のLWC-02Tがこの型です
  • 防眩低反射型(AGLR)は、防眩の凹凸の上に反射防止層を重ねます。TOPPANのAGLRと、リンテックのHA239LRがこの型です
  • 防眩型(AG)は、ハードコートの表面の凹凸で光を散らします。きもとのKB-FILM N9UASと、パナックのNFAG02がこの型です
  • モスアイ型は、光の波長より細かい凹凸で反射を下げます。デクセリアルズのME1-T050P-510Pがこの型です

ARとAGの違い

  • ARは反射そのものを下げます。表面に凹凸が無いので、画面はくっきり見えます
  • AGは光を散らして、映り込みをぼかします。反射防止層は持ちません
  • 大日本印刷の解説でも、ARとAGは仕組みが違うとしています。両方を重ねたのがAGLRで、TOPPANのAGLRは反射率1.5〜2.0%です

反射率の見方

  • 大日本印刷は、反射率0.1%の品を作っています
  • デクセリアルズのME1-T050P-510Pは0.2%、AR100-T081V-JD-HDは0.29%、麗光のLWC-02Tは0.24%です
  • リンテックのHA239LRは、可視光の反射率の最低値で0.9%です
  • 視感反射率・最低値など測り方が各社で違うので、数字は条件まで見て比べます

ヘイズの見方

  • ヘイズは光がどれだけ散るかの数字で、高いほど映り込みをぼかし、画面は白っぽくなります
  • クリアの品は、デクセリアルズのAR100-T081V-JD-HDが0.3%、麗光のLWC-02Tが0.8%です
  • 防眩の品は、きもとのN9UASが8.9%、リンテックのHA239LRが10.6%、パナックのNFAG02が18.0%です
  • TOPPANは、AGとAGLRをヘイズ1〜60%までそろえています

傷と汚れへの強さ

  • デクセリアルズのAR100-T081V-JD-HDは、スチールウール1000gf×150回で傷が付きません。水の接触角は120°⁠⁠⁠です
  • リンテックのHA239LRと麗光のLWC-02Tは、鉛筆硬度3Hです
  • モスアイ型は汚れを拭き取りきれないので、手が触れる所には貼りません

作り方の違い

  • 作り方には、真空蒸着・スパッタ・CVDのドライ式と、液を塗るウェットコーティングがあります
  • デクセリアルズは、スパッタで無機の多層膜を積みます
  • 大日本印刷は、ウェットコーティングで最大3層を重ね、最大幅2500mmまで作れます

値段

  • このページの8製品は、どれも値段を公式に出していません。画面の大きさ・基材・粘着剤を決めて、各社に見積もりを取ります
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