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GUIDE / ACRYLIC-ACID

アクリル酸とは?用途・化学式と、98%・80%・試薬の純度・価格の選び方

高吸水性樹脂やアクリル酸エステル・凝集剤・粘接着剤の原料になるアクリル酸(AA・GAA)について、化学式・分子量、用途、作り方、98%と80%の違い、純度・重合禁止剤・荷姿・価格、危険性と保管方法をメーカー公式資料で確認できます。

2026年10月30日更新

この記事の答え

アクリル酸は、高吸水性樹脂やアクリル酸エステル・凝集剤・粘接着剤の原料になる、重合しやすい液体のモノマーです。工業用は精製品と80%の水溶液があり、水分と重合禁止剤の量で選び、品質の条件は見積りのときに照合します。試薬は500mL・500gの瓶で、純度と保存条件を品番で見て選びます。毒劇法の劇物で、凝固点は13.2℃なので、保管の温度と置き場所をSDSで確かめます。

アクリル酸とは?化学式・分子量と別名

アクリル酸はCAS番号79-10-7の物質で、AA・GAAとも書きます。化学式はCH2=CHCOOH、関東化学の製品ページでは分子量は72.06です。三菱ケミカルは、酢酸に似た強いにおいの無色の液体と案内しています。

アクリル酸のメーカー比較では、工業用の精製品と80%水溶液、自社ブランドで作る試薬の品番を、純度・重合禁止剤・荷姿・価格で分けて掲載しています。アクリル酸メチルなどのエステル、アクリル酸ナトリウムやポリアクリル酸などの塩・重合物は含めていません。

出典:関東化学の01081-⁠01、三菱ケミカルのアクリル酸⁠。

何に使う?用途と作り方

メーカーは、アクリル酸の使い道を次のように案内しています。

  • 高吸水性樹脂(SAP)の原料になります
  • アクリル酸エステルなど、各種エステルの原料になります
  • 凝集剤・分散剤・増粘剤・粘接着剤の原料になります
  • 東亞合成は、粘度調整剤や光硬化性樹脂にも使うと書いています

作り方は、プロピレンの酸化です。三菱ケミカルは、プロピレンを原料に直接酸化して作り、不純物が少ないと案内しています。

出典:日本触媒、東亞合成、三菱ケミカル。

工業用は98%と80%の違いを見る

  • 工業用は、日本触媒・東亞合成・三菱ケミカルが自社の製品として案内しています
  • 規格の数字を公開しているのは東亞合成だけで、98%品は純分98.0%以上、80%品は純分80.0%以上です
  • 水分は、98%品が0.5%以下、80%品が20%以下です
  • 重合禁止剤は、98%品が200±20ppm、80%品が160±20ppmです
  • 国連番号は、98%品がUN 2218、80%品がUN 2922と違います
  • 三菱ケミカルの沸点は、100%品が142℃、80%品が104℃です

出典:東亞合成の製品データ、東亞合成、三菱ケミカル。

工業用の荷姿を合わせる

  • 東亞合成は、20kg缶・200kgドラム・ローリーで届けます
  • 三菱ケミカルは、ローリー・ドラム缶・石油缶で届けます
  • 日本触媒は、ローリー・ドラムに加えて、ポリエチ容器のNC缶でも出しています

少量の試作から始めるなら、缶で受け入れられるメーカーを選ぶと、量産と同じ品で試せます。

出典:東亞合成、三菱ケミカル、日本触媒。

試薬は純度と価格を合わせる

次は2026年10月30日に確認した試薬の価格です。容量と税区分がそろわないので、高い・安いは決めずに並べます。

  • 米山薬品工業の01017は、純度98.5%以上で、500mLが2,500円です
  • 関東化学の01081-01は、鹿1級で純度は滴定で97.0%超、500gが3,400円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • ナカライテスクの00810-45は、純度98.5%以上(GC)で⁠、500mLが3,450円(税抜・定価)⁠で⁠す⁠。安定剤のMEHQを約200ppm含みます
  • 和光の011-00776は、和光特級で含量98.0%以上、500mLが3,700円(税抜の希望納入価格)⁠で⁠す⁠。25mLは2,600円です

出典:米山薬品工業、関東化学の製品一覧、ナカライテスク、和光の011-00776⁠。

アクリル酸の性質と保管:凝固点・引火点・保存温度

日本触媒の資料では、沸点は141℃、凝固点は13.2℃、引火点(密閉)は51℃です。凝固点が室温に近いので、冷やしすぎると固まります。日本触媒は、重合防止剤にMEHQを使っても高温では重合しやすいと書いています。

保存の条件は品番で違います。和光の011-00776は暗所、関東化学の01081-01は15〜25℃、米山薬品工業の01017は冷蔵です。毒劇法の劇物なので、鍵のかかる場所にしまいます。

危険性と法規は製品SDSで確認

アクリル酸は毒劇法の劇物で、消防法の危険物第4類第2石油類(水溶性液体)⁠で⁠す⁠。貯める量と置き場所、換気と保護具の条件は、使う製品のSDSで確かめます。

出典:日本触媒、和光の011-00776、関東化学の01081-⁠01、米山薬品工業、三菱ケミカル。

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