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GUIDE / PLM-SYSTEM

PLMシステムとは?PDMとの違いと、パッケージ型・SaaS型・電気設計向けPDMの種類、BOM管理・CAD連携・費用の選び方

設計データ・部品表(BOM)⁠・図面・設計変更を一元管理するPLMシステムの3つの種類、PDMやERPとの違い、E-BOMとM-BOMの持ち方、CAD連携、費用と導入期間を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月1日更新

この記事の答え

PLMシステムは、設計データ・部品表(BOM)⁠・図面・設計変更の履歴を、製品の企画から製造・保守まで通して一元管理するソフトです。自社のサーバーに入れるパッケージ型、メーカーのクラウドで使うSaaS型、電気設計のデータに絞ったPDM(EDM)に分かれます。選ぶときは「部品表の持ち方」「使っているCAD」「運用を誰が持つか」の3つを先に決めます。

PLMシステムとは

PLMは製品ライフサイクル管理の略で、製品の企画・設計から製造・保守までの情報を、部品表を軸にひとつにまとめる仕組みです。BOMは品目の情報と構成の情報からなる製品のマスターデータで、PLMはそこに図面・文書・設計変更の履歴を結びつけて持ちます。

PDMは、CADのデータや図面など設計のデータを管理する仕組みです。ダッソー・システムズは設計データの管理をPLMの土台と説明していて、PDMから始めてPLMへ広げる会社もあります。

比較ページには、日本の会社が自社で開発するPLMと、海外のメーカーの日本法人が提供するPLMを、各社の公式資料で並べています。

3つの種類

  • パッケージ型は、自社のサーバーや自社で契約したクラウドに入れます。部品表の持ち方や承認の流れを作り込みやすく、例はVisual BOM、Obbligato、Aras Innovator、Windchillです
  • SaaS型は、メーカーが運用するクラウドを使います。サーバーがいらず、更新と保守もメーカーが受け持ちます。例はObbligato for SaaS、Teamcenter X、ENOVIAです
  • 電気設計向けPDM(EDM)は、回路・基板のデータと電子部品の情報に絞って持ち、部品表をPLMへ渡します。例は図研のDS-CRとDS-2 Expressoです

部品表(BOM)の持ち方

  • E-BOMは設計部門が作る設計部品表、M-BOMは製造の手順に合わせて組み直した製造部品表です
  • Visual BOMは、テンプレートでE-BOMからM-BOMと工程フロー(BOP)を半自動で作ります
  • Obbligatoは、製品の違いを150%BOMでまとめて持ち、E-BOM・M-BOM・BOPをつなぎます
  • Windchillは、CADとEBOM・MBOM・SBOMを結びつけて持ちます
  • 生産管理システムやERPへ部品表をどう渡すかを、製品を選ぶ前に決めておきます

CADとの連携

  • 使っているCADのデータを、そのまま取り込めるかを先に確かめます
  • Windchillは、マルチCAD編集とECADデータの同期を案内しています
  • ENOVIAは、CATIA V5やSOLIDWORKSに加え、他社の機械・電気設計ツールのデータを扱えます
  • Visual BOMは、3D CADのデータをXVLに変換して登録します。2D CADだけの会社向けには基本機能だけのBom Producerがあります
  • 電気設計のデータは、図研のDS-CRのような電気設計向けPDMで持ち、PLMへ渡す形もあります

費用と導入期間

  • 載せた製品で値段を公式に出しているのは、Obbligato for SaaSだけです。ドキュメント・BOM・設計変更を5名で使う場合で、月額23.5万円〜、初期費用25万円〜⁠⁠⁠です
  • ほかの製品は、ユーザー数と使う機能で見積もります。ライセンスのほかに、導入支援・データ移行・保守を見積もりに入れます
  • Obbligato for SaaSは、最短2週間で使い始められます
  • 作り込みやデータ移行が多いほど、期間と費用は膨らみます。標準機能でどこまで回せるかを先に確かめます
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