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GUIDE / EDA-TOOL

EDAツールとは?基板CAD・LSIレイアウト・レイアウト検証の違いと、対象工程・動作環境・価格の選び方

プリント基板・LSIの設計に使うEDAツール3種類(プリント基板設計、LSIレイアウト設計、レイアウト検証⁠)⁠の違い、対象工程、設計対象、動作環境、価格を、メーカーの公式ページをもとにまとめました。

2026年11月5日更新

この記事の答え

EDAツールは、電子回路やプリント基板、LSIの設計を、パソコンの上で描いて確かめるソフトです。回路図と基板レイアウトを描くプリント基板設計、LSIのレイアウトを描くもの、レイアウトを検証するものに分かれます。選ぶときは「基板かLSIか」「受け持つ工程」「動作環境」の3つを先に決めます。

EDAツールとは

EDAツールは、Electronic Design Automationの頭文字で、電子設計の自動化ツールとも呼びます。回路図を描き、基板やLSIのレイアウトに落とし込み、そのレイアウトが正しいかを確かめるまで、工程ごとにツールが分かれます。

比較ページには、日本の会社が自社で開発するか、海外メーカーの日本法人が自社グループの製品として案内するツールを、製品の単位で載せています。機械・建築の設計製図や電気配線のCAD、電磁波の解析ソフトは別の比較に分けています。

3つの種類

  • プリント基板設計は、回路図を描き、部品の配置と配線を基板に落とし込むソフトです。例は、図研のCR-8000、QuadceptのCircuit DesignerとPCB Designerです
  • LSIレイアウト設計は、チップの中のトランジスタや配線の形を描くソフトです。例は、ジーダットのSX-Meister Ismo-Advanced、日本シノプシスのCustom Compilerです
  • レイアウト検証は、描いたレイアウトが製造のルールや回路図、設計の制約に合っているかを確かめるソフトです。例は、ジーダットのSX-Meister DC-C、日本シノプシスのIC Validatorです

プリント基板設計の選び方

  • CR-8000 Design Forceは、複数の基板をつないだまま配置と配線を進められ、パッケージやMEMSの設計まで扱えます
  • CR-8000 Design Gatewayは、基板どうしの接続を含むシステム全体の回路を描き、よく使う回路を標準回路ブロックとして流用できます
  • Quadcept PCB Designerは、設計中のDRCと製造性を確かめるMRCを備えた基板設計CADです
  • Quadcept Circuit Designerは、CR5000 SD・OrCAD・Protel・Altiumの回路図と部品データを読み込めます

LSIの設計と検証の選び方

  • SX-Meister Ismo-Advancedは、Stream100Gbyte・1000万ネット規模以上のデータを扱え、WindowsとRedHatLinuxで同じデータを使えます
  • Custom Compilerは、FinFETのミックスド・シグナル回路のレイアウトを、ビジュアル・アシストの自動化で速く組むツールです
  • IC Validatorは、DRC・LVSからダミー・メタルフィルの挿入まで受け持ち、4,000以上のCPUコアで分散して検証できます
  • SX-Meister DC-Cは、DRCやLVSで見きれないインスタンスやネットごとの設計制約を、レイアウトの初期から確かめます

価格

  • Quadcept PCB Designerの価格は、月契約14,250円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • Quadcept Circuit Designerの価格は、月契約5,700円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 図研・ジーダット・日本シノプシスの製品は、公式ページに価格がないので問い合わせて決めます

選ぶ前に確かめること

  • 基板とLSIでは使うツールが違います。設計するものに合う種類かを先に決めます
  • 回路図とレイアウトは別の製品になっていることが多いので、組で揃えるかを確かめます
  • 今のCADのデータを読み込めるかを、乗り換えの前に確かめます
  • 動作環境を公式に書いている製品は少ないので、使うパソコンやサーバーで動くかを問い合わせます
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