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GUIDE / SOLVENT-CLEANER

溶剤洗浄機とは?炭化水素系・フッ素系の溶剤洗浄機(脱脂洗浄機)の種類(真空式・蒸気洗浄式・浸漬超音波式)と、溶剤の量・蒸留再生・消防法の選び方

金属部品・精密部品の油や汚れを溶剤で落とす溶剤洗浄機の3つの種類、炭化水素系とフッ素系の違い、蒸留再生の能力、置く広さ、消防法の届け出を、主なメーカーの公式の仕様から短くまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

溶剤洗浄機は、部品の油や汚れを炭化水素系やフッ素系の溶剤で落とす洗浄機です。脱脂洗浄機とも呼びます。溶剤の使い方で、炭化水素系を真空の槽で使う真空式、フッ素系などの蒸気で洗って乾かす蒸気洗浄式、溶剤に浸けて超音波で洗う浸漬超音波式の3つに分かれます。選ぶときは「どの溶剤を使うか」「1回に洗う量」「溶剤の回収と再生」の3つを先に決めます。

溶剤洗浄機とは

溶剤洗浄機は、切削油・プレス油・焼入れ油などが付いた金属部品や精密部品を、溶剤で油を溶かして洗う機械です。水を使わないので乾きが速く、さびにくいのが水系の洗浄機との違いです。洗浄・乾燥・汚れた溶剤の蒸留再生までを1台で行う機種が多くあります。

比較ページには、日本の会社が自社で作る溶剤洗浄機を、各社の代表の型の単位で載せています。水系の部品洗浄機・水系で使う超音波洗浄機の単体・スプレー缶の洗浄剤は、それぞれ別のページで扱っています。

3つの種類

  • 真空式(炭化水素系)は、燃える炭化水素系の溶剤を、空気を抜いた槽の中で使います。例はクリンビーの CLOVA-4030、アクア化学の TETRA、ニッコークリエートの VCS432、ジャパン・フィールドの VONOVO ⁠⁠⁠です
  • 蒸気洗浄式(フッ素系など)は、溶剤を沸かした蒸気で洗って乾かします。例はタイセイクリンケミカルのクリンベストZEROⅣ、ジャパン・フィールドの Green Vapor Deluxe、カイジョーのフッ素系低消耗型洗浄装置、ニッコークリエートの CS601 ⁠⁠⁠です
  • 浸漬超音波式は、溶剤をためた槽に部品を浸けて超音波で洗います。例は東京超音波技研の PUC-0827 です。乾燥と再生は別の機械と組み合わせます

炭化水素系とフッ素系の違い

  • 炭化水素系は燃える溶剤なので、真空の槽の中で使います。ためる量によって消防法の届け出をします
  • タイセイクリンケミカルの解説では、指定数量は第二石油類の非水系液体が1000L、第三石油類の非水系液体が2000Lです
  • フッ素系は燃えない溶剤で、消防法に当たりません
  • 同社の比べでは、電気容量はフッ素系のクリンベストZEROⅣが約14kW、炭化水素系の1槽真空式が約27kWです

1回に洗える量と置く広さ

  • アクア化学の TETRA は、1回10kgを10分で洗います。ニッコークリエートの VCS432 は、1回に最大10kgです
  • バスケットは、クリンビーの CLOVA-4030 が角400×300×200mm、クリンベストZEROⅣ が角400×250×200mmです
  • 小さめの機械では、Green Vapor Deluxe が約1150×1400×1500mm、カイジョーのフッ素系低消耗型洗浄装置が設置面積W1450×D1400mmです

溶剤の回収と再生

  • 汚れた溶剤は機内の蒸留器で油を分け、使い直します
  • 蒸留の能力は、CLOVA-4030 と VCS432 が100L/h、TETRA が50L/hです
  • クリンベストZEROⅣは-25℃の深冷槽で蒸気を回収し、溶剤の月間使用量は約9kgです
  • カイジョーのフッ素系低消耗型洗浄装置は、出し入れ口をパスボックスにして液の飛散を抑えます

値段

  • このページの9製品は、どれも値段を公式に出していません。槽の大きさ・自動搬送・溶剤の種類で組み方が変わるので、メーカーに見積りを取ります
  • クリンビーは、お客様の部品の洗浄テストを受けています。自社の部品で落ち方と乾き方を確かめてから決めます
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