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GUIDE / SCALE-INHIBITOR

スケール防止剤とは?冷却水・RO膜・温泉配管に使うスケール防止剤の種類(複合処理剤・膜用・水溶性ポリマー)と選び方

冷却塔・RO膜・循環水・温泉の配管にスケールが付くのを防ぐスケール防止剤の4つの種類、スケール除去剤との違い、シリカ系とリン酸系の選び方、荷姿を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月6日更新

この記事の答え

スケール防止剤は、水の中のカルシウムやシリカが配管や熱交換器に固まって付くのを防ぐ薬品です。使う場所で、冷却水用の複合処理剤・RO膜用・水溶性ポリマー・温泉用に分かれます。選ぶときは「どの水に入れるか」「何のスケールか」「薬注装置があるか」の3つを先に決めます。

スケール防止剤とは

スケールは、水の中のカルシウム、マグネシウム、鉄などのイオンが、加熱や冷却、pHの変化で結晶になって壁に付いたものです。冷却塔、ボイラー、蒸発器、熱交換器の循環水で起き、配管を詰まらせ、熱の伝わりを悪くします。

比較ページには、日本の会社が自社の品として案内するスケール防止剤を載せています。付いたスケールを溶かす除去剤、磁気や電気でスケールを抑える装置、家庭用だけの品は載せていません。

4つの種類

  • 冷却水用:スケールとスライム、腐食をまとめて防ぎます。例は栗田工業のクリサワーマルチ NT、アクアスのアクアスハイパー LP-2002、オルガノのオルブレイド、伯東のアクアフィルムです
  • RO膜用:膜の手前で入れ、膜の表面のスケールを抑えます。例は栗田工業のAvista VTシリーズ、東レグループのRPI-4500Aです
  • 水溶性ポリマー:アクリル系のポリマーで、結晶の成長を止めて分散させます。例は東亞合成のアロン、日本触媒のアクアリック GLです
  • 温泉用:送湯管と温泉槽のカルシウム系スケールの析出を防ぎます。例は共立化学工業のノンスケールです

何のスケールかで選ぶ

  • シリカが多い冷却塔なら、シリカ濃度を250mg/Lまで濃縮できるアクアスハイパー LP-2002があります
  • リン酸系なら、スルホン酸系の共重合体のアロン A-6012が効きます
  • 温度が高い水系なら、アロン A-210は高温時のスケール抑制に向きます
  • 硬度とシリカの高い原水のRO膜なら、RPI-4500Aがあります

入れ方で選ぶ

  • 薬注装置があるなら、液体の品を入れ続けます。LP-2002の荷姿は、10kgのバッグインボックスが2つで20kgです
  • 薬注装置が無い小さな冷却塔なら、タワーフレッシュ FC-30を容器のまま水槽に沈めます。8時間運転で効果は3か月続きます
  • 濃縮の管理とブローは、どの品でも別に行います

スケール除去剤との違い

防止剤は付く前に入れて防ぐ薬品で、除去剤は付いたものを溶かして落とす薬品です。厚く付いている設備は、スケール除去剤⁠で先に落としてから防止剤に切り替えます。

値段

このページの製品は、どれも公式サイトに値段が出ていません。水質と水量で使う量が変わるので、水質を伝えて見積もりを取ります。

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