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GUIDE / BEAD-MILL

ビーズミルとは?塗料・インキ・電池材料を細かくするビーズミルの種類(標準型・微小ビーズ型)と、容量・ビーズ径・処理量の選び方

液の中の粒子を細かく粉砕・分散するビーズミルの2つの種類、ボールミルとの違い、横型と縦型、ビーズ径の選び方、循環運転、ラボ機、金属の混入を防ぐ材質を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

ビーズミルは、容器の中で小さなビーズをかき回し、液の中の粒子を細かくほぐす機械です。メディア攪拌型ミル、湿式粉砕機とも呼びます。使うビーズの大きさで、直径0.1mmから数mmのビーズで粉砕・分散する標準型と、直径0.1mm以下の微小ビーズでナノの粒子まで分散する微小ビーズ型に分かれます。選ぶときは「どこまで細かくするか」「1回に何L流すか」「金属を混ぜたくないか」の3つを先に決めます。

ビーズミルとは

ビーズミルは、ベッセルと呼ぶ容器の中にビーズを入れ、ローターやディスクでかき回して、液の中の粒子をせん断と衝突で細かくする機械です。塗料・インキ・電池材料・電子部品材料・セラミックスの粉砕と分散に使います。

比較ページには、日本の会社が自社で作る湿式のビーズミルを、各社の代表の型の単位で載せています。乾式のビーズミル、海外ブランドを売る会社の製品、ビーズや部品だけの販売は載せていません。

2つの種類

  • 標準型は、直径0.1mmから数mmのビーズで、ミクロンからサブミクロンまで細かくします。アシザワ・ファインテックのスターミル LMZ、淺田鉄工のナノミル、広島メタル&マシナリーのアペックスミル、日本コークス工業のSCミル、井上製作所のスパイクミルとマイティーミルがこの型です
  • 微小ビーズ型は、直径0.1mm以下のビーズで、ナノの粒子まで分散します。アシザワ・ファインテックのナノ・ゲッター、淺田鉄工のピコミル、広島メタル&マシナリーのデュアルアペックスミル、日本コークス工業のMSCミルがこの型です

ボールミルとの違い

  • ボールミルは、回るドラムの中でボールを転がして砕きます
  • ビーズミルは、小さなビーズをアジテータで速くかき回して細かくします。アシザワ・ファインテックの解説では、同じ大きさの粉砕室でも、ボールミルの実質100倍クラスのエネルギー密度を入れられます

横型と縦型

  • 日本コークス工業の解説では、縦型は中の整備やビーズの取り出しに手間がかかるので、今は横型が主流です
  • 縦型でも、広島メタル&マシナリーのアペックスミルは分解しやすく、中に残ったスラリーをほぼ全量回収できます。日本コークス工業のMSCミルは、マイクロビーズが流れ出ないように縦型にしています

ビーズ径の選び方

  • 細かくしたいほど、小さなビーズを選びます
  • アペックスミルは直径0.3〜5mm、SCミルは直径0.2〜2.0mm、MSCミルは直径0.015〜0.8mm、ナノ・ゲッターは直径0.015〜0.5mmのビーズが使えます
  • 粒子を傷めずにナノ分散したいときは、微小ビーズを使い、ローターを遅く回します。広島メタル&マシナリーのデュアルアペックスミルは、ローターとビーズの分離部を別々に回せます

運転のしかたと大きさ

  • 循環運転は、タンクとミルの間で液を何度も回します。仕込量と時間だけ管理すればよく、無人で回せます
  • 研究用には、日本コークス工業のSC50が100mLから、MSC50が300mLから使えます
  • 淺田鉄工のナノミル NM-G20Mは参考液送量600L/hまで、ピコミル PCMH-C20Mは550L/hまでです

金属の混入と微小ビーズの扱い

  • 淺田鉄工のピコミルは、接液部をセラミックと高分子樹脂にして金属が混ざらないようにできます
  • 直径0.05mmや0.03mmのビーズは粉と同じで、飛び散って製品に混ざりやすくなります。入れ方と回収のしかたを先に決めます

値段

  • このページの製品は、どれも公式に値段を出していません。テスト機で試してから見積もりを取ります
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