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GUIDE / TAIKA-BLANKET

耐火断熱ブランケットとは?AES・RCF・アルミナ繊維の違いと使用温度・厚さの選び方

工業炉の内張りや高温設備の保温に使う耐火断熱ブランケットの種類と選び方。温度区分と連続使用温度、厚さ・かさ密度・熱伝導率・加熱収縮率の読み方をメーカー公式資料で説明します。

2026年10月28日更新

この記事の答え

耐火断熱ブランケットは、耐熱繊維を毛布状に絡め、工業炉や高温設備を断熱する材料です。AESウール・RCF・結晶質アルミナ繊維に分かれます。炉内の温度と雰囲気を決め、連続して使える温度、厚さ、密度、熱伝導率、加熱収縮率を確認します。分類温度や最高耐熱温度を、そのまま連続使用温度として扱わないでください。

耐火断熱ブランケットとは

耐熱繊維を積層し、針で絡めて毛布状にした断熱材です。セラミックファイバーブランケットとも呼びます。炉の壁・天井の内張り、耐火材の裏側の断熱、ボイラー・ダクト・配管の外張りに使います。

比較ページは、自社または自社グループで製造するメーカーの代表仕様を載せています。建物用や一般配管用は断熱材、岩綿のマット・板・筒はロックウールで扱います。家庭用毛布と消火用ブランケットは含めません。

繊維の種類

  • AESウールは、生体溶解性の繊維を使います。イソウールBSSR、ファインフレックスBIO、IBIWOOL-E、Superwool Primeが該当します。RCFから替えるときも、温度や接触する材料との相性を確認します
  • RCFは、リフラクトリーセラミックファイバーです。イソウール1260やアルメディオの1260-BLANKET・1400-BLANKETが該当します。採用・施工前にSDSと取り扱い条件を確認します
  • 結晶質アルミナ繊維は、高温での寸法安定性や弾力性を求める用途に使います。MAFTEC Blanket MLSは炉の内張り、デンカアルセンのブランケットはブロックモジュール向けです

温度の見出しを読む

  • Superwool Primeは、分類温度が1300℃、連続使用温度が1150〜1200℃です。同じ資料でも違う値を示しています
  • ファインフレックスBIOは、最高耐熱温度が1300℃です。ニチアスは、最高耐熱温度を8時間加熱後の収縮率が4%以下となる温度と定義しています
  • MAFTEC Blanket MLSは、最高使用温度が1600℃です。炉内の雰囲気や運転条件への適合も確認します
  • デンカアルセンのNBK80-10・NBK95-10は、品番別の上限温度を掲載資料で確認できません。アルセン全体や別品種のボードの温度から補いません

出典はSuperwool Primeの資料、ニチアスのカタログ、MAFTECの公式仕様、デンカの公式仕様です。

厚さ・密度・寸法を指定する

品番だけでなく、密度・厚さ・幅・長さまで伝えて注文します。比較表は代表仕様で、同じ名称の全仕様ではありません。

  • イソウール1260の密度区分130は、かさ密度128kg/m³です。掲載仕様は厚さ25mm、幅600mm、長さ7200mmです
  • IBIWOOL-EのEタイプは、耐熱グレード#1300です。掲載仕様はかさ密度0.128g/cm³、厚さ25mm、幅610mm、長さ7320mmです
  • デンカアルセンのNBK80-10は、かさ比重0.10g/cm³、厚さ25mm、幅620mm、長さ7200mmです

寸法はイソウール、IBIWOOL-E、デンカの公式仕様によります。

熱伝導率と加熱収縮率を比べる

  • 熱伝導率は測定温度と密度をそろえます。600℃では1260-BLANKETが0.13W/(m・K)、MAFTEC MLSの密度130kg/m³品が0.14W/(m・K)です。材質と密度が異なるため、この数字だけで優劣を決めません
  • 加熱収縮率は試験温度と保持時間も見ます。BSSR 1300は1100℃×24hで1.8%、ファインフレックスBIOは1100℃×8hrで1.1%です。保持時間が違う値を直接比べません
  • これらは代表値・実測値で、保証値とは区別します。イソライト工業は、BSSRが一定の熱履歴で急激に収縮することがあると注意を出しています

物性はアルメディオのRCF仕様⁠、MAFTEC、BSSRの公式仕様、ニチアスの製品ページ⁠によります。

施工と見積もりの確認事項

  • RCFの取り扱いは、厚生労働省の案内⁠と品番のSDSで確認します
  • RCFを含まない製品も保護具を確認します。マフテックのカタログは、防じんマスク、長袖の作業衣、保護手袋の着用と、屋内での保管・水濡れへの注意を案内しています
  • 見積もりには、炉の構成、常用・最高温度、保持時間、昇温・冷却の繰り返し、ガスや接触材、品番と寸法、数量、加工内容を渡します
  • 掲載品の公式資料には金額がありません。材料代と加工・施工の範囲を分け、同じ仕様と数量で見積もりを比べます

資料の確認日は2026年10月28日です。

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