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GUIDE / SOLAR-WATER-HEATER

太陽熱温水器とは?施設・事業所で使う3つの方式(自然循環・強制循環・真空管式)と、集熱面積・貯湯量・価格の選び方

太陽の熱で水を温めてためる太陽熱温水器・ソーラーシステムの3つの方式、業務用の組み方、屋根への重さ、冬と寒い地域での使い方、手入れ、値段を、メーカーとソーラーシステム振興協会の公式資料をもとにまとめました。

2026年10月28日更新

この記事の答え

太陽熱温水器は、太陽の熱で水を温め、ためて給湯に使う設備です。集熱器とタンクが一体の自然循環型、不凍液をポンプで回して地上の蓄熱槽を温める強制循環型(ソーラーシステム)、真空のガラス管で集める真空管式に分かれます。施設で選ぶときは「1日にどれだけお湯を使うか」「屋根にどれだけ重さをかけられるか」「冬に凍る地域か」の3つを先に決めます。

太陽熱温水器とは

太陽熱温水器は、屋根や屋上の集熱器で太陽の熱を集め、その熱で水を温めてタンクにためる設備です。ソーラー温水器・太陽熱給湯システムとも呼びます。足りない分は、つないだ給湯器やボイラーで沸かします。

ソーラーシステム振興協会は、業務用では学校・病院・福祉施設・温水プール・入浴施設・飲食店・工場で、給湯と冷暖房に使われていると案内しています。

比較ページには、日本の会社が自社で作る太陽熱温水器・ソーラーシステムと業務用の集熱器を、各社の代表の型で載せています。住宅用だけの製品、太陽光発電パネル、部品だけの製品は載せていません。

3つの方式

  • 自然循環型:集熱器とタンクが一体で、温まった水が上がる力で回ります。ポンプも電気も使いません。例はアズマソーラーの M220Ⅲ ⁠⁠です
  • 強制循環型(ソーラーシステム):屋根の集熱器で温めた不凍液をポンプで回し、地上の蓄熱槽の水を温めます。例は矢崎エナジーシステムのエコソーラーマルチ GSC-J240、チリウヒーターの CSC3710、サンジュニアの SDB-505 ⁠⁠です
  • 真空管式:真空のガラス管で熱を集めます。冬でも高い温度がとれます。例はチリウヒーターの 200SUP-VH20、寺田鉄工所のサントップ、富士エネシステムの FSP-2100 ⁠⁠です

施設の大きな給湯に組むとき

  • 矢崎エナジーシステムのエコソーラーマルチは、集熱面積8.04㎡と蓄熱200Lを1組にして、10組(80㎡・2,000L)ま⁠でつなげます
  • チリウヒーターは業務用の施設で集熱器を連結して付け、用途に合わせて平板式と真空管を使い分けます
  • 寺田鉄工所のサントップは何台も並べてボイラーの予熱に使います。倉敷市のホテルでは80台・総集熱面積192㎡で試算しています
  • 富士エネシステムの FSP-2100 は集熱器だけの製品で、タンクやポンプは施設に合わせて組みます

屋根への重さ

  • 自然循環型は水ごと屋根に載ります。アズマソーラーの M220Ⅲ は満水時382kgで、設置面積は6m²です
  • 強制循環型は屋根に集熱器だけが載ります。協会の案内では、集熱器1枚(2㎡)が約40kg、屋根への荷重は80〜120kgほどです

冬と寒い地域

  • 不凍液を回す強制循環型は冬も使えます。チリウヒーターの CSC3710 は−40℃でも凍らないと案内しています
  • サンジュニアの SDB-505 は、外気温−20度でも40度のお湯ができると案内しています
  • 自然循環型は寒い地域で凍ることがあります
  • ヒートパイプの真空管は、設置の角度を15°以上にします(寺田鉄工所の説明)

手入れ

  • 協会は、熱媒の不凍液を7年に1回替え、配管や屋根の状態を1〜2年に1回点検するよう案内しています
  • 矢崎エナジーシステムのエコソーラーマルチも、熱媒は7年に一度替えます

値段

  • アズマソーラーの M220Ⅲ は370,260円(税込・工事費別)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • チリウヒーターの 200SUP-VH20 は385,000円、CSC3710 は1,573,000円(どちらも税込・本体)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • サンジュニアの SDB-505 は、標準工事費込みで1,230,000円です
  • 業務用のシステムは、施設ごとに見積もりを取ります
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