口コミを書く 製品を比べる種類から探す・無料
GUIDE / PREFAB-REIZOUKO

プレハブ冷蔵庫とは?屋内設置型・屋外設置型・超低温の違いと、坪数・パネルの厚さ・冷凍機・フロンの点検の見方

食品工場・倉庫・飲食店・農産物の保管に使うプレハブ冷蔵庫(プレハブ冷凍庫⁠)⁠のしくみ、屋内設置型・屋外設置型・超低温の3つの方式、広さ(坪⁠)⁠とパネルの厚さの見方、一体型と分離型の冷凍機、電源と扉、フロン排出抑制法の点検を、メーカーと国の資料をもとにまとめました。

2026年10月11日更新

この記事の答え

プレハブ冷蔵庫は、断熱パネルを組み立てて作る冷蔵・冷凍の部屋です。選ぶときは「どこに置くか(屋内か屋外か)」「どこまで冷やすか(冷蔵・冷凍・超低温)」「何坪いるか⁠」⁠の3つを先に決めます。

プレハブ冷蔵庫とは

壁・天井・床の断熱パネルを箱の形に組み、冷凍機で中を冷やす部屋です。冷蔵庫を何台も並べるかわりに、人が入って荷を出し入れできる冷蔵室・冷凍室を、今の建物の中に作れます。

食品工場の原料や製品、物流倉庫の冷蔵品、飲食店や小売店のバックヤードの在庫、出荷前の農産物の保管に使います。

比較ページには、自社で作るか自社グループの製品として売っているメーカーの製品を、1社1〜2製品に絞って載せています。業務用の縦型・横型の冷蔵庫(⁠キャビネット型⁠)⁠、冷凍機やユニットクーラーだけの販売、中古、レンタルだけのもの、施工会社や代理店が売る他社の製品は載せていません。

3つの方式

  • 屋内設置型:工場・倉庫・店の中に組む型です。このページの多くがこれです
  • 屋外設置型:屋根と庇を付けて、建物の外に自立させて置く型です
  • 超低温:-50℃・-60℃で保管する型です

このページの例は次のとおりです。

  • 屋内設置型:ホシザキのPR-22CC-1.5、フクシマガリレイのFTM-15MA、だいわのDPシリーズ、パナソニックの小型セットシリーズ、日軽パネルシステムのジェネスタ、ソーゴのプレハブ型冷凍・冷蔵庫、フリーザーシステムのFK19-101
  • 屋外設置型:日軽パネルシステムの屋根付き冷蔵庫・冷凍庫(屋外自立型)
  • 超低温:ダイレイの無風プレハブ超低温

冷蔵コンテナとの違い

冷蔵コンテナ(⁠リーファーコンテナ)は、海上輸送の規格の箱に冷凍機を付けたものです。中古を改造した販売やレンタルが中心で、作りも買い方もプレハブ冷蔵庫と違います。このページには入れていません。

広さ(坪)の見方

プレハブ冷蔵庫は、床の広さを坪で表します。

  • 日軽パネルシステムのジェネスタと、だいわのDPシリーズは0.5坪から作れます
  • 規格品は3坪前後までが多く、パナソニックの小型セットシリーズは0.5〜3坪、だいわのDPシリーズは0.5〜3.0坪(冷凍は2.0坪まで)です
  • フクシマガリレイのFTM-15MAは1.5坪で、幅2700×奥行1800mmです
  • それより大きい庫は、ソーゴのように物件ごとに設計します

坪数は外の寸法で決まるので、置き場所の幅・奥行・天井の高さを測ってから選びます。

断熱パネルの厚さ

冷蔵と冷凍では、パネルの厚さが違います。冷やす温度が低いほど、厚いパネルを使います。

  • パナソニックの小型セットシリーズ:冷蔵42mm・冷凍100mm
  • だいわのDPシリーズ:冷蔵50mm・冷凍100mm
  • フリーザーシステムのFK19-101(冷凍):100mm
  • 日軽パネルシステムのジェネスタ:42〜200mm。200mmのパネルは-60℃までを推奨使用温度にしています
  • ソーゴ:40mm・50mm・80mm・100mm・150mm

断熱材は、多くが硬質ウレタンフォーム(硬質ポリウレタンフォーム)です。

冷凍機:一体型と分離型

  • 一体型:冷凍機を庫の天井に載せます。フクシマガリレイのFTM-15MAはこの型で、室外機の置き場所と冷媒配管の工事がいりません
  • 分離型(⁠セパレート):室外機を外に置き、庫の中には室内機(⁠ユニットクーラー)だけを付けます。ホシザキのPR-22CC-1.5はこの型で、薄い室内機のぶん庫内を広く使えます

だいわのDPシリーズは一体型と別置型から、パナソニックの小型セットシリーズは分離型・天井置き・壁付けから選べます。分離型を選ぶなら、室外機の置き場所と配管の道すじを先に決めます。

庫内の温度

  • 冷蔵:だいわのDPシリーズは-5℃まで、フクシマガリレイのFTM-15MAは-5〜10℃です
  • 冷凍:だいわのDPシリーズは-25℃まで、フリーザーシステムのFK19-101は-20〜-5℃です
  • 超低温:ダイレイの無風プレハブ超低温は-50℃と-60℃の型があります

ダイレイは、ユニットクーラーを置かない無風式です。冷たい風を当てないので、食材の乾燥を抑えます。

電源と扉

電源は三相200Vの型が多く、ホシザキのPR-22CC-1.5とフリーザーシステムのFK19-101は三相200Vです。フクシマガリレイのFTM-15MAは、三相200Vと単相100Vを書いています。

扉の有効開口は、パナソニックの小型セットシリーズがW860×H1800mm、フクシマガリレイのFTM-15MAが870×1800mm、だいわのDPシリーズが開口W800×H1800mmです。大きな荷を出し入れするなら、スライド扉や観音扉を選べる型を見ます。

屋外に置くとき

日軽パネルシステムの屋根付き冷蔵庫・冷凍庫(屋外自立型)は、1.0〜3.0坪を建物の外に自立させて置けます。パネルは42mm・50mm・75mm・100mmから選び、75mm以上の扉にはヒーターが付きます。

雪の多い地域、屋上やバルコニー、アンカーを打てない砂利地には置けません。日軽パネルシステムは、置く前に市区町村の建築指導課へ確かめるよう案内しています。

フロン排出抑制法の点検

フロン類を冷媒に使う業務用の冷凍冷蔵機器(第一種特定製品)は、「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律」(フロン排出抑制法)で、持ち主(管理者⁠)⁠が点検をします。プレハブ冷蔵庫の冷凍機もこの対象です。

  • 簡易点検:すべての機器で、3か月に1回以上
  • 定期点検:圧縮機の定格出力が7.5kW以上なら、1年に1回以上。十分な知見を有する者が自ら行うか、立ち会います

フロン類を回収済みの機器は、点検しなくてかまいません(環境省・経済産業省の資料⁠)⁠。

値段の見方

値段を出しているのは9製品中1製品だけです。ホシザキのPR-22CC-1.5が、通販で1,047,273円(税抜、1.5坪のセパレートユニットセット)です。

比べられる公開価格が3つ未満なので、比較ページでは「安め・平均的・高め⁠」⁠を付けず、値段だけを出しています。見積もりでは、坪数・庫内温度・パネルの厚さ・冷凍機の型・扉・床・搬入と組み立ての費用を分けて出してもらうと、ほかの社と比べやすくなります。

選ぶ前に確かめること

  1. 置き場所:建物の中か外か。幅・奥行・天井の高さ
  2. 温度:冷蔵・冷凍・超低温のどれか。湿度も保つか
  3. 広さ:何坪いるか。規格品の範囲か、物件ごとの設計か
  4. 冷凍機:一体型か分離型か。分離型なら室外機の置き場所と配管
  5. 電源と扉:三相200Vが来ているか。荷の大きさに合う扉か
  6. 点検:フロン類の冷媒なら3か月に1回以上の簡易点検、圧縮機の定格出力が7.5kW以上なら定期点検も段取りする
比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉