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GUIDE / PELTIER-COOLER

ペルチェクーラーとは?盤用の電子クーラーと機器組込のプレート冷却型の違いと、冷却能力・電源・価格の選び方

制御盤や装置の中をペルチェ素子で冷やすペルチェクーラー(電子クーラー・電子冷却器)の2つの種類、コンプレッサー式との違い、冷却能力の測り方の違い、屋外での使い方、電源、ドレン、値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

ペルチェクーラーは、ペルチェ素子に電流を流して熱を運び、盤や装置の中を冷やす冷媒なしのクーラーです。電子クーラー・電子冷却器とも呼びます。盤の側面に付ける盤用の電子クーラーと、装置に組み込むプレート冷却型に分かれます。選ぶときは「盤の中で出る熱」「屋内か屋外か」「電源はACかDCか」の3つを先に決めます。

ペルチェクーラーとは

ペルチェ素子に直流の電流を流すと、片側が熱を吸い、反対側が熱を出します。この性質を使い、盤や装置の中の熱を外へ運ぶのがペルチェクーラーです。コンプレッサーも冷媒も使いません。電流の向きを逆にすると、冷やす側と温める側が入れ替わります。

比較ページには、日本の会社か日本法人が自社で作るか自社ブランドで売るペルチェクーラーを、各社の代表の型の単位で載せています。ペルチェ素子の単品、コンプレッサー式の盤用クーラー、液を回すペルチェ式のチラーは載せていません。

2つの種類

  • 盤用の電子クーラーは、制御盤の側面に付けて、盤の中の空気を回して冷やします。例はアピステの NRC-100AL、日東工業の PCA-10KB、オーム電機の OCE-100BEC-AW、リタールの SK 3201.200 ⁠⁠です
  • プレート冷却型は、装置の中に組み込み、冷却プレートに当てた物を直接冷やします。例はオーム電機の OCE-F40P-D24、フェローテックの A030-12-DA-008、坂口電熱の SPE-UC-100A ⁠⁠です

コンプレッサー式との違い

  • ペルチェ式は、コンプレッサーも冷媒も使わずに冷やします
  • 冷やせる熱の量は少なめで、このページの盤用は33〜100Wです
  • 日東工業は、PCA の COP を1.35以上、一般的な電子クーラーを0.5と書いています

冷却能力の見方

  • 冷却能力は、盤の中で出る熱より大きなものを選びます
  • 日東工業の PCA の冷却能力は、盤外35℃・盤内35℃のときの値です
  • アピステの NRC の冷却能力は、周囲温度25℃で測った値です
  • リタールの SK 3201.200 は、L35 L35 で80W、L35 L30 で100Wです
  • 条件のちがう値どうしをそのまま比べないようにします

屋外・寒い場所で使うとき

  • オーム電機の OCE-100BEC-AW は屋外・耐塩害の仕様で、盤外-20〜50℃で使えます
  • 日東工業の PCA は、屋内の密閉型キャビネット専用です
  • アピステの NRC は、周囲温度10℃以下で負荷なしに回すと凍るおそれがあります
  • オーム電機の OCE-100BEC-AW は約50Wの暖房、リタールの SK 3201.200 は加熱もできます

電源とドレン

  • 盤用の表の製品は、どれも単相AC100〜240Vで使えます
  • 組込用はDCで、オーム電機の OCE-F40P-D24 はDC24V、フェローテックの A030-12-DA-008 はDC12Vです
  • 日東工業の PCA は、盤内33℃以上ならドレンが出ません
  • アピステの NRC-100AL は、除湿能力が70g/hです

値段

  • 値段を公式に出しているのは日東工業です
  • 電子クーラ PCA-10KB は194,000円、小型電子クーラ CPCA-3 は88,000円です(どちらも税抜の標準価格)
  • ほかの会社は、価格を問い合わせで答えています
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