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GUIDE / DENKI-KANSOUKI

電気乾燥機(定温乾燥器)⁠と⁠は⁠?自然対流式と送風式の違い・種類と選び方

工場・研究所・試験室で使う業務用の電気乾燥機(定温乾燥器・送風定温乾燥器・恒温器⁠)の仕組み、自然対流式と送風式の違い、大型・防爆形・クリーンオーブンの種類、温度範囲と温度分布の見方、電源と電気代を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月14日更新

この記事の答え

電気乾燥機(定温乾燥器)は⁠、電気ヒーターで槽の中を決めた温度に保ち、試料や部品を乾かす・焼き付ける・熱処理する箱型の装置です。選ぶときは「風の回し方(自然対流か送風か)⁠」「内容積」「使う温度」「置く場所の電源」の4つを先に決め、溶剤やちりを扱うなら防爆形やクリーンオーブンを選びます。

電気乾燥機(定温乾燥器)⁠と⁠⁠⁠⁠は

槽の中のヒーターに電気を流して空気を温め、温度センサーで測りながら決めた温度に保つ装置です。定温乾燥器・送風定温乾燥器・恒温器・オーブンなど、メーカーによって呼び方が違います。研究所では試料やガラス器具の乾燥、工場では部品の乾燥や塗料の焼付け、電子部品の熱処理に使います。

比較ページには、工場・研究所・試験室で使う箱型の電気乾燥機を載せています。真空定温乾燥器、ガスや蒸気で温める乾燥機、食品用の乾燥機、家庭用の衣類乾燥機は載せていません。

自然対流式と送風式の違い

自然対流式

  • ファンを使わず、温まった空気が上がる流れだけで槽の中を温める
  • 送風式より乾くのは遅いが、値段が安い(ヤマト科学の説明)
  • 風が無いので、粉や軽い試料が舞わない

送風式(強制循環)

  • ファンで熱い空気を回し、槽の中の温度むらを小さくする
  • 乾くのが速く、一般的な乾燥工程や熱処理に向く
  • 機種によっては、電源を切らないとファンが止まらない(ヤマト科学⁠のDKNシリーズのFAQ)

4つの種類

自然対流式の定温乾燥器

  • 内容積30〜160Lくらいの卓上・床置きの機種が多い
  • 400型級(74〜98L)⁠な⁠らAC100Vのコンセントで動く

送風定温乾燥器

  • 同じ大きさなら自然対流式より値段は高め
  • プログラム運転付きの高機能タイプと、タイマーだけの実用タイプがある

大型・床置き

  • 庫内200Lを超える乾燥器・恒温器。1000L級もある
  • 単相200Vや三相200Vの電源を使う機種がほとんど
  • 吸気と排気をしながら温める換気型は、水分やガスの出る試料に向く

防爆形・クリーンオーブン

  • 防爆形:有機溶剤を含む試料を、危険場所で乾かすための乾燥器。防爆検定に合格した機種もある
  • 防爆機器付き:放爆ベントや制御盤のエアパージで、溶剤の爆発を防ぐ作り
  • クリーンオーブン:HEPAフィルターを通した空気で温め、ちりを嫌う部品や器具を熱処理する

仕様の見方

温度範囲

  • ヒーターで温めるだけなので、下限は室温より上になる
  • 「室温+10℃」は、室温20℃なら30℃が下限という意味(ヤマト科学のFAQ)

温度分布

  • 古い規格のJTM K05で「温度分布精度」を書くメーカーと、JIS C 60068-3-5で「温度変動・温度勾配」を書くメーカーがある
  • 書き方の違う数字どうしは、そのまま比べない

到達時間

  • 室温から決めた温度まで、空の槽で上がる時間。試料を入れると延びる

電源と電気代

  • 400型級(74〜98L)はAC100Vで動く機種が多い。電源プラグが付いていない機種もある
  • 大型は単相200V・三相200Vの機種が多い。置く前に電源工事がいるかを確かめる
  • 電気代はヒーターの大きさ・設定温度・運転時間で決まる。EYELAは、163Lの機種を1日24時間・年365日回したときの電気料金を年4万円台と案内している

選ぶ順番

  1. 乾かす物:粉や軽い物は自然対流式、むらを嫌う物は送風式、溶剤を含む物は防爆形、ちりを嫌う物はクリーンオーブン
  2. 大きさ:入れる物の大きさと量から内容積を決める
  3. 温度:使う温度が温度範囲に収まるか。200℃まで・300℃までで機種が分かれる
  4. 電源:AC100Vで足りるか、200Vの工事がいるか
  5. 値段:値段を出している400型級(74〜98L)は⁠、自然対流式が約18万〜24万円、送風式が約20万〜29万円(税抜)
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