口コミを書く
GUIDE / DASSHU-FILTER

脱臭フィルターとは?業務用の脱臭フィルター(活性炭シート・ハニカム・充填式)の種類と、対象ガス・圧力損失・交換時期の選び方

ビルの空調や工場・厨房・下水施設の排気でにおいを取る業務用の脱臭フィルターの3つの形、活性炭とセラミック(触媒)の違い、圧力損失、交換時期と使う条件を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

脱臭フィルターは、空調の給気や排気のダクトに入れて、においの成分を活性炭に吸着させたり触媒で分解したりして取るフィルターです。活性炭フィルター・ケミカルフィルターとも呼びます。形で、活性炭ろ材のシート・プリーツ、活性炭や触媒を固めたハニカム、粒の活性炭を詰めた充填式に分かれます。選ぶときは「どんな臭いか」「風量と圧力損失」「交換の手間」の3つを先に決めます。

脱臭フィルターとは

脱臭フィルターは、空気の通り道に入れて、においの成分を取るフィルターです。ビルの給気(OA)の臭い、ゴミ置場や工場の排気、厨房の排気、下水施設の臭いまで使います。今あるダクトや空調機に入れて、既存のファンで風を通します。

比較ページには、日本の会社が自社で作る、または自社のブランドで売る業務用の脱臭フィルターを、型式の単位で載せています。ファンを持つ脱臭装置、家庭用の交換フィルター、活性炭そのものは載せていません。

3つの形

  • シート・プリーツは、活性炭を挟んだろ材をパネルや丸形にした型です。例はカルモアの狂着フィルター丸形100と、大阪ガスケミカルのリノベス RE2S-65です
  • ハニカムは、活性炭や触媒をハチの巣の形に固めた型です。例は東洋紡エムシーのアドストロン KCH-A08、大阪ガスケミカルのハニカムカーボ白鷺 HN、神鋼アクテックのKDH、荏原実業のEKOフィルター EFS2です
  • 充填式は、粒の活性炭をトレーやパレットに詰めて箱に収めた型です。例は日本デオドールのKCF-20FLです

活性炭と触媒の違い

  • 活性炭は臭いを吸着して取ります。カルモアの解説では、安く加工しやすく、ビルの給気など弱い臭いに向きます
  • 触媒は吸着した臭いを分解します。神鋼アクテックのKDHは無機の吸着剤と触媒のセラミックで、交換は概ね2〜10年ごとです
  • 荏原実業のEKOフィルターは、紙のハニカムに触媒を付けて、硫化水素などを常温で取ります

対象ガスで選ぶ

  • 有機溶剤の臭いには、日本デオドールのKCFのヤシ殻活性炭や、大阪ガスケミカルのハニカムカーボ白鷺 HNを使います
  • アンモニアなどの腐敗・発酵臭には、日本デオドールのデオケムCを選べます
  • 硫化水素とメチルメルカプタンには、荏原実業のEKOフィルター EFS2を使います
  • 大阪ガスケミカルのリノベスは、有機・塩基性・酸性・複合臭で型を分けています

圧力損失を確かめる

  • 東洋紡エムシーのアドストロン KCH-A08は、16Pa(風速1m/s)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 日本デオドールのKCF-20FLは、20m³/分で38Paです
  • 大阪ガスケミカルのリノベス RE2S-65は、定格風量28m³/minで55Paです
  • 神鋼アクテックのKDHは、3層に並べたユニットで165Paです
  • フィルターを足すと抵抗が増えるので、今のファンの静圧に余裕があるかを先に見ます

交換時期と使う条件

  • 日本デオドールは吸着剤の交換を、臭気濃度300以下なら半年に1回、1000以下なら3〜4か月に1回、1500以上なら2か月に1回としています
  • プレフィルターも、日本デオドールは1年に1回替えるよう案内しています
  • 日本デオドールのKCFは、温度40℃以下、湿度80%までで使います
  • 油の多い厨房排気では、神鋼アクテックはグリスフィルターなどを一緒に使うよう案内しています

値段

  • 値段を公式に出しているのはカルモアで、狂着フィルター丸形100が通販で17,050円(税込)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • ほかのメーカーは大きさや風量で作り分けるので、見積もりで決まります
比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉