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GUIDE / OPTICAL-PRISM

光学プリズムとは?直角プリズム・ペンタプリズム・ダハプリズム・分散プリズム・偏光プリズム(グラントムソン)の種類と違い、材質・面精度・価格の選び方

光学実験や計測装置で光を曲げる・色に分ける・偏光を取り出す光学プリズムの3つの種類、直角プリズムとペンタプリズムの違い、グラントムソンとローションの違い、材質と波長、面精度と表面品質、値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月5日更新

この記事の答え

光学プリズムは、平らに磨いた面で光を曲げたり、色や偏光に分けたりする光学部品です。光の向きを変える反射プリズム(直角・ペンタ・ダハ)、白色光を色に分ける分散プリズム、偏光を取り出す偏光プリズム(グラントムソン・ローション)に分かれます。選ぶときは「光に何をさせるか」「使う光の波長」「寸法と精度」の3つを先に決めます。

光学プリズムとは

光学プリズムは、ガラスや結晶を平らに磨いて、光を曲げたり、色や偏光に分けたりする光学部品です。光学実験の光路づくりから、顕微鏡・カメラ・測量機器・分光光度計の中まで使います。

比較ページには、メーカーが自社のブランドで型番を出しているプリズムを、各社の代表の型の単位で載せています。単レンズ、加工前の光学ガラス、ミラー、ビームスプリッター、型番の無い特注品は載せていません。

3つの種類

  • 反射プリズム:プリズムの中で光を反射させて向きを変えます。例は渋谷光学の直角プリズム P2110 とペンタプリズム P5010、エドモンド・オプティクスの #32-332、ソーラボの PS908、中央精機のアミチプリズム AMP-14 ⁠⁠です
  • 分散プリズム:白色光を色に分けます。例はエドモンド・オプティクスの正三角形プリズム #47-275 と、シグマ光機の DPB-25-10H ⁠⁠です
  • 偏光プリズム:複屈折の結晶で偏光を取り出します。例はソーラボの GTH10M、シグマ光機の GTPB-10-24.5SN、光学技研の DUVGT-08 と MF2RP-6 ⁠⁠です

直角・ペンタ・ダハの使い分け

  • 直角プリズムは、まっすぐ入った光を90°曲げます。1個で通した像は正立で、左右が反転します
  • ペンタプリズムは、2回の反射で光を90°曲げ、像は反転しません。プリズムが傾いても90°の向きが変わらないので、測量機器や屈折計に使います
  • ダハプリズム(アミチプリズム)は、斜面を屋根形にした直角プリズムで、像の向きを直しながら90°曲げます。中央精機の AMP-14 は、ダハ面の分解能が6″⁠⁠⁠です

グラントムソンとローションの違い

  • グラントムソンなどの全反射型は、片方の偏光だけを通します。ソーラボの GTH10M は、消光比が100 000:1です
  • ローションやウォラストンなどの偏光分離型は、2つの偏光を別の向きに分けて、両方を使えます。光学技研の MF2RP-6 は、193nmで分離角2°以上です
  • 結晶の偏光子は、消光比が一般に50dB(100000:1)程度と高く出ます

材質と波長

  • 可視から近赤外なら、BK7で足ります。エドモンド・オプティクスの #32-332 は350〜2200nmで使えます
  • 色を大きく分けたいときは、N-BK7よりアッベ数の低いN-SF11を使います
  • 紫外で使うなら、方解石を使わない結晶の型を選びます。光学技研の DUVGT-08 は190〜1900nm、MF2RP-6 は130〜6500nmで使えます

面精度と表面品質

  • 面精度は面の平らさで、λの分数が小さいほど平らです。渋谷光学の P2110 は1/4λ程度、P5010 は1/2λ程度です
  • 表面品質はキズとブツの大きさの等級です。エドモンド・オプティクスの #32-332 は40-20、中央精機の AMP-14 は60-40です

値段と注意

  • 値段を公式に出しているのは渋谷光学・中央精機・ソーラボ・エドモンド・オプティクスです。10mm角の直角プリズムは、渋谷光学の P2110 が2,800円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 方解石の偏光子は熱衝撃で割れます。梱包は6〜8時間たって室温になじんでから開けます
  • 税込か税抜かはメーカーで違うので、比べるときはそろえます
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