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レーザー・光通信・照明・センサーの装置に組み込むマイクロレンズアレイを選ぶ、光学設計・開発・購買の担当の方へ

マイクロレンズアレイのメーカー9社比較【2026年】

マイクロレンズアレイは、小さなレンズを
1枚の板にたくさん並べた光学素子です。

ABOUT

マイクロレンズアレイとは

比較表を見る ↓

マイクロレンズアレイとは、μm〜mm単位の小さなレンズを、
1枚の板の上にたくさん並べた光学素子です。
光を1つずつのレンズで集める結合用、
全体で光をならすフライアイ、光を広げる拡散板があります。
MLA(Micro Lens Array)と⁠も呼びます。

製品の特長

  • 小さなレンズを1枚にまとめる(並べて組む手間が減る)
  • 材質で使える波長が変わる(シリコンは近赤外、合成石英は紫外から)
  • 並び方を設計できる(四角・六方最密・ランダム)

使うメリット

  • 光をならして一様にできる(プロジェクター・露光装置)
  • たくさんの光路を一度に結合できる(光ファイバーアレイ・VCSEL)
  • 光を決めた角度へ広げられる(LiDAR・HUD)

選ぶときに注意すること

  1. レーザーを広げると明暗の模様が出ることがある。並びを崩したランダム配列で減らす
  2. 2枚1組のフライアイは、2枚の位置合わせがいる。両面一体型なら合わせなくてよい
  3. 樹脂は熱に弱い。強い光にはガラスか石英を選ぶ
  4. 未コート品は表面で光が反射する。ARコートの有無を確かめる
  5. 使える波長は材質で決まる。使う光源の波長で選ぶ

※仕様と価格は各メーカーの公式の製品ページによる(シグマ光機は米国向けの公式サイト、大興製作所は自社の通販サイト)。種類の分け方はナルックスの解説による。

LIST

マイクロレンズアレイの比較表

マイクロレンズアレイ11製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

結合用(レンズ1つずつで集める)

4製品
コヒレント・ジャパン株式会社シリコンマイクロレンズアレイ近赤外の光通信の結合口コミを書く要見積

近赤外を通すシリコンで作るマイクロレンズアレイです。1260〜1340nmで透過率が99%を超え、光通信のコリメートや集光に使えます。シリコンのウェーハの上でまとめて作れるので、数の多い量産に向きます。

種類
結合用(レンズ1つずつで集める)
材質
シリコン
レンズピッチ
750±1μm
外形寸法
レンズ直径600±5μm、厚さ400±10μm
使える波長
1260〜1340nm
レンズの形・並び
曲率半径3.0mm
記載なし
焦点距離・拡散角・発散角
公式ページへ詳細・仕様
株式会社住田光学ガラス非球面マイクロレンズアレイ コリメータ用光ファイバーのコリメートと結合口コミを書く要見積

直径1mm以下の非球面レンズをガラスモールドで並べた、光通信向けのレンズアレイです。サンプルのコリメータ用は設計波長1550nm、レンズピッチ250µmで、レンズが12個並びます。ガラスなので樹脂より環境の変化に強く、配置や特性は用途に合わせて設計から作ります。

種類
結合用(レンズ1つずつで集める)
材質
ガラス(ガラスモールド)
レンズピッチ
250µm
外形寸法
7mm角以下、厚さ0.3mm以上
使える波長
1550nm(設計波長)
焦点距離
0.6mm
レンズの形・並び
非球面、レンズ12個、レンズ直径240µm
記載なし
拡散角・発散角
公式ページへ詳細・仕様
ソーラボジャパン株式会社マイクロレンズアレイ MLA150-7AR波面センサーの自作と研究口コミを書く74,678円

溶融石英の基板に、円形の平凸レンズを150µmピッチで並べた標準品です。焦点距離は5.6mmで、シャックハルトマン波面センサーを自分で組むときに使えます。400〜900nmのARコート付きで、通販で買えます。

種類
結合用(レンズ1つずつで集める)
材質
溶融石英
レンズピッチ
150µm
外形寸法
10mm×10mm×1.2mm
使える波長
400〜900nm(ARコート)
焦点距離
5.6mm
レンズの形・並び
円形の平凸レンズ、正方格子
記載なし
拡散角・発散角
公式ページへ詳細・仕様
ナルックス株式会社ガラス製マイクロレンズアレイ耐熱が要る基幹系の光通信口コミを書く要見積

ガラス成形で量産するマイクロレンズアレイで、レンズピッチの精度は保証値で0.1μm以下です。熱膨張が小さいので、信頼性と耐熱性が求められる基幹系の光通信に向きます。レンズの面は球面・非球面・自由曲面から、並びは丸型・四角・六方最密から選べます。

種類
結合用(レンズ1つずつで集める)
材質
ガラス(ガラス成形)
レンズピッチ
ピッチ精度0.1μm以下(保証値)
レンズの形・並び
球面、非球面、自由曲面
記載なし
外形寸法・使える波長・焦点距離・拡散角・発散角
公式ページへ詳細・仕様

フライアイ(全体で光をならす)

5製品
エドモンド・オプティクス・ジャパン株式会社フライアイコンデンサーアレイ #64-490フラットトップやラインの照明口コミを書く111,300円

両面のシリンダーレンズを一体にした合成石英のフライアイで、2枚を合わせる調整がいりません。ピッチは300µm、発散角は±10°で、200〜2200nmで使えます。紫外線硬化やソーラーシミュレーターのように、短い距離で広く照らす用途に向きます。

種類
フライアイ(全体で光をならす)
材質
合成石英(Corning 7980)
レンズピッチ
300.00±0.25μm
外形寸法
10.0mm×10.0mm、厚さ1.20mm
使える波長
200〜2200nm
焦点距離
0.80mm
拡散角・発散角
±10°
レンズの形・並び
両面シリンダー、一体型
公式ページへ詳細・仕様
シグマ光機株式会社フライアイレンズ FEL-5860R03-42.07PMプロジェクターや半導体装置の照明口コミを書く要見積

2枚を組にして使うと、ランプのように強く広がる光も四角い一様な光に変えられるフライアイレンズです。焦点距離は42.07mmで、7×9に分かれたレンズが並びます。ガラスをプレスで成形して値段を抑え、400〜700nmの反射防止膜が付きます。

種類
フライアイ(全体で光をならす)
材質
硬質ガラス(B270相当)
使える波長
400〜700nm
焦点距離
42.07mm
レンズの形・並び
7×9分割
記載なし
レンズピッチ・外形寸法・拡散角・発散角
公式ページへ詳細・仕様
株式会社住田光学ガラスフライアイレンズ ガラスモールドプロジェクターや露光装置の照明口コミを書く要見積

精密ガラスモールドで作る、ガラス製のフライアイレンズです。サンプルは11mm角の中に1mm角のセルが並び、焦点距離は29mmです。熱に強く広い波長で使えるので、レーザーや高出力LEDの光をならす用途に向きます。

種類
フライアイ(全体で光をならす)
材質
ガラス(精密ガラスモールド)
レンズピッチ
セルサイズ1mm×1mm
外形寸法
11mm×11mm、厚さ1.8mm
焦点距離
29mm
レンズの形・並び
曲率半径15mm
記載なし
使える波長・拡散角・発散角
公式ページへ詳細・仕様
株式会社大興製作所マイクロレンズアレイ 30×30×8.38mmレーザーやUV光の均一化口コミを書く187,000円税込

シリカガラスを型で成形し、両面にレンズを並べたマイクロレンズアレイです。平凸のレンズアレイ2枚で組んでいた光学系が1枚で済み、光軸の調整が短くなります。熱に強く熱膨張も小さいので、レーザー光やUV光をならすビームホモジナイザーに使えます。

種類
フライアイ(全体で光をならす)
材質
シリカガラス
外形寸法
30mm×30mm×8.38mm
使える波長
深紫外〜近赤外
レンズの形・並び
両面にレンズ(1枚で2枚分)
記載なし
レンズピッチ・焦点距離・拡散角・発散角
公式ページへ詳細・仕様
日本特殊光学樹脂株式会社フライアイレンズ FE10大きな面の照明の輝度むら低減口コミを書く要見積

アクリル(PMMA)で成形した、100mm角の大きなフライアイレンズです。ピッチ1.98mm、焦点距離10mmの標準品で、光源の輝度むらを減らす用途に使えます。専用の金型を作れば、サイズや形を変えた品も頼めます。

種類
フライアイ(全体で光をならす)
材質
PMMA、厚さ2mm
レンズピッチ
1.98mm
外形寸法
100mm×100mm
焦点距離
10mm
レンズの形・並び
曲率半径4.92mm
記載なし
使える波長・拡散角・発散角
公式ページへ詳細・仕様

拡散板(光を広げる)

2製品
デクセリアルズ株式会社無機拡散板プロジェクターやHUDの光源口コミを書く要見積

無機材料だけで作った拡散板で、微細なレンズ形状が点光源の光を面に広げます。拡散角は強度50%の全幅で2°〜9°、透過率は96%以上です。熱と光に強いので、レーザーを使うプロジェクターやヘッドアップディスプレイに向きます。

種類
拡散板(光を広げる)
材質
合成石英ガラス
外形寸法
最大40mm×50mm
拡散角・発散角
2°〜9°(強度50%の全幅)
レンズの形・並び
微細なレンズ形状
記載なし
レンズピッチ・使える波長・焦点距離
公式ページへ詳細・仕様
ナルックス株式会社超広角DiffuserフラッシュLiDARの面照射口コミを書く要見積

接線角の大きなマイクロレンズアレイで、レーザーを160°を超える広い角度へ広げる拡散板です。フラッシュ方式のLiDARやドライバーモニタリングのように、広い範囲を一度に照らす空間センサーに使えます。外周を明るくするなど、照らす強さの分布も作り込めます。

種類
拡散板(光を広げる)
拡散角・発散角
160°⁠⁠⁠超
レンズの形・並び
接線角の大きなマイクロレンズアレイ
記載なし
材質・レンズピッチ・外形寸法・使える波長・焦点距離
公式ページへ詳細・仕様

結合用(レンズ1つずつで集める)4製品

コヒレント・ジャパン株式会社

シリコンマイクロレンズアレイ

近赤外の光通信の結合

近赤外を通すシリコンで作るマイクロレンズアレイです。1260〜1340nmで透過率が99%を超え、光通信のコリメートや集光に使えます。シリコンのウェーハの上でまとめて作れるので、数の多い量産に向きます。

コスト要見積

種類
結合用(レンズ1つずつで集める)
材質
シリコン
レンズピッチ
750±1μm
外形寸法
レンズ直径600±5μm、厚さ400±10μm
使える波長
1260〜1340nm
レンズの形・並び
曲率半径3.0mm
記載なし
焦点距離・拡散角・発散角
公式ページへ
株式会社住田光学ガラス

非球面マイクロレンズアレイ コリメータ用

光ファイバーのコリメートと結合

直径1mm以下の非球面レンズをガラスモールドで並べた、光通信向けのレンズアレイです。サンプルのコリメータ用は設計波長1550nm、レンズピッチ250µmで、レンズが12個並びます。ガラスなので樹脂より環境の変化に強く、配置や特性は用途に合わせて設計から作ります。

コスト要見積

種類
結合用(レンズ1つずつで集める)
材質
ガラス(ガラスモールド)
レンズピッチ
250µm
外形寸法
7mm角以下、厚さ0.3mm以上
使える波長
1550nm(設計波長)
焦点距離
0.6mm
レンズの形・並び
非球面、レンズ12個、レンズ直径240µm
記載なし
拡散角・発散角
公式ページへ
ソーラボジャパン株式会社

マイクロレンズアレイ MLA150-7AR

波面センサーの自作と研究

溶融石英の基板に、円形の平凸レンズを150µmピッチで並べた標準品です。焦点距離は5.6mmで、シャックハルトマン波面センサーを自分で組むときに使えます。400〜900nmのARコート付きで、通販で買えます。

コスト74,678円

種類
結合用(レンズ1つずつで集める)
材質
溶融石英
レンズピッチ
150µm
外形寸法
10mm×10mm×1.2mm
使える波長
400〜900nm(ARコート)
焦点距離
5.6mm
レンズの形・並び
円形の平凸レンズ、正方格子
記載なし
拡散角・発散角
公式ページへ
ナルックス株式会社

ガラス製マイクロレンズアレイ

耐熱が要る基幹系の光通信

ガラス成形で量産するマイクロレンズアレイで、レンズピッチの精度は保証値で0.1μm以下です。熱膨張が小さいので、信頼性と耐熱性が求められる基幹系の光通信に向きます。レンズの面は球面・非球面・自由曲面から、並びは丸型・四角・六方最密から選べます。

コスト要見積

種類
結合用(レンズ1つずつで集める)
材質
ガラス(ガラス成形)
レンズピッチ
ピッチ精度0.1μm以下(保証値)
レンズの形・並び
球面、非球面、自由曲面
記載なし
外形寸法・使える波長・焦点距離・拡散角・発散角
公式ページへ

フライアイ(全体で光をならす)5製品

エドモンド・オプティクス・ジャパン株式会社

フライアイコンデンサーアレイ #64-490

フラットトップやラインの照明

両面のシリンダーレンズを一体にした合成石英のフライアイで、2枚を合わせる調整がいりません。ピッチは300µm、発散角は±10°で、200〜2200nmで使えます。紫外線硬化やソーラーシミュレーターのように、短い距離で広く照らす用途に向きます。

コスト111,300円

種類
フライアイ(全体で光をならす)
材質
合成石英(Corning 7980)
レンズピッチ
300.00±0.25μm
外形寸法
10.0mm×10.0mm、厚さ1.20mm
使える波長
200〜2200nm
焦点距離
0.80mm
拡散角・発散角
±10°
レンズの形・並び
両面シリンダー、一体型
公式ページへ
シグマ光機株式会社

フライアイレンズ FEL-5860R03-42.07PM

プロジェクターや半導体装置の照明

2枚を組にして使うと、ランプのように強く広がる光も四角い一様な光に変えられるフライアイレンズです。焦点距離は42.07mmで、7×9に分かれたレンズが並びます。ガラスをプレスで成形して値段を抑え、400〜700nmの反射防止膜が付きます。

コスト要見積

種類
フライアイ(全体で光をならす)
材質
硬質ガラス(B270相当)
使える波長
400〜700nm
焦点距離
42.07mm
レンズの形・並び
7×9分割
記載なし
レンズピッチ・外形寸法・拡散角・発散角
公式ページへ
株式会社住田光学ガラス

フライアイレンズ ガラスモールド

プロジェクターや露光装置の照明

精密ガラスモールドで作る、ガラス製のフライアイレンズです。サンプルは11mm角の中に1mm角のセルが並び、焦点距離は29mmです。熱に強く広い波長で使えるので、レーザーや高出力LEDの光をならす用途に向きます。

コスト要見積

種類
フライアイ(全体で光をならす)
材質
ガラス(精密ガラスモールド)
レンズピッチ
セルサイズ1mm×1mm
外形寸法
11mm×11mm、厚さ1.8mm
焦点距離
29mm
レンズの形・並び
曲率半径15mm
記載なし
使える波長・拡散角・発散角
公式ページへ
株式会社大興製作所

マイクロレンズアレイ 30×30×8.38mm

レーザーやUV光の均一化

シリカガラスを型で成形し、両面にレンズを並べたマイクロレンズアレイです。平凸のレンズアレイ2枚で組んでいた光学系が1枚で済み、光軸の調整が短くなります。熱に強く熱膨張も小さいので、レーザー光やUV光をならすビームホモジナイザーに使えます。

コスト187,000円税込

種類
フライアイ(全体で光をならす)
材質
シリカガラス
外形寸法
30mm×30mm×8.38mm
使える波長
深紫外〜近赤外
レンズの形・並び
両面にレンズ(1枚で2枚分)
記載なし
レンズピッチ・焦点距離・拡散角・発散角
公式ページへ
日本特殊光学樹脂株式会社

フライアイレンズ FE10

大きな面の照明の輝度むら低減

アクリル(PMMA)で成形した、100mm角の大きなフライアイレンズです。ピッチ1.98mm、焦点距離10mmの標準品で、光源の輝度むらを減らす用途に使えます。専用の金型を作れば、サイズや形を変えた品も頼めます。

コスト要見積

種類
フライアイ(全体で光をならす)
材質
PMMA、厚さ2mm
レンズピッチ
1.98mm
外形寸法
100mm×100mm
焦点距離
10mm
レンズの形・並び
曲率半径4.92mm
記載なし
使える波長・拡散角・発散角
公式ページへ

拡散板(光を広げる)2製品

デクセリアルズ株式会社

無機拡散板

プロジェクターやHUDの光源

無機材料だけで作った拡散板で、微細なレンズ形状が点光源の光を面に広げます。拡散角は強度50%の全幅で2°〜9°、透過率は96%以上です。熱と光に強いので、レーザーを使うプロジェクターやヘッドアップディスプレイに向きます。

コスト要見積

種類
拡散板(光を広げる)
材質
合成石英ガラス
外形寸法
最大40mm×50mm
拡散角・発散角
2°〜9°(強度50%の全幅)
レンズの形・並び
微細なレンズ形状
記載なし
レンズピッチ・使える波長・焦点距離
公式ページへ
ナルックス株式会社

超広角Diffuser

フラッシュLiDARの面照射

接線角の大きなマイクロレンズアレイで、レーザーを160°を超える広い角度へ広げる拡散板です。フラッシュ方式のLiDARやドライバーモニタリングのように、広い範囲を一度に照らす空間センサーに使えます。外周を明るくするなど、照らす強さの分布も作り込めます。

コスト要見積

種類
拡散板(光を広げる)
拡散角・発散角
160°⁠⁠⁠超
レンズの形・並び
接線角の大きなマイクロレンズアレイ
記載なし
材質・レンズピッチ・外形寸法・使える波長・焦点距離
公式ページへ
Q&A

マイクロレンズアレイ選びで、よくある疑問

購買担当の疑問マイクロレンズアレイの価格は、いくら?

値段を公式に出しているのは3製品です。ソーラボのMLA150-7ARが74,678円、エドモンド・オプティクスの#64-490が111,300円(1〜10個の単価)、大興製作所の30×30×8.38mmが187,000円(税込)⁠で⁠す⁠。ほかの会社は見積もりで、設計から作る特注が中心です。

設備担当の疑問マイクロレンズアレイの種類と違いは?

光の扱い方で3つに分かれます。レンズ1つずつで光を集める結合用、アレイ全体で光をならすフライアイ、光を広い角度へ広げる拡散板です。ナルックスは、通信用と照明用で求める性能も仕様もまったく違うと説明しています。

設備担当の疑問フライアイレンズとマイクロレンズアレイの違いは?

フライアイレンズは、照明の光をならすために使うレンズアレイです。シグマ光機のFEL-5860R03-42.07PMは2枚1組で使い、エドモンド・オプティクスの#64-490や大興製作所の製品は両面にレンズがあり1枚で済みます。

設備担当の疑問材質はガラス・樹脂・石英でどう違う?

ガラスは熱膨張が小さく、ナルックスはレンズピッチの精度を保証値0.1μm以下にしています。合成石英はエドモンド・オプティクスの#64-490のように200〜2200nmで使え、シリコンはコヒレントの製品のように1260〜1340nmの近赤外用です。日本特殊光学樹脂のFE10はPMMAで、100mm角の大きな品を作れます。

工場長の疑問光通信のファイバー結合に使えるのは?

住田光学ガラスの非球面マイクロレンズアレイは、設計波長1550nm、レンズピッチ250µmのコリメータ用のサンプルがあります。ミラー付きの型は、光ファイバーアレイとPDアレイの結合に使えます。ナルックスのガラス製や、コヒレントのシリコン製も通信向けです。

設備担当の疑問レーザーの光を均一にするには?

フライアイの型を使います。大興製作所のシリカガラス製は深紫外〜近赤外を通し、レーザー光やUV光の均一化に使えます。エドモンド・オプティクスの#64-490は発散角±10°で、フラットトップやラインの照明向けです。

設備担当の疑問レーザーで明暗の模様が出るのはなぜ?

干渉しやすいレーザーを広げると、レンズの開口による回折やレンズ同士の干渉で明暗の模様が出ます。ナルックスのランダムマイクロレンズアレイは、レンズピッチなどの周期をわざと崩して模様を減らします。

設備担当の疑問波面センサーに使うなら?

ソーラボのMLA150-7ARは、150µmピッチ・焦点距離5.6mmで、シャックハルトマン波面センサーを自分で組むときに使えます。ナルックスのマイクロレンズアレイは、口径8.2mのすばる望遠鏡の波面センサーにも使われています。

経営者の疑問LiDARやHUDで光を広げるには?

拡散板の型を使います。ナルックスの超広角Diffuserは、レーザーを160°を超える角度に広げ、フラッシュ方式のLiDAR向けです。デクセリアルズの無機拡散板は合成石英製で、拡散角は2°〜9°(強度50%の全幅)、プロジェクターやHUD向けです。

購買担当の疑問1個から買える?量産は頼める?

ソーラボ・エドモンド・オプティクスの標準品と、大興製作所の製品は通販で1個から買えます。住田光学ガラスは金型で月産10,000個以上に応じ、日本特殊光学樹脂は専用の金型を作って仕様を保つ品にも応じます。

設備担当の疑問ARコートは付いている?

製品で違います。ソーラボのMLA150-7ARは400〜900nmのARコート付き、シグマ光機のFEL-5860R03-42.07PMは400〜700nmの反射防止膜付きです。大興製作所の製品とエドモンド・オプティクスの#64-490は未コート品です。

TYPES

マイクロレンズアレイの種類の違い

結合用(レンズ1つずつで集める)

並んだレンズの1つずつが、別々の光を集めたり平行にしたりする型です。光ファイバーやVCSELとの結合、波面センサーに使います。ピッチと位置の精度が性能を決めます。

向いている使い方

  • 光ファイバーアレイとの結合
  • VCSELやLDの光を平行にする
  • 波面センサーを組む

根拠:個々のレンズが個別の光学系を有し、それらが集合してレンズアレイを形成しているのに対し(出典1)

この種類の4製品を表で見る

フライアイ(全体で光をならす)

アレイ全体で1つの光学系になり、光源のむらをならして一様な照明にする型です。2枚1組で使うものと、両面にレンズを付けて1枚で済むものがあります。プロジェクターや露光装置、レーザーの均一化に使います。

向いている使い方

  • プロジェクターの照明
  • 露光装置やUV硬化の均一照明
  • レーザーのビームホモジナイザー

根拠:照明用ではレンズアレイ全体で1つの光学系となっているなど(出典1)

この種類の5製品を表で見る

拡散板(光を広げる)

微細なレンズで、点のような光源の光を決めた角度へ広げる型です。拡散角を設計で決められ、LiDARの面照射やヘッドアップディスプレイに使います。レーザーで出る明暗の模様を、レンズの並びを崩して減らすものもあります。

向いている使い方

  • フラッシュ方式のLiDAR
  • ヘッドアップディスプレイの中間スクリーン
  • レーザー光源のプロジェクター

根拠:微細なレンズ形状で点光源の光を面状に拡大する無機拡散板(出典12)

この種類の2製品を表で見る
MAKERS

マイクロレンズアレイの主なメーカー9社

エドモンド・オプティクス・ジャパン株式会社

両面のシリンダーレンズを一体にした合成石英のフライアイで、2枚を合わせる調整がいりません。

東京都

コヒレント・ジャパン株式会社

近赤外を通すシリコンで作るマイクロレンズアレイです。

東京都

シグマ光機株式会社

2枚を組にして使うと、ランプのように強く広がる光も四角い一様な光に変えられるフライアイレンズです。

東京都

株式会社住田光学ガラス

直径1mm以下の非球面レンズをガラスモールドで並べた、光通信向けのレンズアレイです。

埼玉県

ソーラボジャパン株式会社

溶融石英の基板に、円形の平凸レンズを150µmピッチで並べた標準品です。

東京都

株式会社大興製作所

シリカガラスを型で成形し、両面にレンズを並べたマイクロレンズアレイです。

京都府

デクセリアルズ株式会社

無機材料だけで作った拡散板で、微細なレンズ形状が点光源の光を面に広げます。

栃木県

ナルックス株式会社

ガラス成形で量産するマイクロレンズアレイで、レンズピッチの精度は保証値で0.1μm以下です。

大阪府

日本特殊光学樹脂株式会社

アクリル(PMMA)で成形した、100mm角の大きなフライアイレンズです。

東京都

出典
  1. ナルックス マイクロレンズアレイ
  2. 住田光学ガラス 非球面マイクロレンズアレイ
  3. 住田光学ガラス フライアイレンズ
  4. 住田光学ガラス ミラー付マイクロレンズアレイ
  5. コヒレント マイクロレンズアレイ
  6. ソーラボ マイクロレンズアレイ MLA150-7AR
  7. ソーラボ マイクロレンズアレイ、溶融石英製
  8. 大興製作所 マイクロレンズアレイ(ラボマイスター)
  9. 日本特殊光学樹脂 フライアイレンズ・レンズアレイ
  10. シグマ光機 Fly-Eye Lenses FEL(米国向け公式サイト)
  11. エドモンド・オプティクス フライアイコンデンサーアレイ #64-490
  12. デクセリアルズ 無機拡散板
掲載基準

レーザー・光通信・プロジェクター・センサーの装置に組み込むマイクロレンズアレイ(レンズ1つずつで光を集めて結合する型、全体で光をならすフライアイレンズ、微細なレンズで光を広げる拡散板)で、メーカーが自社のブランドで作り、公式の製品ページで材質かピッチか寸法を確かめられた製品です。外資のメーカーは、日本法人が日本語の公式サイトで売っているものだけ載せました。シグマ光機は日本語の公式サイトがメンテナンス中で開けなかったため、同じ会社の米国向けの公式サイトで仕様を確かめました。大興製作所は、自社が運営する通販サイトの製品ページで寸法と価格を確かめました。住田光学ガラス・ナルックス・コヒレントは型番の標準品ではなく、サンプルの仕様か特注で作る範囲を載せています。単レンズ(光学レンズの比較)、非球面の単レンズ(非球面レンズの比較)、回折を使う素子(回折格子の比較)、フレネルレンズやレンチキュラーレンズ、液晶パネルや撮像素子に作り込まれたマイクロレンズは載せていません。

マイクロレンズアレイを作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

CITE

引用

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