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GUIDE / TORQUE-HINGE

トルクヒンジとは?制御盤・医療機器・OA機器で使うトルクヒンジ(フリーストップヒンジ)の種類(フリーストップ・ワンウェイ・トルク調整式)と、トルク・耐久回数・価格の選び方

扉や蓋を好きな角度で止めておくトルクヒンジ(フリーストップヒンジ)の3つの種類、必要なトルクの計算、付ける数と向き、耐久回数と使える温度、値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月1日更新

この記事の答え

トルクヒンジは、扉や蓋を好きな角度で止めておく蝶番です。フリーストップヒンジとも呼びます。トルクのかかり方で、両方向に効くフリーストップ型・閉じる向きだけに効くワンウェイ型・付けた後でトルクを変えられる調整式に分かれます。選ぶときは「扉の重さと長さ」「トルクの向き」「付ける向き」の3つを先に決めます。

トルクヒンジとは

トルクヒンジは、軸の中の摩擦でトルクを出し、手を離しても扉や蓋がその角度で止まる蝶番です。制御盤や検査装置の扉、医療機器や音響機器の蓋、液晶モニターや監視カメラの角度合わせに使います。

比較ページには、日本の会社が自社で作るか自社ブランドで売るトルクヒンジを、型番の単位で載せています。閉まる速さをゆっくりにするダンパーヒンジ、ばねで戻すスプリング蝶番、商社が売る他社製品は載せていません。

3つの種類

  • フリーストップ型:開ける向きにも閉じる向きにも同じトルクがかかります。例はタキゲン製造の B-1109-1、スガツネ工業の HG-TA30R、栃木屋の TH-125-1 ⁠⁠です
  • ワンウェイ型:開ける向きは軽く、閉じる向きだけにトルクが効きます。例はタキゲン製造の BP-160-1 と、オリジンのワンウェイヒンジ OWH ⁠⁠⁠です
  • トルク調整式:ボルトやナットで、付けた後にトルクを変えられます。例はスガツネ工業の HG-TQJ100-A と、イマオコーポレーションの FTTH5050 ⁠⁠⁠です

必要なトルクの出し方

  • イマオコーポレーションのカタログでは、ドアの開閉最大トルクを、M=(ドア全長×ドア質量×重力加速度×sinθ)/2 で出します
  • 長さ0.8m・3.5kgのドアを120°開ける例では11.9N・mになり、FTTH6060 を2個選んでいます
  • 出したトルクを、付けるヒンジの合計で満たすように数を決めます

付ける数と向き

  • タキゲン製造は、1枚の蓋に3個以上付けないよう案内しています
  • 2個使うときは、軸が同じ線の上にそろうように付けます
  • タキゲン製造の B-1109 は軸を水平にして付けます。縦使いには B-1209 や B-1249 を案内しています
  • ワンウェイの BP-160-1 は縦使いができません

耐久回数と使える温度

  • タキゲン製造の B-1109-1 と BP-160-1、スガツネ工業の HG-TA30R は、2万回の開閉試験を通っています
  • スガツネ工業の配線穴付きの型は5万回、オリジンのワンウェイヒンジは保証寿命が2万サイクル(往復)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 使える温度は、B-1109-1 が-10〜45℃、BP-160-1 が0〜60℃、HG-TA30R が0〜40℃、TH-125-1 が5〜40℃です

手入れ

  • 潤滑油などは差しません。タキゲン製造は B-1109 に潤滑油を使わないよう案内しています
  • B-1109 は金属どうしの摩擦を使わない作りで、金属粉や異音が出ません

値段

  • 値段を公式に出しているのはスガツネ工業・栃木屋・イマオコーポレーションです
  • 栃木屋の TH-125-1 は1,023円(税込)、スガツネ工業の HG-TA30R は1,485円(税込)、調整式の HG-TQJ100-A は12,320円(税込)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • イマオコーポレーションの FTTH5050 は5,700円で、税込か税抜かは書いていません
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