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GUIDE / SOLENOID-ACTUATOR

ソレノイドアクチュエータとは?プル・プッシュ型・チューブラ型・自己保持型・ロータリ型の違いと、ストローク・吸引力・通電率・価格の選び方

電気を流すと可動鉄心が動くソレノイドアクチュエータについて、4つの種類の違い、ストロークと吸引力の関係、通電率、ACとDCの違い、熱とヒューズ、値段を、国内メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月5日更新

この記事の答え

ソレノイドアクチュエータは、電気を流すと可動鉄心が動き、機械の押し引きや回転をする電磁部品です。電磁ソレノイドとも呼びます。動き方と作りで、引き込むプル・プッシュ型・円筒形のチューブラ型・電気を切っても位置を保つ自己保持型・軸が回るロータリ型に分かれます。選ぶときは「直線か回転か」「どの距離で何N要るか」「連続で通電するか」の3つを先に決めます。

ソレノイドとは

ソレノイドは、銅線に電流を流して磁界を作り、可動鉄心を固定鉄心の方へ吸い寄せる部品です。電気エネルギーを機械的な直線運動に変えます。機械のストッパやレバー、自販機や医療機器の切替、搬送装置の振分けに使います。

比較ページには、自社で作る日本の会社のソレノイドを、各社の代表の型式の単位で載せています。流体を開け閉めする電磁弁、モーターで動く電動アクチュエータ、空気圧のロータリアクチュエータは載せていません。

4つの種類

  • プル・プッシュ型は、可動鉄心を引き込むいちばん基本の型です。例はタカハ機工の CA0830 と、国際電業の SA-1192 ⁠⁠です
  • チューブラ型は、コイルを円筒形のケースに収めた型で、狭い所に付けやすくなります。例はケージーエスの SDC-15PH(6D) ⁠⁠です
  • 自己保持型は、永久磁石で電気を切っても位置を保ちます。例はケージーエスの KPS-1040(10T) と、ニッコーシの WSM-05A-GL ⁠⁠です
  • ロータリ型は、軸が回ります。例は新電元メカトロニクスの RM301-4P と、タカノの RSR20/10-CAB0 ⁠⁠です

ストロークと吸引力

  • 動く距離が長いほど、吸引力は落ちます
  • ケージーエスの SDC-15PH(6D) は、3mm時に3.2N、5mm時に2Nです
  • 国際電業の SA-1192 は、ストローク10mmで定格吸引力7.8Nです
  • 使う距離のときの値で選びます

通電率

  • 通電率は、ON-OFFのうち電気を流している時間の割合です
  • タカハ機工の CA0830 は、通電率100%で1.02N、通電率6%で8.40Nです
  • 連続で流すなら、通電率100%の値で選びます
  • 通電率を下げて使うと最大ストロークまで動きますが、吸引力にばらつきが出ます

ACとDCの違い

  • ACは交流でそのまま動きます。国際電業の SA-9,10,11シリーズは、吸引力4.9N〜7.8N、ストローク10mmの標準形です
  • DCは突入電流がなく、電源回路を組みやすくなります
  • DCは、ACのようなうなりが出ません

自己保持型とロータリ型

  • 自己保持型は、動かすときだけ電気を流すので、消費電力と発熱を抑えられます。戻すときは逆向きの電気を流します
  • ニッコーシの WSM-05A-GL は、厚さ3.5mmで吸着力4.8Nです
  • 新電元メカトロニクスの RM301-4P は、推奨回転角度40°(±20°)以下で、期待寿命は2000万回です
  • タカノの RSR20/10-CAB0 は、約90°の範囲で動作角を決められ、24Vでピークトルク0.12N・mです
  • 両方向に回す型や自己保持型は、極性を切り替える回路を別に用意します

熱とヒューズ

  • 動かすほどコイルは熱くなります。新電元メカトロニクスの RM は、定格どおりで約85℃になるよう作られています
  • 周囲温度が30℃を超えるときは、作動周期を下げるか電圧を下げます
  • ソレノイドにはヒューズが入っていないので、入力ラインにヒューズを入れます

値段

  • 値段を公式に出しているのは、タカハ機工の CA0830 で、公式通販の1,320円(税込)⁠で⁠⁠⁠⁠す
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