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GUIDE / SET-SCREW

止めねじ(イモネジ)⁠と⁠は⁠?くぼみ先・平先・とがり先の違いと規格・強度区分の選び方

プーリ・歯車・カラーを軸に止める六角穴付き止めねじ(イモネジ・ホーローセット)の選び方。先端形状の種類、ねじ径の範囲、材質と強度区分、規格、表面処理を、メーカーの公式資料で確認します。

2026年11月1日更新

この記事の答え

止めねじは、頭のないねじの先端を相手に押し当てて、軸に付けた部品の動きを止めるねじです。選ぶときは、ねじ径と長さを合わせ、次に先端形状、材質と強度区分、規格品か自社規格かを確かめます。表の4製品はどれも公開価格がないため、仕様と数量をそろえて見積もりを取ります。

止めねじとは

頭のないねじで、六角穴に六角レンチを差して締めます。イモネジ・ホーローセットとも呼びます。アンスコの製品紹介では、部品間の動きを止めたり、軸に部品を横方向から固定したりするときに使うねじとして案内しています。

止めねじの比較ページでは、軸に部品を止める六角穴付き止めねじを扱います。頭の付いた六角穴付ボルトやボタンボルト、位置決めのストッパーボルト、ボールプランジャは別の部品として分けています。

止めねじの種類:くぼみ先・平先・とがり先・棒先の違い

  • くぼみ先は、先端をくぼませた形です。東工舎金属製作所のくぼみ先は、JIS B 1177の規格品です
  • 平先は、先端を平らにした形です。アンスコは平先をM2〜M12でそろえています
  • とがり先は、先端をとがらせた形です。アンスコのとがり先もM2〜M12です
  • 棒先は、先端を棒のように伸ばした形です。アンスコの棒先はM3〜M12です

先端の形が変わると、相手に当たる形も変わります。同じねじ径でも先端形状を替えて注文せず、図面の指定どおりに選んでください。

特殊な先端:W山とギザ

  • アンスコのAW-Pointは、先端をW山形にした止めねじです。W山形の中心で締め付け、初期の締め付け力を高めます
  • 東工舎金属製作所のギザスクリューは、逆転止めの止めねじとして案内しています。同社はダブルポイントも作っています
  • AW-Pointは自社規格です。特殊先端は、寸法をメーカーの資料と図面で照合します

W山とギザの仕様は、アンスコの製品紹介と東工舎金属製作所の止めねじのページ⁠で確認できます。

材質と強度区分

  • 東工舎金属製作所の止めねじは、SCM435またはSNCM240の構造用合金鋼です
  • 強度区分は45Hです。東工舎金属製作所は、45Hを硬さHRC45〜53と示しています
  • アンスコの鋼製品もSCM435の45Hです
  • ステンレスもあります。アンスコはSUSXM-7でくぼみ先・平先・とがり先をM2〜M12で作り、AW-PointのステンレスはA2・酸処理です

鋼かステンレスかを替えるときは、強度区分の書き方も変わります。材質と強度区分は、いつも組にして指定します。

表面処理とゆるみ止め

  • 東工舎金属製作所の基本の表面処理は、黒染め(酸化鉄皮膜)⁠で⁠す⁠。ユニクロ・クロメート・三価クロメートなどのめっきも相談に応じています
  • アンスコのAW-Pointは、黒染めと各種めっきです
  • アンスコは、ナイロンの繰り返し式と、接着剤を使う固着式の2種類のゆるみ止め加工を自社で手がけています。ハイテンプは最大260℃に耐えます

ゆるみ止めの内容はアンスコの事業内容⁠で確認できます。

見積もり・発注で伝えること

  • ねじ径・ピッチ・長さを伝えます。東工舎金属製作所は止めねじをM2〜M36まで作れると案内しています
  • 細目やインチのねじは、作れるかを先に確かめます。東工舎金属製作所は、メートル細目ねじ・ユニファイねじ・ウィットねじも相談に応じています
  • 先端形状・材質・強度区分・表面処理をそろえます
  • ゆるみ止め加工の有無と、数量・納期をそろえて見積もりを比べます。この比較の価格は未収録です

独自の型式がない標準品は、径と長さだけで発注せず、先端形状と材質・強度・表面処理まで含めてメーカーの図面と照合します。

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