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GUIDE / SANITARY-PUMP

サニタリーポンプとは?食品・飲料・医薬の工場で使うサニタリーポンプの種類(ロータリー・渦巻・スクリュー)と、吐出量・圧力・洗浄の選び方

食品・飲料・医薬・化粧品の液を衛生的に送るサニタリーポンプの3つの種類、ロータリーポンプと遠心ポンプの違い、吐出量と吐出圧力の幅、CIP洗浄と軸封の選び方、アセプティック仕様を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月4日更新

この記事の答え

サニタリーポンプは、食品・飲料・医薬・化粧品の液を、汚さず衛生的に送るためのポンプです。送り方で、ローターで送るロータリーポンプ・羽根車で送るサニタリー渦巻ポンプ・ねじで送るスクリュー式に分かれます。選ぶときは「液の粘度」「1分あたりの量」「洗い方と液温」の3つを先に決めます。

サニタリーポンプとは

サニタリーポンプは、食品・飲料・医薬・化粧品の液を、汚さず衛生的に送るポンプです。接液部はステンレスで、液がたまりにくく、CIP洗浄や分解洗浄がしやすい作りにしてあります。

比較ページには、メーカーが自社の製品として案内しているサニタリーポンプを、各社の代表の型の単位で載せています。輸入販売の商社が売る製品、部品だけの販売、中古品は載せていません。

3つの種類

  • ロータリーポンプ:ケーシングの中で回るローターが液を閉じ込めて送ります。例はナカキンのJM型とAMXN型、フリスタンのFK型です
  • サニタリー渦巻ポンプ(遠心ポンプ):羽根車の遠心力で液を送ります。例はイワキのISP、大阪サニタリーのSE型、フリスタンのFP型です
  • スクリュー式:ねじの溝で液を押し出します。例は伏虎金属工業のBQ型、兵神装備のNHL-G型です

ロータリーポンプと遠心ポンプの違い

  • ロータリーポンプは容積式で、回転数で量が決まります。ナカキンのJM型は、背圧が変わっても量が安定します
  • 遠心ポンプは、さらさらした液を大量に送るのに向きます。イワキのISPの粘度の範囲は、1〜250mPa·sです
  • 粘い液はロータリーポンプに回します。フリスタンのFK型は、1,000,000mPa·sまでの液を送ります

吐出量と吐出圧力

  • イワキのISPは、最大140m³/h(50Hz)、最高揚程85m(60Hz)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • ナカキンのJM型は、最大1,470L/min、最大吐出圧力は標準1.0MPaです
  • フリスタンのFK型は、2.3〜26m³/h、吐出圧力は12〜20barです
  • 兵神装備のNHL-G型は、0.5〜13.2L/min、最高0.8MPaで、少量の充填に使います

洗浄と液温

  • ナカキンのJM型とAMXN型は、耐熱温度が標準95℃で、CIP洗浄の温水や薬剤をそのまま流せます。高温仕様は150℃です
  • イワキのISPの液温は、5〜95℃で、オプションで140℃です
  • 伏虎金属工業のBQ型の使用温度は、標準100℃で、特殊仕様で200℃です
  • 無菌のラインには、ナカキンのAMXN型のようなアセプティック仕様を使います。製品と大気のあいだを無菌水や蒸気で仕切ります

軸封の選び方

  • メカニカルシールは漏れにくく、高い圧力に向きます。ナカキンのJM型はインサイド式です
  • Oリングシールは、分解洗浄を頻繁に行うときに組み付けが楽です。ナカキンのJO型がこの形です
  • イワキのISPは、外部注水式のメカニカルシールも選べます

価格

  • 載せた製品とも、メーカーの公式サイトに値段は出ていません
  • 送る液の粘度・吐出量・吐出圧力・液温・洗い方を決めて、各社に見積もりを取ります
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