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GUIDE / ROTARY-DAMPER

ロータリーダンパーとは?装置の蓋・扉・トレイをゆっくり閉めるロータリーダンパー(回転ダンパー)の種類(ギア付き・軸直結・トルク調整式)と、トルク・効く向き・耐久回数・価格の選び方

蓋やカバーをオイルの粘りでゆっくり閉めるロータリーダンパー(回転ダンパー)の3つの種類、一方向と両方向の違い、トルクの選び方、付け方、耐久回数と使える温度、値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

ロータリーダンパーは、中に入れたオイルの粘りで、蓋やカバーをゆっくり閉める部品です。回転ダンパーとも呼びます。付け方で、ギアにかみ合わせるギア付き型・蓋の軸に直接つなぐ軸直結型・付けた後でトルクを変えられるトルク調整型に分かれます。選ぶときは「蓋の閉め方」「必要なトルク」「効く向き」の3つを先に決めます。

ロータリーダンパーとは

ロータリーダンパーは、蓋や扉に連結したシャフトが回るとき、中のオイルの粘りがブレーキになって動きをゆっくりにする部品です。装置の天蓋や前蓋、検査機器の扉、AV機器や事務機器のカバー、バスや列車の荷物棚の蓋に使います。

比較ページには、日本の会社が自社で作るか自社ブランドで売るロータリーダンパーを、型番の単位で載せています。直線で動く物を止めるショックアブソーバ、扉を好きな角度で止めるトルクヒンジ、商社が売る他社製品は載せていません。

3つの種類

  • ギア付き型は、相手のギアやラックにかみ合わせて回します。直線で動くトレイにも使えます。例はニフコの 2R8J-135 と、栃木屋の TM-351G-1-LR ⁠⁠です
  • 軸直結型は、蓋の回転軸にシャフトを直接つなぎます。例はタキゲン製造の B-887-40K-R と BP-879-1-R-15K、TOK の TD42A2-50K、栃木屋の TM-352-1-RR、ニフコの 3W5K ⁠⁠です
  • トルク調整型は、付けた後で溝を回してトルクを変えられます。例は TOK の TD27A1-10/20K ⁠⁠です

一方向と両方向

  • 一方向の型は、片方の向きだけにトルクが効き、逆向きは軽く回ります
  • ニフコの 3W5K は CW だけに効き、逆の CCW は0.5N・m以下です
  • タキゲン製造の BP-879-1-R-15K は、180°の範囲の片方向だけに効き、逆向きは無負荷です
  • 栃木屋の TM-351G-1-LR は両方向に効き、TM-352-1-RR は時計方向だけに効きます

トルクの選び方

  • 使い方(蓋をどう閉めるか)⁠・トルク・サイズの3つで選びます
  • タキゲン製造は、定格負荷トルクは扉の重さではなく、ダンパーにかかる負荷トルクを出して選ぶよう案内しています
  • 仕様より高いトルクで使うと、蓋はゆっくり閉まらなくなり、油漏れや破損の元になります
  • トルクの大きい順では、TOK の TD42A2-50K が4.90N・m、タキゲン製造の B-887-40K-R が390cN・m、栃木屋の TM-351G-1-LR が100±20mN・mです

付け方

  • 本体(ハウジング)を固定側、シャフトを蓋やドアの側に付けます
  • ダンパーとは別に、必ずストッパーを付けます
  • 軸荷重は、タキゲン製造の B-887 が29.4N以内、BP-879 が49N以内です
  • 軸やギアに横向きや軸方向の荷重をかけると、油漏れの元になります

耐久回数と使える温度

  • タキゲン製造の B-887-40K-R と BP-879-1-R-15K、TOK の TD27A1-10/20K は10万回です
  • 栃木屋の2製品は5万サイクル以上、ニフコの 2R8J-135 は50,000サイクル、3W5K は10,000サイクルです
  • 使える温度は、タキゲン製造の2製品が0〜40℃、栃木屋の2製品が0〜50℃です
  • 温度で油の粘りが変わるので、トルクも変わります

値段

  • 値段を公式に出しているのは栃木屋です
  • 栃木屋の TM-351G-1-LR は1,419円(税込)、TM-352-1-RR は1,639円(税込)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • TOK・ニフコ・タキゲン製造は公式サイトに価格を出していないので、見積で確かめます
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