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GUIDE / PLASTIC-BEARING

樹脂ベアリングとは?樹脂ブッシュ・複層ブッシュ・樹脂ボールベアリングの種類と、材質・許容面圧・使用温度の選び方

油を差さずに使える樹脂ベアリングの3つの種類(樹脂だけのすべり軸受・裏金付きの複層・樹脂の玉軸受)、材質ごとの許容面圧と使用温度、水中・薬液中で使える製品、標準品のサイズを、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月4日更新

この記事の答え

樹脂ベアリングは、油を差さずに使える、樹脂でできた軸受です。樹脂軸受・プラスチックベアリングとも呼びます。作りで、樹脂だけのすべり軸受・裏金に樹脂を重ねた複層のすべり軸受・輪を樹脂にした玉軸受に分かれます。選ぶときは「荷重はどれくらいか」「何℃で使うか」「水や薬品がかかるか」の3つを先に決めます。

樹脂ベアリングとは

樹脂ベアリングは、軸の回転・揺動・直動を、油を差さずに受ける軸受です。樹脂は自分で滑る性質(自己潤滑性)があるので、焼き付きを防ぐ給油がいらず、周りを油で汚しません。

比較ページには、メーカーが自社で作る樹脂ベアリングを、代表の型番の単位で載せています。代理店が売る他社製品、軸受の材料の板や棒だけのものは載せていません。

3つの種類

  • 樹脂だけのすべり軸受は、ポリアセタール・ナイロン・PTFEなどで作るブッシュです。例はオイレス工業のオイレス#80、イグスのイグリデュールJ、大同メタル工業のダイハイロンDHA、スターライト工業のエスベアA1120、NTNのARF形です
  • 複層のすべり軸受は、金属の裏金に青銅を焼き付け、PTFEなどの樹脂を表に重ねたブッシュです。例はオイレス工業のドライメットLFと、大同メタル工業のダイダインDDK35です
  • 樹脂の玉軸受は、外輪・内輪を樹脂にした玉軸受です。例はイグスのxiros、TOKのPK-30-GHP10、高井精器のC22080-PEEKPKAです

許容面圧と荷重

  • オイレス#80の許容最高面圧は、17.5N/mm²です
  • イグリデュールJの推奨最高許容面圧は、35MPaです
  • ドライメットLFの許容最高面圧は、49N/mm²です
  • ダイダインDDK35の面圧は、常用49MPa以下、最高137MPaです
  • 樹脂の玉軸受では、高井精器のC22080-PEEKPKAの許容荷重が49Nです
  • 重い荷重を受けるなら、樹脂だけのものより裏金付きの複層を選びます

使用温度

  • オイレス#80は、-40〜+80℃で使えます
  • スターライト工業のエスベアA1120は、連続使用温度が80℃です
  • ダイハイロンDHAは、-40〜140℃で使えます
  • NTNのARF形は、260℃以下で使えます
  • ドライメットLFとダイダインDDK35は、-200℃から280℃まで使えます

水・薬品がかかる所

  • ダイダインDDK35は裏金がリン青銅で、水中でも使えます
  • 高井精器のPEEK樹脂ベアリングは、大気中・水中・薬液中で使えます
  • TOKのPK-30-GHP10は輪がPEEKで、潤滑剤を使いません。受注生産品です
  • エスベアA1120は、無潤滑のほか油や水の中でも使えます
  • 食品に直接ふれる所は、食品向けの材質かを各社に確かめます

サイズと値段

  • ドライメットLFのブッシュLFBは、内径3〜28mmの標準品があります
  • NTNのARF形は、内径3〜50mmを標準品にしています
  • イグリデュールJは、250種類以上のサイズがあります
  • イグスのxiros BB-608-B180-30-ES-Cは、鋼の608と同じ内径8mm・外径22mm・幅7mmです
  • このページの製品は、どれも公式に値段を出していません。型番と数を決めて見積もりを取ります
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