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GUIDE / COUNTERBALANCE-VALVE

カウンタバランス弁とは?種類(直動形・積層形・ロードホールディング形)の違いと選び方

シリンダの自重落下を止めるカウンタバランス弁の3つの種類、シーケンス弁やブレーキ弁との違い、最高使用圧力・設定圧力・流量の見方を、メーカーの公式カタログからまとめました。

2026年11月5日更新

この記事の答え

カウンタバランス弁は、シリンダの戻り側に背圧をかけて、自重で落ちないように止める圧力制御弁です。カウンターバランスバルブとも呼びます。作りと取付で、チェック弁付き直動形・積層形・ロードホールディング形の3つに分かれます。回路の最高圧力と流量、取付の形を先に決めると、型が絞れます。

カウンタバランス弁とは

カウンタバランス弁は、シリンダの戻り側に圧力をつくり、自重落下などの暴走を防ぐ弁です。戻り側の圧力が設定圧力に届くまで、油を逃がしません。

比較ページには、自社で作る会社の型を、公式カタログで仕様を確かめて載せています。油圧バルブ全体は油圧バルブのページ⁠で比べます。

3つの種類

  • チェック弁付き直動形は、直動形の圧力制御弁にチェック弁を組み込んだ型です。例は東京計器のRCG-03、ダイキンのJQC-G03、不二越のCQ形です
  • 積層形は、電磁弁の回路にバルブを積み重ねる型で、バルブ間の配管がいりません。例は東京計器のTGMR-3、不二越のOCQ-G03、ジェイテクトフルードパワーシステムのブレーキ弁 HRB3Hです
  • ロードホールディング形は、油圧ピストンでバルブの開きを変え、決めた速さで荷を下ろす型です。例はHAWEジャパンのLHTです

圧力と流量の範囲

  • 東京計器のRCG-03は、最高使用圧力21MPa、最大流量45L/minです
  • 東京計器のTGMR-3は、最高使用圧力31.5MPa、最大流量60L/minです
  • 不二越のOCQ-G03は、最高使用圧力25MPa、最大流量100L/minです
  • ダイキンのJQC-G03は、最高使用圧力21MPa、最大流量50L/minです
  • ジェイテクトフルードパワーシステムのHRB3Hは、最高使用圧力25MPa、定格流量20L/minです
  • HAWEジャパンのLHTは、設定圧力が最大45MPa、流量が最大250L/minです

シーケンス弁・リリーフ弁との違い

  • シーケンス弁は、作動の順序を決める弁です
  • リリーフ弁は、回路の圧力の上限を決める弁です
  • カウンタバランス弁は、戻り側の圧力で落下を止める弁です
  • 東京計器のR(C)G形やダイキンのJQ形は同じ本体で、パイロットとドレンの組み合わせを変えて使い分けます

選ぶときの順番

  1. 回路の最高圧力と流量を出します
  2. 取付を決めます。ガスケット取付・ねじ接続か、積層か、カートリッジかです
  3. 設定圧力を、荷が戻り側につくる圧力より高くできる範囲の型にします
  4. 作動油を確かめます。りん酸エステル系は記号を付けた型です

使うときの注意

  • 最低圧力は流量で変わります。特性線図で確かめます
  • システムの圧力には、タンク背圧が加わります
  • パイロットとドレンを組み替えたら、銘板の刻印も直します
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