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GUIDE / BELLOWS-PUMP

ベローズポンプとは?半導体・化学の工場で使うベローズポンプの種類(空気駆動・低脈動・定量)と、吐出量・液温・材質・価格の選び方

蛇腹(ベローズ)を伸び縮みさせて薬液を送るベローズポンプの3つの種類、ダイヤフラムポンプとの違い、脈動の抑え方、吐出量・液温・供給空気圧・接液部の材質の見方、価格の出し方をまとめました。

2026年11月5日更新

この記事の答え

ベローズポンプは、蛇腹(ベローズ)を伸び縮みさせて、薬液を吸って吐き出すポンプです。半導体・液晶・化学の工場では、接液部をPTFE・PFAで作った型で薬液・純水・スラリーを送ります。空気で動かす標準・大流量の型、脈動を打ち消す低脈動の型、モーターで決まった量を入れる定量の型に分かれます。選ぶときは「最大吐出量」「液温と空気圧」「脈動の抑え方」の3つを先に決めます。

ベローズポンプとは

ベローズポンプは、フッ素樹脂などでできた蛇腹を往復させて、液を吸い込んで吐き出す容積式のポンプです。回る軸がないので軸封部がなく、液が外に漏れません。摺動する部分もないので、液が来ていない空運転にも耐えます。

半導体の薬液供給では、接液部をPTFEとPFAで作り、金属を液に触れさせない型を使います。サンゴバンのFuron A2ポンプは、接液部にOリングも金属部品も使っていません。

比較ページには、日本法人のある会社が自社や自社グループで作るベローズポンプを、各社の代表の型の単位で載せています。輸入販売元・代理店が売る海外ブランド、ダイヤフラムポンプ、マグネットポンプ、塗料用のベローズシールポンプは載せていません。

3つの種類

  • 空気駆動(標準・大流量)は、圧縮空気で2つのベローズを交互に動かします。PILLARのPKシリーズは最大121L/min、イワキのFS-100NFは最大100L/minです
  • 低脈動は、ベローズの動きを制御したり、アキュームの機能を組み込んだりして脈動を小さくします。イワキのFLP-75WとPILLARのPRSシリーズがこの型です
  • モーター駆動(定量)は、モーターでベローズを動かして決まった量を入れます。日機装エイコーのGY型は、酸・アルカリの中和や凝集剤の注入に使います

ダイヤフラムポンプとの違い

  • どちらも往復で送る容積式で、膜を動かすのがダイヤフラムポンプ、蛇腹を伸び縮みさせるのがベローズポンプです
  • イワキはFW/FW-Hシリーズで、ベローズ寿命がダイヤフラムタイプの3〜4倍と案内しています
  • サンゴバンのFuron A2ポンプも、作動数が同種のダイヤフラムポンプより少なく、長寿命になるとしています

脈動の抑え方

  • イワキのFLP-75Wは、ベローズの動く位相を制御して、ダンパーを付けずに脈動を抑えます
  • PILLARのPSシリーズは、ポンプとアキュームの機能が一体で、1台で脈動を減らします
  • PILLARのPKシリーズやPEシリーズは、別にアキュームレータを付けて脈動を減らします

吐出量・液温・空気圧

  • 最大吐出量は、PILLARのPKシリーズが121L/min、イワキのFLP-75Wが92L/min、サンゴバンのA2CH3が60L/minです
  • 液温は、PILLARのPKシリーズが10〜180℃、イワキのFLP-75Wが5〜180℃、サンゴバンのA2CH3が0〜85℃、イワキのFS-100NFが5〜60℃です
  • FLP-75Wは液温が上がると供給空気圧の上限が下がり、151〜180℃では0.3MPaです
  • 供給空気圧は、イワキのFS-100NFが0.2〜0.7MPa、PILLARのPRSシリーズが0.2〜0.5MPaGです
  • 最大空気消費量は、FS-100NFのシリーズで1495NL/min、FLP-75Wで647NL/minです。工場の圧縮空気の余力を先に確かめます

スラリーを送るとき

  • サンゴバンのFuronベローズポンプは、SYタイプがスラリー用、CHタイプが薬液用です
  • PILLARは、PCシリーズをCMPプロセス・スラリー用に用意しています

寿命と手入れ

  • サンゴバンのFuron A2ポンプは、1.3億回の耐久作動試験を示しています
  • 日機装エイコーのポリプロピレン製ベローズは、数百万回の往復に耐えます
  • ベローズは消耗します。破れたときに知らせるリークセンサの有無を確かめます

値段

  • このページの6製品は、どれも公式に値段を出していません
  • 吐出量・接液部の材質・コントローラの有無で見積になります。最大吐出量・供給空気圧・液温をそろえて聞きます
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