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GUIDE / PICTURE-RAIL

ピクチャーレールとは?美術館やギャラリー、学校で使う、天井付・壁付・埋込の3種類と、耐荷重・取付ねじの間隔・価格の選び方

絵画やパネルを吊るピクチャーレール(額吊りレール)の3つの種類、許容荷重の考え方、軽量天井や石膏ボードに付けるときの注意、取付ねじの間隔、ワイヤーを2本にしたときの荷重、長さと値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月28日更新

この記事の答え

ピクチャーレールは、天井や壁に付けたレールから、ワイヤーやフックで絵や展示物を吊るす金物です。額吊りレールとも呼びます。付ける場所と時期で、天井にあとから付ける天井付型・今ある壁にあとから付ける壁付型・内装工事のうちにボードと一緒に納める埋込型(先付け)に分かれます。選ぶときは「何kgの物を吊るか」「天井か壁か」「内装工事の前か後か」の3つを先に決めます。

ピクチャーレールとは

ピクチャーレールは、壁に釘を打たずに絵やパネルを吊るためのレールです。レールにフックやワイヤーを掛け、左右の位置はレールの上で、高さはワイヤーの上で動かします。美術館・ギャラリーの展示替えから、学校・事務所・店舗の掲示まで使います。

比較ページには、日本の会社が自社で作るか自社ブランドとして売るピクチャーレールを、レールの型番の単位で載せています。カーテンレール、引戸のハンガーレール、照明用のライティングレール、家庭用だけの品、部品だけの品は載せていません。

3つの種類

  • 天井付型(後付け)は⁠、天井の面や天井と壁の境目に、あとからねじで付けます。例はタキヤのコレダーライン H-1、ケージーパルテックのパルハング E1、スガツネ工業のA10型です
  • 壁付型(後付け)は⁠、今ある壁の正面にあとから付けます。改修でも使えます。例は荒川技研工業のMR-3、タキヤのL-1、トーソーのG-3です
  • 埋込型(先付け)は⁠、内装工事が終わる前に、天井や壁のボードと一緒に納めます。レールが目立ちません。例は荒川技研工業のMC-11、ダイケンのFR30-4C、トーソーのG-1、岡田装飾金物の30シリーズCタイプ、ヒナカのPS-21です

耐荷重(許容荷重)⁠の⁠見⁠⁠⁠⁠方

  • 美術館向けの重い型は、タキヤのH-1とL-1、荒川技研工業のMR-3が100kgで、トーソーのG-1とG-3が70kg、ケージーパルテックのE1が50kgです
  • 荒川技研工業は、軽量の10kgから超重量の150kgまでをそろえています
  • ダイケンのFR30-4Cは、300mmピッチで留めたとき1ピッチあたり30kgです。荷重の書き方はメーカーで違い、1mあたり・1ピッチあたり・1か所あたりがあります
  • ランナー・フック・ワイヤーと組み合わせたときは、一番小さい荷重が全体の荷重になります(ダイケンの資料による)

下地と取付ねじの間隔

  • 吊れる重さは、付ける下地で変わります。トーソーのGシリーズは、軽量天井材や軽量間仕切りに付けると許容荷重が10kgになります
  • ダイケンは、軽量天井で10kg以上吊るときは下地を補強するよう書いています
  • 取付ねじの間隔は、ダイケンのFR30-4Cと岡田装飾金物の30シリーズが300mm以内、トーソーのGシリーズとスガツネ工業のA10型が450mm以内です

ワイヤーの本数と地震への備え

  • ワイヤーを2本にしても、吊れる重さは2倍になりません。荒川技研工業は、2〜4本で吊るときは1本の許容荷重の合計の60%まで、としています
  • トーソーも、ハンガー2本で吊っても許容荷重は70kgまでとしています
  • 地震に備えて、落下を防ぐ金具の付いたフックを選びます。トーソーのGフック70A・70Bはカラビナ付きで、展示物どうしは1m以上あけるよう案内しています

長さと値段

  • 長さは、荒川技研工業のMR-3が2m、タキヤのH-1が3,000mm、ケージーパルテックのE1が4000mm、ヒナカのPS-21が4.00mです
  • トーソーは、0.5〜4mの別製作レールを5mm単位で作ります
  • 値段を公式に出しているのは荒川技研工業とタキヤです。荒川技研工業のMC-11は2mで2,600円、MR-3は2mで8,200円、タキヤのH-1は13,200円、L-1は12,500円です(どれも税抜)
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