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GUIDE / NON-SHRINK-MORTAR

無収縮モルタルとは?機械基礎・鉄骨ベースに使う無収縮モルタル(グラウト材)の種類(汎用・高強度・超速硬・パッド用)と⁠、強度・水量・価格の選び方

機械基礎・鉄骨ベース・橋梁の支承・耐震補強のすき間を埋める無収縮モルタル(無収縮グラウト材)の4つの種類、NEXCOの品質基準、超速硬型の強度の出方、練り混ぜと冬の施工の注意、使用量と値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月28日更新

この記事の答え

無収縮モルタルは、固まっても縮まず、すき間を残さず埋めるモルタルです。無収縮グラウト材とも呼びます。使い方で、流し込みの汎用型・強さを上げた高強度型・数時間で固まる超速硬型・硬く練るパッド用に分かれます。選ぶときは「どれだけ早く荷重をかけたいか」「どれだけの強さが要るか」「流し込むか突き固めるか」の3つを先に決めます。

無収縮モルタルとは

無収縮モルタルは、セメント・砂・膨張材をあらかじめ袋に混ぜたモルタルです。現場では水を足して練るだけで、機械基礎や鉄骨ベースと台板のすき間に流し込みます。固まるときに縮まず、水も浮かないので、すき間が残らずに荷重を伝えます。

比較ページには、日本の会社が自社で作るセメント系のプレミックス品を、代表の品番の単位で載せています。混和材だけの単味タイプ、樹脂系のグラウト、断面修復材は載せていません。

4つの種類

  • 汎用型(流し込み)は⁠、機械基礎・鉄骨ベース・橋梁の支承・耐震補強に広く使います。例は太平洋プレユーロックス、U-グラウト 一般用、フィルコンR、ユニオングラウト、グラウトミックスです
  • 高強度型は、汎用型より強さを上げた型です。例はMG-15Mスーパー、グラウトミックスH、NSグラウト、金属骨材入りのシーカグラウト 880です
  • 超速硬型は、数時間で実用の強さが出る型です。例は太平洋プレユーロックススーパー、フィルコンSスーパー、デンカハイプレタスコンTYPE-H、タイトグラスターです
  • パッド用は、硬く練って突き固め、機械のライナーを載せる台を作ります。例は、デンカパッドプレタスコンとシーカグラウト 330です

品質の基準

  • NEXCOの構造物施工管理要領では、流動性はJ14ロートで8±2秒、ブリーディングは0.3%以下です
  • 圧縮強度は、材齢3日で25N/mm²以上、28日で45N/mm²以上を求めています
  • 汎用型の規格値は、太平洋プレユーロックスとフィルコンRがどちらも28日で50.0N/mm²以上です
  • 高強度型では、MG-15MスーパーとNSグラウトが60N/mm²以上、グラウトミックスHが94.6N/mm²以上です

超速硬型の強さの出方

  • 太平洋プレユーロックススーパーは、3時間で20N/mm²以上です
  • フィルコンSスーパーとデンカハイプレタスコンTYPE-Hは、3時間で24N/mm²以上です
  • マノールのタイトグラスターは、2時間で20N/mm²を超えます
  • 固まるのが早いので、練る量は使い切れる分だけにします

流し込めるすき間

  • 太平洋マテリアルのカタログでは、太平洋プレユーロックスは10mm以上のすき間に充填できます
  • 骨材の細かい太平洋プレユーロックスVFは5mm以上、骨材の入らない太平洋ユーロックスセメントは3mm以上です
  • どれも、水平に1m以内を流す場合の数字です

練り混ぜと施工の注意

  • 水の量は、25kg袋1袋に4L前後が多く、太平洋プレユーロックスは4.5kgを基準に4.2〜4.9kgで調整します
  • 練り上がり温度は10〜35℃に合わせ、冷水や温水で調整します
  • 手練りではなく高速のミキサーで練ります。フィルコンRは、1100rpm以上のハンドミキサーを使います
  • アルミ製の羽根は、異常に膨らむおそれがあるので使いません
  • 気温が5℃以下なら、保温できる環境にするか施工を止めます
  • 1回に練る量は、20分以内に使い切る分にします

使用量と値段

  • 1m³あたりの使用量は、汎用型で75袋前後です。U-グラウトとフィルコンRは75袋、ユニオングラウトは約77袋です
  • 値段を公式に出しているのは8製品で、U-グラウト 一般用とユニオングラウトは25kg袋で4,700円です
  • 太平洋プレユーロックスは188円/kg、NSグラウトは5,900円(税抜)、デンカハイプレタスコンTYPE-Hは280円/kgです
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