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GUIDE / MORTAR-SETCHAKU-ZOKYOZAI

モルタル接着増強剤とは?種類(兼用型・混入型・塗布型)⁠・主成分の違いと選び方

左官の下地にモルタルを付けるモルタル接着増強剤(吸水調整材)の種類、EVA系・アクリル系・SBR系の違い、希釈と混入量の決まり方、価格を、公式資料をもとにまとめました。

2026年11月6日更新

この記事の答え

モルタル接着増強剤は、モルタルに混ぜたり下地に塗ったりして、下地との付きをよくする材料です。吸水調整材・シーラーとも呼びます。塗りも混ぜもするなら兼用型、モルタルに混ぜるだけなら混入型、吸水調整だけなら塗布型を選びます。

モルタル接着増強剤とは

モルタル接着増強剤は、モルタルに混ぜたり下地に塗ったりして、下地との付きをよくする材料です。乾いたコンクリートにモルタルをそのまま塗ると、モルタルの水が下地に急に吸われ、ドライアウトを起こします。塗っておくと水の移動を抑え、混ぜるとモルタルそのものの接着力が上がります。

比較ページには、日本の会社が自社で作るモルタル接着増強剤を、各社の代表の品番で載せています。

3つの種類

  • 兼用型:モルタルに混ぜても、薄めて下地に塗っても使えます。例はマノールのアクリットとサクビ45、富士川建材工業のシーレックス、日本化成のNSハイフレックスHF-1000、レゾナック建材のハイモルエマルジョン EV-300 ⁠⁠です
  • 混入型:モルタルに混ぜて使います。例は太平洋マテリアルの太平洋CX-B、レゾナック建材のペタルス SB-300、日本化成のNSカチオンフレックス、二瀬窯業のカチオンパワー、オバナヤ・セメンテックスのセメンテックスC-360 ⁠⁠です
  • 塗布型:下地に塗って吸水を調整します。例は太平洋マテリアルのTMポリマーCで、塗膜養生材も兼ねます

主成分の違い

  • エチレン酢酸ビニル系(EVA)⁠:レゾナック建材の資料では、吸水調整材で最も多く使われている樹脂です
  • アクリル系:アクリットとTMポリマーCはカチオン系で、砂やセメントと電気で引き合います
  • SBR系:太平洋CX-BとペタルスSB-300は、接着に加えて防水性や耐摩耗性も上がります
  • カチオン系SBR:NSカチオンフレックス、カチオンパワー、セメンテックスC-360があります。組み合わせる粉体が決まっている品もあります

希釈と塗布量

  • サクビ45とアクリットの塗布は、壁が3倍液、床が5倍液です
  • NSハイフレックスHF-1000の塗布は5倍液で、壁は150g/m²、床は200g/m²です
  • TMポリマーCの塗布は2倍液で、100〜150g/m²です
  • ハイモルエマルジョン EV-300の塗布は150g/m²で、吸水の激しい下地は2回塗りで300g/m²です
  • 混入専用のペタルス SB-300とセメンテックスC-360は、下地に塗りません

混入量

  • NSハイフレックスHF-1000の混入は、セメント25kgに2.8kgです
  • ハイモルエマルジョン EV-300とペタルス SB-300の混入は、セメント25kg、砂75kgに4〜5kgです
  • セメンテックスC-360の混入量は、組み合わせるモルタルエースで決まります

選ぶときの注意

  • 塗ったら、乾いてからモルタルを塗ります。ほこりや雨が付くならシートで養生します
  • アクリットは、アルミニウム・ステンレス・FRPなどの下地には使用を避けるよう書いています
  • シーレックスを混ぜたモルタルは、硬化が早まります
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