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GUIDE / KOUSEI-TSUKA

鋼製束とは?木造の床下で大引を支える鋼製束(床束)の種類(ターンバックル式・片ねじ式・ウッドデッキ用)と⁠、調整範囲・荷重・価格の選び方

木造の住宅や店舗の床下で大引を支える鋼製束(床束)の3つの種類、プラ束との違い、調整範囲と長期許容圧縮耐力の見方、めっきと寿命、施工と床鳴りの直し方、値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

鋼製束は、木造の床下で大引を下から支え、ねじで高さを合わせる鋼の床束です。鋼製床束とも呼びます。高さの変え方と使う場所で、胴の中央を回すターンバックル式・片側のねじだけを回す片ねじ式・屋外のウッドデッキ用に分かれます。選ぶときは「土間から大引の下までの高さ」「長期許容圧縮耐力」「屋内か屋外か」の3つを先に決めます。

鋼製束とは

鋼製束は、コンクリートの土間や束石の上に立てて、床の大引を下から支える鋼の床束です。ねじを回して高さを合わせるので、施工のあとでも床鳴りや不陸を直せます。木の束のように土間に切り口が触れないので、湿気で腐る心配もありません。

比較ページには、日本の会社が自社で作るか自社のブランドで売る鋼製束を、各社の代表の型の単位で載せています。樹脂のプラ束、天井下地の吊りボルト、二重床の支持脚は載せていません。

3つの種類

  • ターンバックル式:上下で逆向きのねじを、胴の中央を回して伸び縮みさせます。例はタカヤマ金属工業の F型2845、BXカネシンの PZ-PW330P-Ⅱ、城東テクノの YR-2438L、ツカ・カナモノのステップ1鋼製束です
  • 片ねじ式(ワンウェイ):片側のねじだけを回して高さを変えます。例はコバッシャーのツカエース KL-300 と、タカヤマ金属工業のフラット ワンウェイ鋼製束です
  • 屋外・ウッドデッキ用:雨のかかる所に使います。例はコバッシャーのオールステンレス製ツカエース SM-40 と、ツカ・カナモノのウッドデッキ鋼製束です

プラ束との違い

  • オームの解説では、鋼製束はプラ束の約3倍の強度があります
  • 鋼製束は、木の縮みによる床鳴りや床の不陸を、施工のあとで直せます

調整範囲の選び方

  • まず土間から大引の下までの高さを測り、その高さが調整範囲に入るサイズを選びます。BXカネシンの型は、調整中に赤いラインが見えたら上のサイズに替えます
  • タカヤマ金属工業は施工範囲54〜1,200mmをそろえ、1,200mm以上は特注で作ります
  • ツカ・カナモノのステップ1鋼製束は108〜861mmの10種類で、それより高い床はステップ2鋼製束で75〜2,000mm程度まで受けます
  • BXカネシンの PZ-PW330P-Ⅱ の調整範囲は、280〜390mmです

荷重の見方

  • 床の設計には、最大荷重ではなく長期許容圧縮耐力を使います
  • 長期許容圧縮耐力は、BXカネシンの PZ-PW330P-Ⅱ が11.1kN、タカヤマ金属工業の F型2845 が9.60kNです
  • 最大荷重は試験の値で、城東テクノの YR-2438L は22.89kN(測定値)、ツカ・カナモノのステップ1鋼製束は最低値で20kNです

めっきと寿命

  • タカヤマ金属工業は、溶融亜鉛めっきの鋼製束は屋内で約100年の耐久性があるとしています
  • ツカ・カナモノの解説では、亜鉛は鉄の10〜25倍の耐食性があります
  • 屋外に使うなら、ステンレス製やウッドデッキ用を選びます。タカヤマ金属工業は屋外での使用を保証の対象外にしています

施工と床鳴り

  • 大引受けプレートを大引にビスで留め、ベースプレートはコンクリート面に接着剤で固定します
  • ターンバックルにスパナを差して回し、高さを合わせます。BXカネシンの型は右回りで高く、左回りで低くなります
  • 上下の六角ナットの締付けが足りないと、床鳴りの原因になります。石膏ボードなど重い物を置いたら、高さと締付けを確かめ直します

値段

  • 値段を公式に出しているのは、BXカネシンとコバッシャーです
  • BXカネシンのプロウェーブ鋼製束・Ⅱは、サイズにより1,120〜1,720円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • コバッシャーのツカエース KL-300 は460円、オールステンレス製の SM-40 は610円(どちらも税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す
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