口コミを書く 製品を比べる種類から探す・⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠無料
GUIDE / ASPHALT-ROOFING

アスファルトルーフィングとは?屋根下葺材の種類(940・改質アスファルト・粘着層付き)と、規格・重ね幅・選び方

屋根材の下に張って雨水を止めるアスファルトルーフィング(屋根下葺材)の3つの種類、JIS A 6005の940とJWMA規格のARK 04sの違い、ゴムアスとの違い、粘着層付きの使いどころ、重ね幅や谷・壁ぎわの張り方を、メーカーと業界団体の公式資料をもとにまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

アスファルトルーフィングは、屋根材の下に張って、屋根材のすき間から入った雨水を室内に入れない防水シートです。屋根下葺材・ルーフィングとも呼びます。原紙にアスファルトをしみ込ませた一般の940、ゴムや樹脂を加えた改質アスファルト、裏に粘着層を付けた粘着層付きの3つに分かれます。選ぶときは「求められる規格(JIS A 6005かARK 04sか)」「屋根の勾配と張り方(ステープルか粘着か)」「新築か改修か」の3つを先に決めます。

アスファルトルーフィングとは何か

アスファルトルーフィングは、瓦や金属などの屋根材の下に張る防水シートです。日新工業の解説では、屋根は屋根材・屋根下葺材・屋根勾配の3つの組み合わせで雨水を防ぎ、下葺材は屋根材のすき間から入った雨水が室内に入るのを止めます。

比較ページには、日本の会社が自社で作るアスファルト系の屋根下葺材を、各社の代表の品の単位で載せています。屋上や陸屋根の防水工事に使うシート、透湿ルーフィング、外壁用のアスファルトフェルトは載せていません。

3つの種類

  • アスファルトルーフィング(940など)は、原紙にアスファルトをしみ込ませて両面を覆った一般の品です。田島ルーフィングのPカラー、三島工業のカラールーフ、七王工業のカラールーフィングがJIS A 6005の940の適合品です
  • 改質アスファルトルーフィングは、ゴムや樹脂を加えたアスファルトを使う品です。釘やステープルの穴をふさぐ力が強く、暑さ寒さにも強くしてあります。日新工業のカッパ23、ガムスターのニュースタンダード、静岡瀝青工業の雅などがあります
  • 粘着層付きは、改質アスファルトルーフィングの裏に粘着層を付けた品です。タッカーを打たずに下地へ張り付けます。日新工業のカスタムルーフS、田島ルーフィングのタディスセルフなどがあります

規格(JIS A 6005とARK 04s)

  • 一般のアスファルトルーフィングはJIS A 6005で決まっていて、940は製品の単位面積質量が940g/m²以上、1500は1500g/m²以上です
  • 改質アスファルトルーフィングにはJISが無く、日本防水材料協会(JWMA)の規格ARK 04sが基準です。2004年に業界団体が決め、いまはJWMAの規格です
  • ARK 04sは、釘穴から水が漏れないこと(試験片10個中8個以上)や、寸法が狂いにくいこと(長手・幅とも0±3mm)を決めています
  • ARK 04sは住宅の勾配屋根の下葺材の規格で、陸屋根は対象外だと静岡瀝青工業は案内しています

改質アスファルトとゴムアスの違い

  • 呼び方の違いで、中身は同じです。常裕パルプ工業は、呼び方を「改質アスファルトルーフィング」にそろえることが業界で決まったと案内しています
  • 田島ルーフィングの解説では、改質アスファルトは高温でダレにくく、低温で割れにくい材料です

粘着層付きを選ぶ場面

  • 日新工業の解説では、粘着層付きは重ねた所が一体になって水が入りにくく、タッカーの穴があかず、下地に密着して風にも強くなります
  • 勾配の緩い屋根や、カバー工法の改修でよく使います
  • 田島ルーフィングのタディスセルフは遅延粘着型で、張った直後なら、はがして張り直せます

張り方の決まり

JWMAアスファルト防水部会の屋根下葺材施工要領では、次のように張ります。

  • 重ね幅は、上下(流れ方向)100mm以上、左右(長手方向)200mm以上
  • ステープルは、重ねた所に300mm内外の間隔で留める
  • 棟は越して反対側へ250mm以上折り返す
  • 谷は、幅1000mm程度の下葺材で先に増し張りする
  • 壁に立ち上げる長さは250mm以上、かつ雨押え包み板の上端より50mm以上

張ったあとの水滴

  • JWMAの技術資料では、屋根材を葺く前に下葺材から水が漏れたという苦情の原因は、ほとんどが屋根裏側の結露でした
  • 水滴が全面に付いていれば結露、1か所に集まっていれば釘穴からの漏水を疑います

巻の寸法と重さ

  • 1巻は幅1mで、長さは16〜21mの品が多くあります
  • 重さは、常裕パルプ工業のサンライトルーフィングの14kgから、940の品の23kgまであります
  • 値段は、このページの製品ではどれも公開されていません。屋根の面積と種類を伝えて見積もりを取ります
比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉