口コミを書く
GUIDE / ZANRYU-ENSOKEI

残留塩素計とは?水道・プール・浴場・食品工場で使う残留塩素計の種類(DPD法・電極式ポータブル・連続測定)と、測定範囲・試薬・価格の選び方

水道水やプール・浴場の水に残る消毒の塩素を測る残留塩素計の3つの種類、DPD法とポーラログラフ法の違い、遊離残留塩素と全塩素の違い、水道・プール・浴槽の濃さの基準、連続測定の選び方と値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

残留塩素計は、水道水やプールの水に残る消毒の塩素の濃さを測る計器です。残留塩素測定器・塩素濃度計とも呼びます。試薬で色を付けて読むDPD法の型、試薬を使わず電極で測るポータブルの型、配管につないで連続で測る据え置きの型に分かれます。選ぶときは「持ち歩くか据え置くか」「遊離か全塩素か」「試薬を使うか」の3つを先に決めます。

残留塩素計とは

残留塩素計は、水道水・プール・浴場・食品工場の水に残る、消毒の塩素の濃さを測る計器です。水道法では、給水栓の水が遊離残留塩素を0.1mg/L以上保つように消毒すると決められていて、毎日の点検や浄水場の監視に使います。

比較ページには、日本法人のある会社が自社で作るか自社のブランドで売る残留塩素計を、各社の代表の型の単位で載せています。総代理店が売る海外ブランドの製品、濁度や色度と一緒に測る多項目の水質計、試薬だけの品は載せていません。

3つの種類

  • DPD法(比色・吸光式)は、試薬で色を付けて塩素を読みます。タクミナのCLT-10は標準の色と見比べる比色式で、ハンナのHI97711と共立理化学研究所のDPM2-ClO-DPは光で読んで数字を出します
  • 電極式ポータブルは、ポーラログラフ法で試薬を使わずに測ります。東亜ディーケーケーのRC-31Pがこの型です
  • 連続測定の据え置き型は、配管から水を引き込んで休まず測ります。東亜ディーケーケーのCLF-1610、オプテックスのIR-11-35-22、タクミナのRM-52、富士電機のZVD、横河電機のFC800Dがこの型です

遊離残留塩素と全塩素の違い

  • 次亜塩素酸などの遊離型の塩素が遊離残留塩素で、モノクロラミンなどの結合型の塩素が結合残留塩素です。2つを合わせて残留塩素(全塩素)と呼びます
  • 水道・プール・浴場の基準は、遊離残留塩素で決まっています
  • ハンナのHI97711は、遊離塩素と全塩素を1台で測れます

水道・プール・浴場の濃さ

  • 水道は、給水栓の水で遊離残留塩素を0.1mg/L以上に保ちます
  • プールと循環式の浴槽は、遊離残留塩素を0.4〜1.0mg/Lに保ちます
  • 保育所のプールは、毎時間の水質検査で濃さを確かめます

DPD法とポーラログラフ法の使い分け

  • DPD法は、国の決めた測り方です。試薬はメーカーの決めたものを使います
  • ポーラログラフ法は、試薬の手間と廃液がありません。東亜ディーケーケーのRC-31Pは、使い始めと定期的にDPD法の値へ合わせ込みます
  • 電極式は、pHや電気伝導率が条件から外れると値がずれます。流れのある所では、容器に汲んでから測ります

連続測定の選び方

  • 富士電機のZVDと横河電機のFC800Dは、0〜3mg/Lを回転電極式ポーラログラフ法で測ります
  • オプテックスのIR-11-35-22は、0.00〜3.00mg/Lを0.01mg/L刻みで表示します
  • タクミナのRM-52は0〜2mg/Lを測り、ポンプ制御付きの型では塩素の注入まで任せられます
  • 監視盤へは4〜20mAで送ります。東亜ディーケーケーのCLF-1610は、RS-485も標準で持っています

値段

  • 値段を公式に出しているのは2製品です。ハンナのHI97711は68,000円(税抜・本体のみ)、共立理化学研究所のDPM2-ClO-DPは43,780円(税込)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 連続測定の据え置き型は、どの会社も見積もりです
比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉